これは便利!自分で出来る「ヘアカット」とシャツの「シワ取り」グッズ
髪を切ってから、そろそろ1カ月が経つ。まだ美容室に行くほど伸びてはいないが、えりあしやサイドが少し気になってきた。そんな人は多いのではないだろうか?
中途半端に伸びた髪はイメージもよくないが、こまめにカットできるような経済的な余裕も時間もない……。そこで挑戦したいのがセルフカット。しかし正直なところ、素人がイチからヘアスタイルを作り上げるのは無理な話。まずは、ヘアサロンに行くまでの間に伸びた髪を整えることから始めたい。
そんな“合間カット”を簡単にできるのが、パナソニックの「メンズヘアカッター ER-GC72」だ。刈り高を0.5mm単位で細かく調整でき、3つのアタッチメントを使い分けるだけで、伸びた髪を自分で手直しして清潔感のあるヘアスタイルをキープできる。肘が上がらない角度に設定した新ヘッドアングルを採用するなど、本体のフォルムはセルフカットしやすいように設計されているのも特徴だ。
この「メンズヘアカッター」を使って、初めてのセルフカットに挑戦してみることに。とはいえ、やっぱり自分で髪を切るのは難しそう……。ヘアカッターは便利そうだが、使い方もカットの仕方もよくわからない。そもそも筆者は長めのヘアスタイルで、刈り上げるタイプではないが大丈夫だろうか? そこでプロのヘアスタイリストに、同機を用いた自分でヘアスタイルを整えるコツを教えてもらった。
まずはプロに“セルフカット”のコツを教えてもらう
「やっぱり気になるのは耳まわりとえりあしですね。短くカットした箇所は少し伸びただけで気になるもの。特に直毛で短く刈っている人は、伸びると髪が立ってくる傾向にあるのでセルフカットは効果的です。自分で髪を切った経験がない人は不安かもしれませんが、この『メンズヘアカッター』なら簡単にヘアスタイルを整えられると思います。僕たちがお店で使うものと変わらないし、むしろ高性能で使いやすい(笑)」
プロが教えてくれるセルフカットのコツ3つ
- 刈り高は長めに設定してから切り始める
- 頭を傾けず、まっすぐの姿勢で毛の根元から刃を入れる
- トップは“ナチュラルアタッチメント”でザクザクと
1.失敗しないためのコツは、“長め”に設定してから切り始めること
「ダイヤルで簡単に刈り高を調整できるので、一度長めに刈ってから、少しずつ短くしていけばいいんです。そうすることで失敗を防ぐとともに、自分好みの長さ・濃さも見つかるはず。同じ刈り高でも毛量や髪質によって見え方が異なるので、自分に適した刈り高を探すことで2回目からのセルフカットもラクになりますよ」
2.頭はまっすぐに、毛の根元からすくいあげるように
実際にカットを始めるときは、アタッチメントの角度に沿って、ヘッドをしっかり頭皮に密着させて根元からカット。ヘッドを浮かせて切ると長さが揃わないので注意したい。
「顔はまっすぐ前を見て。カットしているほうに首を傾けてしまいがちえすが、そうすると生え際と一緒に上部の髪まで短くなってしまいます。生え際から上に向かってすくい上げるように、徐々にアタッチメントの先端を浮かせるように動かすといいでしょう」
3.自然に見せるためには、「ラフ」な仕上げがポイント
トップには、すきバサミと同じ機能を持つナチュラルアタッチメントを使う。いかにも切りました、という見え方を避けるポイントだ。
「頭のカタチに沿ってなぞるのではなく、ヘアカッターを立てて髪にザクザク入れていくイメージでカット。ヘッドは同じ箇所にずっと当てず、髪が広がりやすい頭の鉢部分や頭頂部を中心に、小刻みにランダムに繰り返します。頭頂部の毛が長いと髪がぺったんこになるので、すいて軽くして立たせるとバランスよくまとまります。トップは毛の流れに逆らってヘッドを動かすとカットしやすいので、さまざまな方向からヘッドを入れてください」
「今回はサロンに行くまでの“合間カット”なので、生え際の伸びた部分をカットして輪郭を整える程度にとどめましょう。特に長めのヘアスタイルの人は、全体を短くしようとするとヘアデザインが崩れるのでNG。ヘアカッターを使えば意外と簡単にセルフカットができるので、気負わず挑戦してみてください」
ヘアカッターを使って実際にセルフカットに挑戦!
1.サイドは生え際からすくい上げるようにカット
筆者は長めのヘアスタイルなので、スライドアタッチメント「B」を20mmに設定してカット開始。西尾さんのアドバイスどおり、ヘッドを肌にぴったりつけて、下から上へとすくい上げるようにカットしていく。アタッチメントの角度に沿って動かすだけなので意外と簡単! 慣れてくると、生え際から徐々に浮かせるようにカットできるようになった。
2.襟足は手で長さを確認しながらカット
次は襟足。サイドと同様にスライドアタッチメント「B」を使い、同じ20mmに設定してカット。切り方もサイドと同じだが、ヘッドをうまく動かすのが難しい。しかも、えりあしは見えないので合わせ鏡を使いたくなったが、左右反転しているのでかえってカットしづらくなるとのこと。鏡は使わず、手で触って長さとカタチを確認しながら切っていく。後頭部までカットせず、あくまで襟足を整えるに留めるように気をつける。
サイドと襟足をスライドアタッチメント「B」の20mmでカットし終えたら、次に「B」を11mmに設定。先ほど刈った部分と刈っていない上部の境目をカットし、短い髪と長い髪の段差をなじませる。ヘッドを下から上へと細かく動かし、段差を徐々にぼかしていく。
3.トップは毛の流れに逆らってヘッドを入れる
サイドとえりあしを整えたら、すきバサミと同じ機能のナチュラルアタッチメントに付け替えてトップをカット。西尾さんが教えてくれたように、ヘアカッターを立ててザクザクと髪に入れていく。同じ箇所を切るのではなく、ヘッドが頭皮に当たったらすぐ別の箇所へ、トントントンとリズミカルに動かす。特に頭頂部と鉢部分を軽くするイメージで、全体的に思い切りよく繰り返しカットするとナチュラルに仕上がる。毛の流れに逆らってヘッドを動かすとうまくカットできるので、さまざまな方向から切っていく。
セルフカットの仕上がりは?
この違いを見てほしい! 初めてのセルフカットながら、わずか30分程度でここまで変わるとは我ながら驚きだ。最初は不安でおそるおそるカットしていたが、思いのほか簡単で、途中からどんどん楽しくなっていった。それもこれも「メンズヘアカッター」のおかげ。さすがにハサミでは、セルフカットでここまで仕上げることは不可能だろう。
繰り返しとなるが、セルフカットはあくまでサロンへ行くまでのつなぎ。うまく切ろうと気負わず、伸びた部分をすっきり整えるだけと思えば意外と簡単。もし失敗してもサロンへ行けばいいのだから。身だしなみに気を遣うなら、パナソニックの「メンズヘアカッター」で、ぜひ“合間カット”に挑戦してみてほしい。
シャツやスーツのシワがみるみる取れる!
自分でできる便利ギアのもうひとつは、シャツやスーツのシワがカンタンに取れるパナソニック「衣類スチーマーNI-FS470」。クリーニングにいちいち出す時間も経済的余裕もないのはヘアカットと同じ。それが自分で出来るとあらば、使わずにいられない!
試したのは、シワになったシャツ。これまではまとめてアイロンがけをしていた。洗濯してもすぐに着られないから、新しいシャツが増えていくはめに……。「衣類スチーマーNI-FS470」があれば、数分でシワが取れるのだ。
まずはシャツから試してみた
スチームボタンを押しながら軽くシャツに当てていく。見る見るうちにシワが取れるではありませんか! 力を入れて押し付ける必要はないので、お手軽。片手で持てるコンパクトサイズだから、ハンガーに掛けたまま作業するのも苦にならなかった。
ネクタイのシワ、においまで取れる!
さらに便利だと感じたのは、ネクタイにも使えること。結び目はシワが強く残る箇所だが、アイロン台不要でシワが手軽に取れるのだ。ネクタイは首の汗も気になるが、なんとスチームの力でイヤなにおいも約90%脱臭(※2)できる。それだけでも手放せなくなりそう。
スーツのシワ、におい、アレル物質もどんと来い!
においが気になるのは、ジャケットも同じ。そんなにシワがないと思っていたが、実際にかけてみると明らかにパリッとした仕上がりに。相手に与える印象は全く変わりそうだ。そして、においも確かに取れている。スチームを当てることでダメージを与えずにリフレッシュ。正直、これはかなり便利だと感じだ。さらに、花粉(※3)、ダニ(※4)などのアレル物質を抑制する効果もあるとのこと!もはや普通のアイロンに戻れないかも。
便利そうだと思っても、使ってみないと分からない。今回はヘアカッターとスチームアイロンのふたつを試したが、自分でここまで手軽にできるとは思っていなかった。まさに男性の便利ギア最強コンビ! 手放せなくなりそうだ。
(取材・文/津田昌宏、&GP編集部・写真/下城英悟、&GP編集部)
※1アイロン面の温度変化により、スチームの出方が変わります。 ※2脱臭効果について(当社調べ)【試験方法】ニオイをつけたウールの生地に約10秒間スチームをあて、脱臭効果を6段階臭気強度法にて評価。付着させ たニオイは以下のとおり。タバコ臭:約30 Lの試験容器内で約16分間付着。飲食臭(魚、肉を焼いたニオイ):約90 Lの試験容器内で、約10分間付着。汗のニオイ:汗臭薬品(ヘキサン酸+マカデミアナッツオイル)を注射器で0.05 mL滴下。防虫剤臭:約10 Lの試験容器内に防虫剤(ナフタリン系、ピレスロイド系・しょうのう)と布を入れ12日間放置。【試験対象】衣類に付着したタバコ臭・調理臭・汗のニオ イ・防虫剤臭【試験結果】タバコ臭:臭気強度1.2以上低下。飲食臭:臭気強度1.0以上低下。汗のニオイ:臭気強度1.6以上低下。防虫剤臭:臭気強度 1.1以上低下。 ●臭気強度が1下がるとは、90%の低減を意味します。脱臭効果は、スチームをあてる時間、臭気・繊維の種類によって異なります。脱臭効果の感じ方には個 人差があります。 ※3花粉アレル物質試験内容 ●試験依頼先:パナソニック(株)解析センター ●試験報告書番号:4AA33-150918-F02 ●試験報告書発行日:2015年10月13日 ●試験方法:高温アイロン面を押しあてた花粉(Cryj1)抽出液付着布の抑制試験 ●試験結果:1秒間の処理で99.0%以上の抑制率、3秒間の処理で99.9%以上の抑制率 ※4ダニ由来アレル物質試験内容 ●試験依頼先:パナソニック(株)解析センター ●試験報告書番号:4AA33-150918-F02 ●試験報告書発行日:2015年10月13日 ●試験方法:高温アイロン面を押しあてたダニ(Derf1)抽出液付着布の抑制試験 ●試験結果:1秒間の処理で95%以上の抑制率、3秒間の処理で98%以上の抑制率