薄手なのに実はヌクヌク!スマホで温度調整できる「ナノ・ユニバース」のテックウエアが超快適!

こんなご時世なので、多分にもれずテレワーク生活。とはいえ、オフィスに行く必要があったり、気分転換にコーヒーを買いに行ったりと、まったく外出しないわけではない。そんなときは、密回避と運動不足の解消を兼ねての自転車がぴったり。

もちろん冷え込む季節だから、アウター選びには気を遣うところ。アウトドアウエアは暖かいけどモコモコしてるし、ビジカジには合わせにくいという難点がある。

ぴったりなのが、寒い冬でも着膨れせずにスマートに着こなせる「HOTOPIA with nano・universe」。

実はこれ、外側からでは分からないけど、世界初の布製ヒーター付きインナーベスト「HOTOPIA」が装備されているから、内側はポカポカ。しかも、アプリ連動で温度調整ができるテックウエアなのだ。

▲ミーニングフル コンティニュイティ「MC HOTOPIA ショートモッズコート」/4万6200円、ナノ・ユニバース パンツ/8800円、サコッシュ/7700円、ビアンキ「ROMA1」/14万8500円(サイクルヨーロッパ ジャパン)

自転車で、行きつけのカフェスタンドへ向かうときには、アウターをサッと羽織って、アプリを立ち上げて温度設定。玄関を出てから自転車置き場に向かうまでに程よい暖かさに!

近所までなら運動量が少ないから温度設定を強めに、ちょっと長い距離を走るなら、自転車を漕いで運動量が増すから弱めに設定すればいい。

▲ニューエラ×ナノ・ユニバースのマスク/2090円

「HOTOPIA」のいいところは、外気に左右されず、体感の暖かさを調整できるところ。アプリでは4段階の温度調節(40~60℃)ができるから、室内から野外までシームレスに活用することができるのだ。

暖房が入っているお店に着いて、暑ければ電源オフ。しかも手元で操作するだけだから、ちょっとしたことで脱ぎ着する必要もないし、スマートに振る舞える。

手元で電源のオン/オフができるのは想像以上に便利で活用できるシーンは多い! 例えば、ホームで待っている時は寒いけど、電車内が暑い通勤時。もしくは、暖房が効くまでは寒いけど、効いてくると暑いクルマの乗り始めなど。

暖かさを自由自在にコントロールできるから、ストレスも少なくなる。

■「布製ヒーター」の実力

バッテリーを入れて発熱するインナーベストというと「あ〜電熱線」が入っているんだね、と思われがちだけどさにあらず。

HOTOPIAは、銀の繊維を編み込んだ新しいテクノロジーの「布製ヒーター」。均熱性があり面全体で温度が上昇し、体を温める仕組みだ。

局地的に温かくなるわけではないから低温やけどもないし、電熱線が入ってないから電磁波ゼロ。そもそも布なので洗濯もでき、アイロンもかけられる優れもの。

まさにHOTなUTOPIA(暖かさの理想郷)といえるのだ。

使い方は簡単。充電した専用のリチウムイオンバッテリーをインナーベストのポケットに入れ、電源オン。アプリを立ち上げて温度調整するだけ。1分もあれば設定が完了する。

専用バッテリーは、87.8×62.5×14.3mmとスマホの3/4分程度の大きさで、120gと軽量なので重さを感じることがなくストレスもない。約3.5時間で完充電が可能だ。

インナーベストの内側に備わるポケットに収納して、スナップボタン式の端子を接続するだけ。あとは上部にある主電源を入れればウエア側の準備はOK!

操作はスマホで行うが、まずはあらかじめダウンロードしておいた専用アプリ「HOTOPIA」と、Bluetoothでペアリング。「Bluetooth」タブに、表示された該当バッテリーをタップすればペアリングが完了。

操作画面では、Heating level1(弱)~ level4(最強)まで、4段階での温度調整ができるほか、バッテリー残量や予想使用可能時間、今いる地点の天気情報が表示される。バッテリーが少なくなってきたときのアラームも設定でき、連続最大8時間の発熱が可能だ。

一連の流れはモバイルガジェットと変わらず直感的に操作できるから、使い方で迷うことはない。まさにテックウエア。これからの服のあり方を予感させてくれる。

アウターとインナーベストはファスナーで簡単に分離可能。カフェでアウターだけ脱ぎたい、別々に使用したいなんていうときに重宝する。もちろん、アウターとインナーベストは常に合体させてなくても問題ない。

背面には熱伝導性に優れた銀の繊維がニット状に編み込まれている。特許技術による独自の編み込みにより熱が均等に広がるので、低めの温度設定でも体感温度が高いという点も特徴だ。

局地的ではなく、背中全面がジワっと暖かいから快適。

両サイドには伸縮性のあるストレッチ素材が使われていて動きやすく、また風合いも柔らかで着心地がいい。通気性も高いので蒸れなどの不快感もなく、素材に銀を使用しているため、抗菌性があるのもうれしいポイントだ。

自転車に乗るときはもちろん、ゴルフなどのアクティブシーンでもゴワつきを感じることはない。

しかも、バッテリーを外せば手洗いできるので常に清潔に着られ、シワが気になるときにはアイロンやスチームを当てられ、ドライクリーニングも可能。

電熱線が入ったウエアのように気を遣わず、一般的な衣類と同じように扱えるのでお手入れもラクラク。

1つ注意点をあげるとしたら、バッテリーを内ポケットに入れたままにすることがあるから、しっかり取り出して充電を忘れないこと。

■季節や着こなしに合わせてアレンジ自在

「HOTOPIA with nano・universe」は、その日の気温やシーンに合わせてアウターとベストを合体、ときにはインナーベストだけで、またはアウターだけでなど自由に組み合わせて3シーズン使える、一石三鳥のウエアなのだ。

インナーベストを取り外せるということは、お気に入りのアウターとも組み合わせられるということ。つまり、すべてのアウターがHOTOPIA仕様になるのだ! ダウンなどを使わず、手持ちのアウターを利用して厳冬期も乗り切れる設計は、サスティナブルともいえる。

インナーベストを装着した状態でアウターを着る、もっともスタンダードな着こなし方。インナーベストを外せば、春先や秋口など、アウターだけで使える。

インナーベスト単体でもおしゃれに見えるデザイン性の高さは特筆すべきだろう。

ただし、HOTOPIAの暖かさを享受するにはベストの下は薄手のものを着るのがおすすめ。厚手のニットなどでは体感温度が異なるので注意したい。

▲ナノ・ユニバース セットアップ/2万2000円、Tシャツ/4400円

スーツスタイルやビジカジには、シャツ、インナーベスト、ジャケット、アウターの順に着用すれば、見た目軽やかなのに実はポカポカ。

モコモコしないから動きやすいし、いいことずくめ。

■スタイルや好みに合わせて選べる3タイプを用意

「HOTOPIA with nano・universe」は、アクティブに使えるショートモッズコート、軽快さとスマートさを兼ね備えたロングマウンテンパーカー、ビジネスシーンでも使えるシングルトレンチコートの3タイプが用意されている。

どのタイプもナノ・ユニバースによるオリジナル・デザインのためすっきりとスマートに着こなせる。また耐摩耗性が高く、毛羽立ちの少ない「VORTEX」糸が使われているので、毛玉ができにくく長く愛用できるというのも魅力だ。

MC HOTOPIA ショートモッズコート(4万6200円)

ナノ・ユニバースの定番アウターである「ショートモッズコート」をベースに作られたモデル。すっきりとシャープなフォルムながら、動きやすいパターン設計になので自転車移動やキャンプなど、アクティブなシーンにも使える。

MC HOTOPIA ロングマウンテンパーカー(4万9500円)

ゆとりのあるサイズ感に仕上げられた、膝上丈のロングマウンテンパーカー。カジュアルだけでなくビジネスアイテムとしても使え、袖口はスナップボタンで裾はドローコードで絞ることができる。

MC HOTOPIA シングルトレンチコート(4万9500円)

旬なシルエットに仕上げられた上品なトレンチコート。ビジネスシーンはもちろんカジュアルなスタイルとも相性がよくオン/オフ着こなすことができる。ボタン留め仕様で、さざまな表情がつけられるのも魅力。

>>ナノ・ユニバース「HOTOPIA with nano・universe」

(文/富山英三郎、写真/恩田拓治、スタイリング/宇田川雄一、モデル笹尾融理亜)

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