秋キャンプに行って分かった!ニューノーマルな2カメラドライブレコーダーがレジャーで活躍する理由

キャンプや釣り、紅葉狩りなど、秋はレジャーが楽しい季節。とはいえ、思い出は無事に自宅へ戻ってこそ語れるもの。特にクルマで出かけるなら、行き帰りの安全運転が重要です。

また細心の注意を払っていても、思わぬ事故に巻き込まれることも少なくありません。だからこそ、万が一の瞬間を確実に記録してくれるドライブレコーダーは、お出かけの際に欠かせないアイテムなのです。

ということで今回、カロッツェリアの最新モデル「VREC-DH300D」(実勢価格:2万6000円前後)を装着して、秋のオートキャンプに行ってきました。

■新ドライブレコーダーで大自然へ!

今回オートキャンプに出かけたのは、三度の飯よりモノを愛する&GP編集部員のサワムラとライターのスギヤマ。大自然の中で「食べて、飲んで、新しく入手したギアを試す」ことで、なかなか出かけられなかったストレスを発散する計画のよう。

そんな久しぶりに会う2名が、紅葉狩りを兼ねて、富士山に近いキャンプ場へと向かいました。

サワムラ:「久しぶり。最近どう? 何か買った? 僕はこの日のために清水の舞台から飛び降りて、憧れのローチェアを手に入れたんだ。これまでのチェアよりも低くて、足を伸ばしてくつろげるのがいい。焚き火をするのが待ち遠しいよ」

スギヤマ:「相変わらずの椅子フェチだねぇ〜、いったい何脚持っているの!? 自分の新しいギアは、愛車に搭載したカロッツェリアの2カメラドライブレコーダー『VREC-DH300D』なのだ!」

サワムラ:「乗った瞬間から気になってたんだよ! この前ちょうどドラレコを探しにカー用品店に行ってさ。お店の人に聞いたら『1カメラ、2カメラ、360°カメラがあるけど、その中から好きな製品選んで』って言われて、結局、どれ選んでいいか分からなかったから買いそびれちゃった。これを選んだ決め手は?」

▲フロントカメラには約370万画素の高感度録画も可能なCMOSセンサーを搭載しています(録画した動画から切り出した静止画で、ナンバーは加工してあります)

スギヤマ:「ドライブレコーダーって必須アイテムだけど、意外とスペックに差がないせいか、“これだ!”っていうトキメキがないよね。自分の場合は、追突事故やあおり運転対策にもなる“前後2カメラ”はマストで、信頼性と操作性、あとは価格とのバランスの良さかな」

■デザインで決めても後悔しません

スギヤマ:「でも最後の決め手は見た目。このフォルムが良かったんだよね。クルマだって悩み抜いて決断したし、大切な愛車のフロントガラスになんか無機質なデザインのを付けたら、あとあと後悔しそうで」

サワムラ:「うんうん、分かる。これってグロスとマットを組み合わせた仕上げが上品で、デザイナーが仕事したって感じがフォルムから伝わってくる。使いやすそうだし、大きなモニター画面でも圧迫感がないのも好印象だね。配線がスッキリなのもいい」

▲モニタは一般的な2インチサイズのおよそ2.3倍の表示領域を持つ3インチ。邪魔になりがちな配線も、端子を形状から見直すことでキレイにまとまっています

スギヤマ:「でしょ! 側面の薄さが効いているよね。GPSユニットを取り付けブラケットに内蔵することで、本体が薄く仕上がっているんだって」

サワムラ:「リアカメラもスマートな形状だね。追突は事故の約32%を占めるというし、満載のキャンプ道具でルームミラーが見えづらくなるから、キャンプ使いするなら前後2カメラがスタンダードになると思う。カロッツェリアのドライブレコーダーってあんまり聞かないけど刺さるね、うちら世代には。なんか高級感あるし」

▲煽られても、これだけはっきり写っていれば動かぬ証拠となるはず。ナンバーもバッチリ(録画した動画から切り出した静止画です)

スギヤマ:「このモデルは“ドライブレコーダーの新定番”になることを目指して開発したんだって。だからデザインにも凝ったみたい。存在感がありすぎるのも困りものだけど、スタイリッシュで悪目立ちしすぎない絶妙なサジ加減がいいでしょ!」

深まる自然もきれいに撮れる!

サワムラ:「標高が高いこの辺りの紅葉は見事だね。キャンプ場への道って木々を縫って走る道が続くけど、カメラ好きとしては、樹木の影と木漏れ日の明暗部がちゃんと撮れているのか気になる」

▲フロントカメラのレンズはF値1.4(リアはF1.8)と明るく、日向の樹木の葉の色も、日陰を走る車も破綻なく描画(録画した動画から切り出した静止画で、ナンバーは加工してあります)

スギヤマ:「コントラスト強めの景色でも、明るい部分は白く飛ばず、暗がりは黒くつぶれずに撮れているよ。トンネルの出入口でもしっかり露出補正が食いつくので、撮り逃しも少ない。映える景色に出会うとスマホで撮りたくなるけど、慌てて停車しようとするのは危険。“ドラレコで撮って後で見よう”って思えば、自然と運転に余裕ができるし」

▲録画モードは、キーオンで自動録画される「連続録画」のほか、衝撃を感知してファイルを自動で保存する「イベント録画」、手動で残せる「手動イベント録画」の3種類。2つのフォルダに分けられるので、後で探しやすいのもポイント

スギヤマ:「しかも、画素数は特別に多いわけじゃないけど、見ていて気持ちが良くなる画作りだと思わない?」

▲空の青、黄色から赤へのグラデーションが美しい樹木など、鮮やかだが色同士がぶつかることなくバランス良く1枚の画像としてまとめられている(録画した動画から切り出した静止画です)

サワムラ:「たしかに。カー用品店で同じくらいの画素数のドラレコを見たけど、解像感はともかく、“欲しい”と思わせるほどの画像には出会わなかった。そもそもドラレコで画像の良し悪しなんて考えたことなかった。スペックはどこのメーカーもあまり変わらないはずだけど…」

スギヤマ:「そう、変わらないんだよ。でも料理でいうと、“同じ素材でもプロと素人じゃ味が違う”ってのに似てるかな。レンズやセンサーのスペックも大切だけど、それをどう仕上げるか。最終的には人の目に気持ちよく映るようチューニングするセンスが必要。その点でカロッツェリアはうまいんだろうね。もともと映像に強いから」

■直感的な操作で画像の確認がはかどる

スギヤマ:「休憩がてら、さっき通った富士山と山中湖を見渡せる峠のシーンでも見てみようか。モニターが3インチと大きいから本体での動画再生もストレス知らずなんだ」

▲カメラの視野角は、フロントが対角135°、リアが対角128°とワイド。雄大な富士山と山中湖の姿がすっぽり収まります(録画した動画から切り出した静止画です)

サワムラ:「おお! ススキの向こうにそびえる雪景色の富士山がキレイ。このくらい画面が大きいと画像チェックも楽だね。山中湖の水面もしっかり写ってるし、これだけきれいなら切り出してSNSにも投稿できちゃいそう!」

▲設定や動画再生に使う4つのボタンは右側面にまとめられています。各ボタンの役割を一つに絞っているので、直感で操作しやすいのもポイント

スギヤマ:「動画を本体で確認しやすいのもお気に入りのポイント。操作に必要なボタンは“OK(決定)・選択(上)・選択(下)・戻る”の4つだけで、階層もシンプルなので直感的に操作できる。動画の再生法が複雑だと撮りっぱなしになっちゃうけど、その場で撮った映像をチェックして盛り上がりたいもんね」

サワムラ:「ボタンの押し心地も、節度あるクリック感が気持ちいい。見た目の美しさだけじゃなく、ユーザーインターフェイスも磨き抜かれているところはさすが」

■キャンプ場のひと時もバッチリ録画

※録画した動画から切り出した静止画で、ナンバーは加工してあります

スギヤマ「ドライブレコーダーって付いているだけで安心感があるけど、これの場合、途中のきれいな景色が撮れているのが分かっているから『あ〜撮りたかったのに!』みたいなストレスがないのがいい」

サワムラ:「景色がいいところでイチイチ停まれないしね。ドラレコ君、今日は1日お疲れさまでした。明日の帰り道もこの調子で頼むよ」

スギヤマ:「いやいや、明日までもうひと頑張りしてもらうよ。実はさ、駐車中も録画を続けられるオプションの駐車監視ユニットもつけてあるんだ」

サワムラ:「それいいね。うちは自宅と駐車場が離れているから、ドライブレコーダーを買うなら当て逃げ対策として一緒に付けたいと思っているんだ。オプション設定されているのは心強い」

▲駐車監視ユニット「RD-DR001」(6,600円:希望小売価格)を取付けておけば、エンジン停止後も録画を続行できます。録画時間はタイマーでセットでき、バッテリーに負担がかかり過ぎたら自動で保護する機能も搭載

スギヤマ:「最近ではキャンプ場での盗難の話も聞くしね。クルマをサイトに乗り入れできないキャンプ場や、長時間クルマから離れる釣りでも頼りになりそうだし」

▲焚き火を囲んでリラックスする様子も記録に残すことができる。クルマも焚き火を楽しんでいる気がしないでもない

スギヤマ:「それから、キャンプサイトの設営風景を残せるのもいいなと思って。焚き火を囲むシーンも自然な雰囲気で撮れるはず」

▲夜間撮影動画の切り出し画像。寝ている間に野生動物が姿を現す光景を激写できるかも!?(録画した動画から切り出した静止画です)

サワムラ:「たしかに。キャンプ中って焚き火や話に夢中だから、みんなで揃った動画って意外と残ってない。アクションカメラのようにも楽しめるわけだね」

▲高感度録画のおかげで、灯りのない夜のキャンプサイトでもクリアに写ります(録画した動画から切り出した静止画で、ナンバーは加工してあります)

■日没後の渋滞も鮮明に録画できるので安心

スギヤマ:「昨日は楽しかったね。温泉行って、焚き火のニオイを落として帰るとしよう」

サワムラ:「夕方以降は確実に渋滞するだろうね。行楽シーズンは、運転に不慣れなドライバーも増えるし、夕方は事故が多いっていうけど、暗い夜道の写りはどうなの?」

▲リアカメラも暗所に強く、写りはシャープ。薄暮の見にくい時間帯でもくっきり(録画した動画から切り出した静止画で、ナンバーは加工してあります)

スギヤマ:「夕方から夜間の撮影性能が、良いドライブレコーダーの必須条件。前後カメラとも高価格帯のモデルにはお馴染みのSTRAVIS技術搭載ソニー製CMOSセンサーを採用しているから、光量の少ない環境でも鮮明に写るよ」

▲フロントカメラの夜の映像もこのとおり。クルマだけでなく、周囲の風景もしっかり捉えています(録画した動画から切り出した静止画で、ナンバーは加工してあります)

サワムラ:「オートキャンプは満載したギアでルームミラー越しの視界が妨げられがちだけど、きちんと録画できているなら万が一の追突事故でも安心。リアカメラの存在は、あおり運転の防止にも一役買ってくれそうだし」

■無事帰宅! 動画チェックで二度おいしい

サワムラ:「そういえば、撮った動画ってどうするの? やっぱり入れっぱなし?」

スギヤマ:「普段は入れっぱなしだけど、レジャーに行った後は、帰ってホッとひと息つきながら動画をチェックするのも楽しみなんだ」

※録画した動画から切り出した静止画です

サワムラ:「自然の景色から市街地まで、どんなシーンでもきれいに撮れるから、ちょっとしたロードムービーだね。当たり前だけど、確実に撮れてるってのが心強いよね」

※録画した動画から切り出した静止画です

スギヤマ:「最高画質で録画しても、128GBのSDカードなら連続録画約8時間記録できるので、1泊2日のオートキャンプなら、ほぼ丸ごと記録に残せる。ちなみにドライブレコーダーの撮れていなかった…という悲惨なことが起きる原因は、SDカードのトラブルも多いんだって。このモデルはSDカードの空き容量やフォーマット警告機能を搭載しているので、その点も安心だよ」

▲SDカードの容量不足など、SDカードの状態を検知する「SDカードフォーマット警告機能」を搭載。カードエラーを回避してより確実に録画できます(画像はハメコミです)

サワムラ:「なるほど、『VREC-DH300D』なら、もしもの瞬間はもちろん、美しい自然の景色やアクティビティも“きちんと残せる”っていうことがよくわかった。最新スタンダードモデルだけあって、確実性と画質の美しさのバランスがいい上に、コストパフォーマンスが高いね」

スギヤマ:「こいつを付けてから自分でも驚いたのが、運転がスムーズになったこと。“自分の走りを撮っている”という感覚が、安全運転の大切さを改めて気づかせてくれたんだ」

サワムラ:「運転のうまい人もそうでない人も、付けておくだけで幸せになれるギアだね。僕もこれにしようかな。マネしていい?」

※  ※  ※

というわけで、昼夜を問わず、車体の前後を高画質で確実に記録してくれたカロッツェリアの「VREC-DH300D」。安全も楽しさも兼ね備えた最新ドライブレコーダーは、クルマを使うアクティビティを楽しむドライバーにとって頼りになるギアだといえそうです。

>>カロッツェリア「VREC-DH300D」

<取材・文/杉山元洋 写真/田口陽介>

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