提供:GEO
いま使っているテレビ、いつ買ったものですか? テレビの買い換えサイクルって案外長かったりしますよね。それこそ映らなくなるなど、どこか不具合が出た時になってようやく「もう買い換えなきゃな」となるものです。
先日、近所のゲオに行った時、【GEOのテレビ祭り!】と貼ってあるのを見かけたんです。一番小さいのが32型で、40型が2モデル、43V型、最大だと50V型。いまテレビっていくらぐらいなんだろうと思って価格を見たら、一番大きい50V型でたったの5万6980円。しかも4Kテレビ! うちにある、5年ほど前に買った40型ですら10万円以上はしたのに…。
これちょっと安すぎない? もしかして最近ちらほら聞く格安テレビってやつなのか? なんて思ったらメーカーはハイセンス。たしか中国のメーカーだよね。でもスペックはかなり良さそう。50V型の4Kテレビが5万円ちょいで買えるんなら、買い替えてもいいかも。でもちょっと気になるので、ハイセンスってどうなの? ということを専門家に聞いてみることにしました。
そして先に結論言っちゃいますが、このテレビ、めっちゃお得でした。
折原一也|1979年生まれ。PC系出版社の編集職を経て、オーディオ・ビジュアルライター/AV評論家として専門誌、Web、雑誌などで取材・執筆。国内、海外イベント取材によるトレンド解説はもちろん、実機取材による高画質・高音質の評価も行う。2009年によりオーディオビジュアルアワード「VGP」審査員/ライフスタイル分科会副座長
■2年前ぐらいからプライムビデオへの対応が始まった
&GP この間、近所のゲオでテレビが売っていたんですが、ハイセンスの50V型4Kテレビが約5万円だったんですよ。これってどうなんですか?
折原一也さん どれどれ、このモデルですね。えっ、めっちゃ安いじゃないですか!
&GP それはお得ってことですか?
折原 はい。
&GP でもひとつ気になることがあるんですよ。そもそもハイセンスってどうなんですか?
折原 あーそこですね。日本にはテレビを作っているメーカーがたくさんあるのであまり知られていないのですが、ハイセンスはテレビの世界シェアTOP5に入るメーカーです。すごくしっかりしてますよ。しかも、日本のハイセンスは元々が東芝なので、レグザの派生版と考えればわかりやすいと思います。
&GP でも日本のメーカーじゃないんですよね。
折原 もういまや、中国メーカー=ハイテクなんですよ。しかもハイセンスの中でも日本で売られているモデルは日本仕様。レグザと同じチップを使っていて、作っている工場も同じ。だから画質もレグザに近いし、ソフトウエアのエンジニアも日本人です。違いは画質の味付けぐらいですよ。
&GP そうなんですか! じゃあ機能なんかも問題なし?
折原 今のテレビのトレンドはしっかり押さえてますね。いま使っているテレビって何年前に買いました?
&GP たぶん5年ぐらい前だと思います。
折原 だったらかなり違うと思いますよ。なにせテレビはこの1~2年で大きく変わりましたから。
&GP え? そうなんですか?
折原 はい。テレビ市場全体でいくと、3年ぐらい前からYouTubeとNetflixへの対応が始まりました。それだけでもかなり違うんですが、さらに2年ほど前からアマゾンプライムビデオへの対応も始まったんです。
&GP おぉプライムビデオ! よく観てます。
折原 ちなみに何で観てますか?
&GP テレビに「Fire TV Stick」を挿して観てます。
折原 そうですよね。その場合、入力切替をしたりとプライムビデオを観るまでに手間がかかりますよね。それがこのハイセンスの「50E65G」ならリモコンのワンボタンで観られます。これは最近のトレンドのひとつです。
&GP それっていわゆる地上波のチャンネルを切り替えるような感覚で観られるってことですよね。
折原 そういうことです。この「ボタンひとつでいい」というのは本当に大きいです。しかも「50E65G」は反応も結構速い。2~3年前のモデルと比べても、速くなっていると思います。
&GP サクサク動いてくれないと、イラッとしますからね。
折原 それに録画機能や番組表などもレグザを継承しています。そもそもレグザは、全テレビメーカーの中でも最も録画機能にチカラを入れているメーカーなわけで、それがそのまま搭載されているんです。
■スマホと連携させればネット動画もラクラク視聴
&GP でも最近はほとんど録画とかしなくなりましたよね。
折原 わかります。もうネットで十分な人って多いですよね。コロナ禍でYouTubeをテレビで観るようになった人がすごく増えたんですよ。
&GP そう、YouTubeとNetflixやプライムビデオみたいなサブスクがあればいいかなって感じです。
折原 そういう人は、スマホと連携させて使うと本当にラクですよ。動画を探す時、テレビで検索するのって大変じゃないですか。スマホの方が音声検索が使えるし、文字入力だって慣れたものです。だったらスマホで観たい動画を探して、そのあとテレビに転送すればいいんです。
&GP そんなことできるんですか?
折原 簡単ですよ。画面上にある「デバイスに接続」ボタンをタップしたら、同じWi-Fi内にあるデバイスが見つかります。この「50E65G」もWi-Fiに接続すれば出てくるので、選べばOKです。ちなみにテレビの電源が入っていなくても、勝手にテレビをオンにしてくれますよ。
&GP それは簡単すぎる!
折原 Netflixもプライムビデオも同じようにテレビ連動できます。でもこの機能、いわゆる格安テレビと言われているものには付いていないことが多いんです。
&GP この機能って5年前の某有名メーカー製のけっこういいテレビでも使えないんですか?
折原 残念ながらそうなんです。先ほども話したように、YouTubeやプライムビデオがテレビに搭載され始めたのはここ数年の話ですからね。
&GP ちなみに例えばスマホでYouTubeの動画を検索して、テレビに飛ばすじゃないですか。そのあとスマホはどうなってるんですか? 通常、YouTubeを観ている場合は他のアプリは使えないですよね、有料会員にならないかぎり。
折原 普通になんでもできますよ。バックグラウンド再生ではなく、テレビに移行したと思ってください。テレビもネットに繋がっているので、スマホ経由で動画再生しているのではなくテレビ単独でネット接続していることになるので、スマホでLINEしようが何しようが関係ないんです。
&GP それいい!
折原 しかもこの「50E65G」、格安テレビと言われているものと比べたら、画質も音質も格段に高い。YouTubeで音楽聴いている人は、テレビで聴こうかなって思えるレベルですし、チップはレグザと同じものを使っているので品質は問題なし。映画を観るにもぴったりです。もちろん4Kパネルだから、サブスクの4Kで配信されているコンテンツも楽しめます。そういう面から考えても、僕はハイセンスのテレビってコスパ最強だと思ってます。
&GP あと気になるのがゲームなんですが、よく倍速とかゲームモードとかってあるじゃないですか。「50E65G」はどうなんですか?
折原 ゲームの場合、遅延が気になるという人もいるかもしれませんが、この遅延というのがクセモノで、スペックが高くないモデルの方が遅延が少ないんですよ。ゲームに最適と言われている120Hzの倍速パネルを使っているモデルの場合、倍速化処理が必ず入ってしまうので。だから、倍速パネルじゃないモデルの方がいいという(笑)。
&GP なんだか本末転倒な気もしますが、じゃあこの「50E65G」は動きの激しいゲームでも問題なしってことなんですね。
折原 そういうことです。
■高級モデルのようなデザイン
&GP ちなみに50V型って、最近のテレビでは大きい方なんですか?
折原 いま売れているテレビの平均サイズがちょうど50型ぐらいなんです。この平均サイズは毎年1インチぐらい上がっていて、地デジに移行したのが2006年ですが、当時リビングのメインテレビが32型でちょっと小さめ、40型でちょっと大きめといった感じでした。それからちょうど15年経って、いまは50型が平均なんです。
&GP ということはメインのテレビとしてもちょうどいいということか。
折原 感覚的に大きく感じるサイズは変わってきていますし、例えば50型を買って、家に届いた時は「ちょっと大きいの買っちゃったかも」って思っても、3日後にはそれが普通になっちゃうんですよね(笑)。あたりまえの基準がどんどんアップデートされていく。しかもこのモデル、高級モデルみたいにベゼルがすごく細いから、サイズほどの大きさは感じないんじゃないかな。
&GP そう、圧迫感がないんですよ。50型よりもコンパクトに感じます。もしかしてワンルームとかでもいけたり…。
折原 大丈夫じゃないですか? 理想としては8畳以上のスペースがいいかなとは思いますが、6畳でも大丈夫だと思います。それこそ寝室とかでもいいかも。
&GP 本当にテレビの使い方が変わってきましたよね。誰もがスマホを持っていて、1人1画面の時代になった。地上波を見ないという人も多い。でも映画だったりPS5みたいなゲームだったりは、やっぱり大きな画面がいい。そうなると、テレビもネットサービスとの連携が重要になってくる。
折原 とはいえ、これまでのようにテレビ番組を録画して観たいという人もいると思います。この「50E65G」は、そういう人のためにちゃんと裏録できるようになっています。そしてHDMI端子が3つも付いている。これだけあれば、ゲーム機とサウンドバーをつなげてもまだ余裕があります。
&GP それにしても、この1~2年でテレビがそこまで進化しているとは知りませんでした。
折原 映像ソースがネットに集約され始めたというのが大きいですね。5年前のモデルとは隔世の感があると思います。しかもハイセンスはグローバル企業。海外は日本よりネット化は進んでいます。そのノウハウが入り、さらに画質や音質にうるさい日本のユーザーを満足させてきた東芝のノウハウも入っている。それでこの価格は、本当にお得ですよ。ちょっと信じられないぐらいです(笑)。
* * *
そもそも安いから買い替えようかなと考えたわけですが、この数年でテレビが持つ役割とその機能が大きく変わっていたとは知りませんでした。しかも格安テレビと違い、ネット動画も観られて、スマホ連携もできる。そんな最新テレビが5万6980円。折原さんが「安いと聞いていたので6万9800円ぐらいかなと思ってました」と驚くほどのお得な価格で手に入る。ネット動画どっぷりの人も、まだまだ地上波大事という人も、どちらも満足できる信頼あるメーカーの50V型。【GEOのテレビ祭り】恐るべし!です。
ちなみに【GEOのテレビ祭り】は全部で5機種がお得になっていて、しかも12月11日からはさらに安くなるキャンペーンを実施する、という話も聞こえてきました!
<50V型4K>
ハイセンス「4K内蔵/HDR対応50V型液晶テレビ 50E65G」
5万1800円(税込:5万6980円)
↓
4万9800円(税込:5万4780円)
[2021年12月11日~2022年1月10日]
<32V型2K>
ハイセンス「32V型2K液晶テレビ 32A35G/32E35G」
2万6800円(税込:2万9480円)
↓
2万4800円(税込:2万7280円)
[2021年12月31日~2022年1月30日]
他にも3機種がラインナップ! しかもどれもハイセンス製! いやはや、買い替えでもいいし買い足しでもいいなと思えちゃいますね。テレビ以外にも、高精細・低遅延な2万円台のゲーミングモニターなどもラインナップされています!
【GEOのテレビ祭り】は一部店舗およびGEOオンラインストアで開催中です!
>> GEOのテレビ祭り
<文/円道秀和(&GP) 写真/田口陽介>