クルマでのお出かけに欠かせないカーナビ。最近はナビアプリを使っている人も多くなっていますが、「肝心な時に繋がらなくて困った」「急に子供がトイレに行きたくなったけど、駐車場の場所を探すのに苦労した」「目的地近くに来たけれど、目印が小さくて分からなかった…」といった経験ありませんか? ちょっとしたことですが、運転中だと大きなストレスを感じますよね。
そもそも、車載用カーナビとナビアプリの違いはどこにあるのでしょう? そこで、ものは試しに車載用カーナビ使ってみると、ドライブ中のイライラがなく、目的地まで快適かつ安全にナビゲーションしてくれるんだな、と改めて実感したのです。
とはいえ、「カーナビって機能が多すぎて操作が分かりにくい」「いろいろ機能があっても結局使わないし…」という声もよく聞きます。では、車載用カーナビのメリットって、どんな部分にあるんでしょうか。
パイオニア カロッツェリア「楽ナビ」は20年以上にわたってカーナビ界をリードしてきた王道モデル。ナビ能力の高さは他の追随を許さない存在として知られています。さらに、使って感じたのは、その名の通りあらゆることが“楽”であるという点。
そこで今回は、目的地まで行くドライブ中によくあるハプニングを例に、ドライブが”楽”になるポイントを紹介しましょう。
【ハプニング1】…あっ、トンネル内が繋がらない!
山の多い日本はそこかしこにトンネルがあります。また、山はなくても都市部のトンネルは複雑怪奇。首都高ではトンネル内に分岐もありますから、カーナビなくしては走れないという方もいることでしょう。
しかし、スマホのナビアプリだとGPS(全地球測位システム)の電波が受信できないトンネルに入るとフリーズしたり、道路から外れたりというのも当たり前。
■トンネル内でも自車を捕捉するから安心!
一方、「楽ナビ」はトンネル内でも自車位置を見失う、案内が途切れることはありません。というのも、GPS電波だけに頼るのではなく、「上下」「左右」「回転」方向の加速度、角速度を検知する、高精度の6軸3Dセンサーを搭載。もちろん、タイヤの回転数に基づく車速パルス信号も活用することで、抜群の精度を実現しています。
もちろん、カーナビの肝であるGPSも、アメリカのGPS衛星だけでなく、日本のみちびきなど、複数の衛星に加えて、GPS信号の補正情報を送信するSBASにも対応しています。さらに、各種センサーや地図データといった膨大な情報を処理する“自車位置精度専用システム”を搭載しています。
こうした複数の技術を掛け合わせにより、トンネルだけでなく、高速道路が並走している場所や、立体駐車場といったシーンにも強いのです。しかも、1秒間に10回というスピードで自車位置を測位し、すぐに地図上へ表示されるから「もうすぐ分岐なんだけど、自車位置ズレてない?」なんて心配もありません。
【ハプニング2】…あっ、曲がり間違えた!
街中をドライブ中、突如として現れる複雑な交差点や、連続している交差点。「さて、どこを曲がるのか」と迷っていたら後続車はやってくるし、譲ってくれる対向車もいて、焦って進む道を間違えた…。幹線道路で右折レーンに入ってしまったけど、曲がるのは次の交差点だった…。誰でもそんな経験があるのでは?
■案内が的確だから複雑な交差点でも迷わない!
そんな迷いがちなシーンでも「楽ナビ」はしっかりサポート。交差点まで距離はピッタリですし、的確なタイミングで音声案内もしてくれます。さらに、周辺の拡大図やコンビニといった目印まで教えてくれるので、初めての道でも慌てることはありません。
交差点までの距離だけでなく、一方通行や一時停止も確認できるので、うっかり逆走といった違反も防げます。何より、こういった情報が事前に分かれば、交差点進入時の安心感が格段に違います。
ドラレコがクルマの外側の安全性を見守ってくれるアイテムだとしたら、ナビは車内から運転の安全性を影で支えてくれるセーフティツールなのかもしれません。
【ハプニング3】…えっ!?この道、この車線で大丈夫?
運転に慣れていない人や車線変更が苦手な人は、先の道がどうなっているのかとにかく不安。次に曲がるのは右か左か、高架を上るのか側道を行くのか、一方通行はあるのかないのか…。
初めての道でクルマの量も多く、サポートが必要な状況なのに、カーナビ画面を見たらさらに混乱なんて経験ありませんか? いかに迷うことなく目的地に到着できるかが大事なのに、迷っていたら本末転倒です。
■地図が高精細だから状況を把握しやすい!
その点、楽ナビの地図表示は見やすく、分かりやすく、表示パターンも選べるので安心。地図は累計約600万km、地球150周分にもおよぶ実走調査や現地調査を実施したドライブ専用の地図になっているんです。
道路形状だけでは判断できない細街路や障害物など、実際にはクルマが通れないという情報も地図データに反映。だから、ナビアプリのように「時間優先でルート選択したけど、行ったら細い道で走るのが怖かった」なんてこともありません。
なにより周辺の状況や距離感のつかみやすさ、瞬時の見やすさなど、「運転しやすさ」を最優先しているので、複雑な道路でも迷う心配はありません。カーナビにとって分かりやすさって大事です。
カーナビの基本である地図に、20年培われてきた信頼性が感じられます。
【ハプニング4】…あっ、ナビに戻れない!
「音楽を聴こうとスマホとBluetoothを接続。音楽再生はできたけど、青信号に変わったのにナビに戻れない!」なんてオロオロするようなら、ナビが見やすくても本末転倒。
■操作が簡単だからナビに戻れなくなる心配がない!
楽ナビはナビ機能もAV機能も多彩なのに、分かりやすくて操作性も抜群。画面内の各操作キーは見やすいデザイン、使いやすく配置されたメニュー画面、そして基本操作を担う画面下の物理ボタンなど、クルマのために最適化されたインターフェイスを採用しています。
一見するとシンプル過ぎるように見えますが、”高性能を簡単に”が楽ナビのコンセプトなのです。
直感的に操作できるので違う画面をセレクトしても、アタフタせずに安心です。
例えば、ナビ画面では方位マークをタッチするだけで、進行方向が上になるヘディングアップビュー、立体表示のスカイビュー、北が上になるノースアップビューを素早く切り替えが可能。スマートフォンのようなドラッグやフリック操作にも対応しています。
スマホを使い慣れてはいますが、スマホはやっぱり手に取って操作するのが大前提。カーナビは車内での使いやすさを追求しているのです。
また、地図表示から再生中のAVリスト画面をワンタッチで表示できる「AVリストキー」を画面内に配置するなど、エンタテインメント機能とカンタン操作の両立も美点といえるでしょう。
何気に使いやすいのが、物理ボタン。困ったときはセンターのボタンを押せば間違いないので、安心感は抜群です!
【ハプニング5】…えっ!まだ到着しない?
子供のお迎えの時に早く到着してしまったり、お出かけの際の待ち合わせで、友人が遅れてきたり…待ち時間は意外とストレスが多かったりするものです。そんな時はどうしてもイライラしがちなので、後の運転に影響が出ないとも限りません。
■HDMI端子搭載で待ち時間も苦にならない!
スマホがあればいくらでもヒマつぶしができますが、楽ナビならクルマの中を自宅のようなエンタメ空間にグレードアップ可能です。Bluetoothでスマホと簡単に接続できるから、スマホにダウンロードした好きな音楽やストリーミングで配信されている曲もクルマで気軽に楽しめます。
さらに、カーナビでも自宅同様にHDMIを使えば楽しみ方がさらに広がります。別売のHDMIケーブルを介してスマートフォンやAmazon Fire TV Stick、ゲーム機などを接続すれば、楽ナビの大画面を生かしたエンタテインメント空間に早変わり。高精細な画面で映像もきれいですし、カーオーディで培った高音質テクノロジーで多彩な動画コンテンツを満喫できます。
多彩な動画コンテンツを楽しめるのも高精細なモニター表示ができるからこそ。HDパネルは、従来比約70倍の1677万色もの豊かな色階調表現で、地図表示だけでなく、接続した外部機器の映像も美しく表示します。
また、リアモニターを設置すれば渋滞時に後部座席の子供がぐずっても、お気に入りの映像を見せられます。こうした拡張性もパパ・ママにとっては嬉しいポイントかもしれません。
クルマの中でストリーミング動画を楽しむとき、スマホの通信契約が大容量プランなら気にならないかもしれません。でも、クルマに乗る機会が多いなら車内にWi-Fi環境を作ってしまうのがおすすめ。
カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター(本体2万7800円、別途通信プラン)があれば、自身のスマホの通信量を気にせずにオンライン環境を楽しめるから、より車内が快適空間になります!
ナビアプリも急速に進化しているので、運転に慣れている、目的地の距離や方向が分かればそれでイイ、という人もいるかもしれません。
でも使いやすさは運転中の安全にも直結しますし、道案内も正確でスムーズな方がストレスは大幅に軽減。さらにエンターテインメントコンテンツが楽しめれば(ナビとの切り替えも楽だし!)、長距離ドライブや激しい渋滞でも、車内は家族や友人と過ごす楽しい空間になります。
そういう意味では車載用カーナビはまだナビアプリに完全に取って代わられる存在ではないし、クルマでのお出掛けをより快適にしたいなら、価値があるものと言えるでしょう。
楽に使えて、楽しめる「楽ナビ」なら、ドライブ中に起こるあらゆるハプニングをしっかり回避。1人ドライブのサポートはもちろん、家族や友人と快適でワクワクした時間を過ごすお手伝いをしてくれるのは間違いありません。
<文/村田尚之、写真/田口陽介>