今年も梅雨の季節がやってきました。ただでさえ雨の日は気が滅入るのに、連日となると通勤の足取りも重くなってしまいます。
湿度が高くじめじめな日々は、濡れたものが乾きづらいわけです。洗濯物であれば乾燥機がありますが、問題は靴。中が湿ったり濡れたりしてしまうと、ひと晩で乾かすなんてこの季節不可能に近い。湿った靴って、そもそも足を入れることすらイヤですよね。
そんな雨の日にありがたさを痛感するのが、ご存知、GORE-TEXを採用したシューズです。水の侵入を防ぎつつ湿気は通すというスペックは、梅雨の足元にぴったり。
高機能素材だから、通勤にはちょっと使いづらいデザインが多いと思われがちなGORE-TEXシューズですが、実はそんなことありません。サロモンのGORE-TEX搭載シューズは、ゴテゴテしていないスマートなデザインが多く、しかもオールブラックもラインナップ。そしてどれも1万円台半ばと高コスパ!
もちろんアウトドア向けに開発されたものだから、雨の日に遭遇すると歩き方が慎重になる滑りやすそうな場所でも、しっかりグリップ。長時間歩かなければいけない日には、衝撃を吸収し疲れづらい。当然、週末のトレッキングやキャンプにもぴったりです。
近年はファッションアイテムとしても注目されているデザインは、カジュアルスタイルはもちろん、キレイめなジャケパンスタイルでも足元が浮くことがない、そんなサロモンのGORE-TEXな最新黒スニーカー4モデルをご紹介。どれも一度履いたら、梅雨だけでなく晴れの日もアウトドアでもヘビロテ間違いなしです。
■ハイスペックなトレランモデル
「XA ROGG 2 GORE-TEX」(1万6500円)
トレラン用として開発された「XA ROGG」の最新作。“SensiFit”で足を包み込みしっかりサポートし、岩場や不整地といったオフロードでも“Contagrip MD”で地面をがっちりグリップ。足を守る基本性能を維持しつつ、軽さやクッション性も兼ね備えるスペックは、街でも快適さと歩きやすさを実感できる一足になっています。またクイックシューレースを搭載しているので、緩めたり締めたりが簡単なのもうれしいポイントです。
■より軽く快適に
「XA COLLIDER 2 GORE-TEX」(1万4300円)
こちらは「XA ROGG 2」の通常シューレース版ともいうべきモデル。ソールに搭載されている各種テクノロジーはそのままに、よりシンプルなデザインのアッパーはまさにビジネスシーン向き。「XA ROGG 2」よりもさらに軽いので、軽快さを求める人にはぴったりです。全体がシックな黒のワントーンでまとめられつつも、つま先にあしらわれた赤い“Contagrip”がデザインのアクセントになっています。
■長時間の歩行をサポート
「X RAISE 2 GORE-TEX」(1万5400円)
最初の2モデルが走りも可能なスペックなら、こちらはトレッキングやハイキングに最適なモデルになります。最大の特徴は側面に見える“ADV-Cシャーシ”。これが足首外側の関節をしっかり保護して安定性を高め、前足部は柔軟性を持たせて足の動きをスムーズに。アウトソールには、見た目からも伝わるグリップ力の高い“Contagrip MD Mixed Durability”を採用し、あらゆる地形でしっかり地面をとらえます。メッシュ×GORE-TEXのアッパーやクイックシューレースなど、快適性も追求した一足に仕上げられています。
■シンプルに、そして快適に
「X REVEAL 2 GORE-TEX」(1万4300円)
よりシンプルな足元にしたいなら、この「X REVEAL 2」がいいかもしれません。快適さを重視した従来モデルの特徴を引き継ぎつつ、ミッドソールには新フォーム素材“Fuze Surge”を搭載。従来のEVAフォームと比べて反応が20%向上したクッション性の高さは、通勤から週末のアウトドアレジャーまで、あらゆるシーンで気持ち良く歩けるスペックになっています。
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4モデルはどれも、トレランやトレッキング、ハイキングのために開発された高機能が売りのGORE-TEXシューズです。でもその高機能っぷりを休日だけで使うのはもったいない。
防水透湿が魅力のGORE-TEX搭載で、さらに快適で歩きやすい。これって、ビジネスシーンでもありがたいスペックです。とくに雨が続く梅雨時には、ありがたさを感じられること間違いなし。オールブラックなカラーリングも日常に取り入れやすいですよね。
<文/円道秀和(&GP) 写真/田口陽介、サロモン>