早いもので、2022年も残すところあとわずか。いよいよ大掃除の季節が迫ってきました。窓を拭いて、水回りをきれいにして、床を磨いて…おっと忘れていませんか、庭の掃除。普段は頻繁に掃除することもありませんが、年末ぐらいきれいにしておけば、気持ちよく新年を迎えられます。
でも庭の掃除、特に落ち葉拾いって面倒なんですよね。広範囲に広がっている上、うまく集められないから時間がかかるし。そんな時に重宝する屋外用掃除機が、京セラ「ブロワバキューム」です。
風で吹き寄せる、落ち葉を吸い込む、吸引した落ち葉を粉砕して集める、の1台3役。庭や家の前に散乱する落ち葉を簡単に掃除ができるんです!
そんな便利な「ブロワバキューム」の特徴と、どんな活用法があるのかを改めて解説します。
■そもそも京セラって電動工具作っていたの?
ブロワバキュームの解説の前に、そもそも「KYOCERA(京セラ)」って電動工具作っていたの? と疑問に思う人も多いかもしれません。
実は「KYOCERA」ブランドの前身は、パワーツール市場で国内シェア第3位だった「リョービ」。2018年、リョービから京セラインダストリアルツールズにパワーツール(電動工具・ガーデン機器・清掃機器等)事業が承継され、「KYOCERA」ブランドになったというわけです。
つまり「KYOCERA」は、家庭向けからプロ向けまで幅広いラインナップが揃っている信頼度の高いパワーツールブランド! しかも、京セラはもともと欧米で切削工具や空圧工具事業を展開しているため、今後、グローバルなブランドとして認知度が高まっていくに違いありません。
■ブロワバキューム3つの特徴
「ブロワバキューム」は、その名の通り、風を送り出すブロワーと空気を吸い込むバキュームが合体した、便利な屋外用の掃除機。吸い込んだ枯葉は粉砕してダストバッグに集められるから、吸い込み容量も多く、捨てるのも簡単です。
だからこそ大量に落ち葉が舞う、年末の大掃除に活躍するのです。そんなブロワバキュームの特徴を見ていきましょう。
特徴1…無段階の風量調節で吹き寄せられる
操作するのは電源、風量調節ダイヤル、切り替えレバーだけなので、使い始めでも迷うことはありません。風量調節は手元のダイヤルで操作可能。低速では4.5立方メートル/分、高速では9立方メートル/分の風を送ることができます。
広い範囲の落ち葉を集めるときは高速が便利ですが、庭にある落ち葉を吹き寄せるなら一番低速で十分。簡単に風量調節ができるので、落ち葉の舞い具合を見ながら調節するといいかもしれません。
特徴2…レバーひとつでブロワーとバキュームを切り替えられる
レバーを前にすればブロワー、後ろにすればバキュームと、レバーを回すだけで切り替え可能。レバー自体が大きく操作に手間どうことはありません。
特徴3…吸い込んだ枯葉は粉砕して収集
吸い込んだ枯葉は、ダストバッグに入る際に粉砕されて約10分の1の体積になります。ダストバッグの容量は30Lと大きいので、広範囲の落ち葉でも問題なし!
しかもゴミ捨てのタイミングが分かるように、ダストバッグの下半分は透明で、後部がファスナー式になっているので捨てるのも楽。
粉砕した枯葉は、そのまま畑に捨てれば腐葉土の素として再利用ができます。
本体サイズは全長903×全幅195×全高480mm、重さ4.0kgと、ハイパワーな分、小型軽量というわけではありませんが、ショルダーストラップと、ノズルの先端にはアジャスタブルローラーが付いているので、使うときはさほど重さを感じません。
ハンドルは持ちやすい形状で、ラバーコーティングが施されているので滑りにくく、細かく風を送る時でも扱いやすくなっています。
■ブロワバキュームの活用方法
ブロワバキュームの活躍の場は、なんといっても家のソト。掃除する範囲が広ければ広いほどその威力を実感します!
活用法1…庭や家の前の枯葉を吹き寄せる
秋から冬にかけて、庭の木からはもちろん、どこからともなく舞い込む落ち葉。広範囲にわたっている落ち葉を1ヶ所に吹き寄せれば、掃除も簡単です。
庭だけでなく、自宅前の道路の枯葉を集めるのにもぴったり。付属の延長コードは10mと長いため、かなりの広範囲にわたり吹き寄せられます。
コツは、箒でゴミを集めるのと同じ。低風量で、外側から隅の1ヶ所に向かって集めていくイメージです。庭などで広範囲に落ち葉が散乱している場合は、最初から吸い込むより、集めてから吸い込んだ方が効率的ですよ。
活用法2…玉砂利の上の枯葉を吸い込む
庭掃除で面倒なのが、玉砂利の上に落ちた枯葉。熊手で掻こうにも、玉砂利が集まるし、掃除しにくいもの。そんな時に重宝するのがバキュームです。散乱している枯葉は
面白いほど落ち葉だけを吸ってくれるので、あっという間に掃除は完了します。
活用法3…芝生の上の落ち葉はワイドノズルで一気に吸い込む
芝生の上に落ちた枯葉も厄介です。掃除するには、竹箒で掃くか、熊手で集めるしかありませんが、ブロワバキュームの先端にワイドノズルを付ければアッという間。芝生の上を滑らせれば、まるで掃除機をかけているかのように庭がきれいになっていきます。
どんどんきれいになっていくので、庭の端にある枯葉まで探して吸い込みたくなるほど。クセになる楽しさです!
【番外編】キャンプ後のテント掃除にも一役
もちろん庭掃除以外にも活用方法はあります。そのひとつがキャンプ後のテント掃除。キャンプ後のテント内には、意外と枯葉やホコリが散らばっています。
自宅に戻ってテントを乾かすついでにブロワーをかければ、テント内の枯葉やゴミを吹き飛ばせます! 同様にクルマのトランク内にもブロワーをかければ、隙間のホコリまできれいに吹き飛ばしてくれますよ。
▼思いのほか便利な屋外用掃除機
ブロワバキューム RESV-1020V(2万7500円)
「吹き寄せ」と「吸い込み」を手軽にできるパワーツールで、落ち葉を吸引するだけでなく、芝刈り後の掃除にも便利。肩掛けバンド、ワイドノズル、アジャスタブルローラー、ダストバッグ、10m延長コードが付属する。
■家の中の掃除には充電式クリーナー
年末はもちろん家の中の大掃除も欠かせません。そんな時に重宝するのが、充電式バッテリーを使用したクリーナー。
旅客機の機内掃除やホテルの清掃でも使われる掃除機なので、パワーは強く、しかもサイクロンユニットにHEPAフィルターも搭載しているから排気もクリーン。家中どこでも重宝します。
部屋の隅に立てかけておけば、いつでも掃除が可能。気になった時にサッと掃除ができるのも充電式クリーナーのいいところ。
充電式クリーナーとしてはワンランクアップの、HEPAフィルターを搭載。細かなホコリの捕集率が高いから排気もクリーンです。
使用するときは、HEPAフィルターの手前にダストバッグ、もしくは紙パックを装着します。
本体にはブラシレスモーターの採用で、業界トップクラスの吸引力と静音性を両立。メインのクリーナーとしても十分使える能力を誇ります。
動力源は18Vのバッテリー。吸い込みの強さは3段階に切り替えられ、弱なら45分、中なら35分、強なら20分の連続使用が可能。もちろんコードはないから、取り回しやすく、階段やテーブルの下でも手軽に使えるのも便利です。
サイクロン式ユニットが装着されている延長管を外して、付属のスキマノズルを装着すれば、ハンディクリーナーに変身! 大掃除ついでに行う車内清掃にも便利です。
ちなみに取り外したサイクロン式ユニットは、分解して水洗いできるから清潔感を保てますよ。
▼インテリアに合わせて選べる2色
充電式クリーナー DHC181L5(5万5000円※充電器・電池パック含む)
18Vの充電式バッテリーを採用する、ハイパワーなクリーナー。用途に合わせて使い分けられるダストバッグ、紙パックのほか、サイクロンユニット、ワイドノズル、延長管、スキマノズルが付属する。サイズは、全長970×全幅121×全高188mm、重さ1.6kg(電池パックを含む)。
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家の外と中で活躍する掃除機は年末の大掃除に大活躍! 今年の汚れは今年のうちに落として、気持ちよく新しい年を迎えたいものです。
<写真/田口陽介 文/澤村尚徳(&GP) >