日本上陸当時、独自の速振動吸収技術「ゼロディスターバンス」でSNSを席巻したオーストラリア発のコアラマットレス。その新製品「New コアラマットレスBREEZE」が注目を集めている。
また、日本の都市部で広々としたリビングに住むのは夢のまた夢。とはいえ、オフはゆっくり横になって読書に耽ったり、ブランケットにくるまりながら家族やカップルで映画鑑賞でもしたいものだ。
そんなクオリティタイムを叶えてくれるのがコアラのソファーとソファーベッド。たとえワンルームでも、まるで1LDKやゲストルームのように空間の可能性を広げてくれる。もちろん座り心地はマットレスメーカーならではのハイクオリティ。遠方の友人が泊まりに来ても安心だ。
そんな日本の住環境にもローカライズした新モデルを次々に展開する、いま注目のマットレスブランド「コアラマットレス」を徹底解剖します!
■1台で最適な硬さを選べる失敗のないマットレス
コアラの新製品「New コアラマットレス BREEZE」が注目されている最大の理由は1台で「かため」「ふつう」といった好みの硬さを簡単に選べること。
「マットレス全体ではなくトッパーレイヤーだけを裏返して手軽に調整できるのは、なかなか他にない特長だと思います」。そう語るのはコアラ広報担当の後藤彩さん。
マットレスは店頭で試した時と、実際に何日も使ってみた時とで感覚が異なることもある。また、体調によって柔らかめがいいこともあるだろう。
もともと高密度レイヤーによる体圧分散に定評の高いコアラマットレスだが、5層レイヤーのこちらはその高機能に加え、上部レイヤーで悩ましい感覚的な問題を解決した革新的なマットレス。
吸湿速乾性を高めた表層のキルティングも心地よく、一年を通じていつでもさらりとした爽やかな眠り心地で疲れた体に寄り添い、日々のストレスを解放してくれる。「業界ではいち早く120日間のトライアル期間を設けたコアラ製品ですが、返品はほとんどないんです」(後藤さん)
■抜群の安定感と快適さを誇るBREEZEの5層レイヤー
①COOLMAXのキルティングカバーでドライな状態を保つ
表面はCOOLMAX 繊維を使用した1cmのキルティングカバー。使用持続性のある吸湿発散技術で、従来モデルより生地の乾燥速度が高められている。手触りはフワッと滑らか。就寝中も常にドライな状態が保たれる
②リバーシブルで「かたさ」の選択が可能に
上下をひっくり返すことで硬さを変えることができるクラウドセルコンフォートレイヤー。「ふつう」と「かため」の2種類で寝心地を自由にカスタマイズOK
③3つのゾーニングレイヤーで体圧を分散
3つの高密度ターゲットサポートゾーンが体圧を分散し、腰をしっかりサポート。通気孔が余分な熱を効率的に放出し、快適な眠りに導いてくれる
④アダプティコアが圧力を軽減
下層は精密にカットされたサポートゾーンを備える高密度レイヤー。体の荷重に適応し、振動を吸収。どの位置で寝ても常にバランスの良い姿勢が保たれる
⑤寝相が悪くても安心のエッジサポート
沈み込みやすい端を強化しマットレスの変形を防止。寝相が悪い人でも夜中にベッドから落ちる心配は無用。端から端までゆったり眠ることができる
■人生に寄り添う、サステナブルなベッドフレーム
コアラ製品が感度の高い日本のデジタル世代に愛されているのは、日本人の生活環境を徹底的に研究し、デザインを洗練させているから。
例えば、今秋リリースの「アーバンベッドフレーム」は、日本の住空間に合わせてヘッドレスを採用し、狭いベッドルームでも自由なレイアウトが可能に。工具不要で10分あれば組み立てられ、フレーム下はロボット掃除機や衣装ケースが入る〝ちょうどいい”設計だ。
引越しの際や移動もラクで、2台を横に並べて使うこともできるなど、ライフステージに合わせて永く使えるのも最高。「環境に配慮したFSC認証の木材を使用しているのもコアラならではです」(後藤さん)
木目が主張するアッシュ材はウッディな高級感を醸すだけでなく耐久性も抜群だ。底面は通気性を重視したすのこ状のポプラ合板を使用。日本ならではの湿気を防ぐためコーティングにまで徹底的にこだわっている。
コアラ表参道 ショールーム
住所:東京都渋谷区神宮前5-43-7 表参道ART WORKS1F
営業時間:水~金 11:30~20:00(最終入場19:30)、土日祝11:00~19:00(最終入場18:30)
※営業時間は変更になる可能性があります
■狭小住宅派もミニマル派も満足間違いなし! マットレスのエキスパートだから実現した「超快適ソファ」のココが凄い!
コアラからは日本の働き世代にフィットした新製品も続々登場している。とくに11月29日発売の「チラックス」は座る・寝る・仕事する、の1台3役を実現したユニークな高機能ソファ。
「オーストラリアではマルチパーパスな家具をリビングに置いて、自分の好きなように部屋を使うのが主流。そのライフスタイルを日本の住空間に合う形で取り入れました」と語るのは担当デザイナーのデービス美心さん。「chill」と「Relax」を組み合わせて命名されたチラックスは、バックレストやアームレストを外せばシングルベッドや2.5人掛けのソファーに可変。さらにアームレストの裏側は木製でデスク代わりに使えるなど小ワザも効いている。在宅ワークにも仕事の合間の小休止にも大活躍のソファだ。
また、「クッシー」と「ボクシー」の2つを新たに展開するソファーベッドは省スペースにこだわりつつ、若いカップルやファミリーが質の高いリラックスタイムを過ごせるよう設計。
「ソファ時、ベッド時それぞれのバランスを考えて高性能ウレタンをレイヤリングしています。特徴的なリサイクル生地のテクスチャーもぜひ体感してほしいですね」(デービスさん)
■寝るも座るも自由自在! コアラがTHINKしたリビング寝具「チラックス」&「ソファベッド」
1.コアラ チラックスソファ
(H78cm×W175cm×D71cm)
6万9000円 ~ 7万9000円
2.クッシーソファーベッド
ソファー時(H83cm×W144cm×D96.2cm)
ベッド時(H58.6cm×W144cm×D214.2cm)
セミダブル13万9000円
オットマン3万円
3.ボクシーソファーベッド
ソファー時(H93cm×W201cm×D76cm)
ベッド時(H93cm×W201cm×D146cm)
ダブル16万9000円
■マットレス業界の革新的ブランド 「コアラ」を知るための 3 つのキーワード
1.人にも地球にも優しい
コアラを語るうえで欠かせないのが環境保護への取り組み。WWF(世界自然保護基金)とのパートナーシップにより、マットレスを買うとコアラの保護に貢献した証「コアラサポート認定書」が送られるが、日本での売上の一部は南西諸島の固有種アマミノクロウサギやミヤコカナヘビの保護にも使われている。また「1% for the planet」の一員として、自然環境保護のため年間売上の少なくとも1%を寄付している。
2.デジタル世代のブランド
コアラが先進的なメーカーと言われる所以は、店舗販売や価格を下げるための大量生産が当たり前だった業界の商習慣を徹底して見直し、サステナブルでエシカルな家具をワンクリックで買うためのソリューションを展開したこと。高品質でプレミアムなコアラ製品だが、購入・お試し・返品のすべてが簡単。日本で120日間のお試し期間をいち早く取り入れたのもコアラだ。
3.D2Cのビジネスモデル
2015年、オーストラリアの2 人の青年ダニエル・ミルハムとミッチ・テイラーが「すべての人に深く快適な眠りを届けたい」という想いを、最も長く眠る動物「コアラ」に込め、D2C(メーカー直販)ビジネスモデルを採用する寝具・家具ブランドとして創業。顧客満足度No.1 のブランドに成長し、2017 年に日本上陸。市場調査を常に実施し、日本人のライフスタイルに適した良質でリーズナブルな製品を展開している。
(取材・文/伊勢洋平、撮影/江藤義典(店舗))
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