話題騒然! ラグやカーペットを濡らさない究極の2in1「ルンバコンボ j7+」のココが凄い

高い清掃能力に水拭きの機能を備えた「ルンバコンボ j7+」が発売された。世界初の「パッドリフティングシステム」を搭載し、カーペットやラグを見分けて濡らすことを回避するのが最大の特徴だ。その機能を徹底検証する。

アイロボット　ルンバコンボ j7+
アイロボット公式オンラインストア価格15万9800円

電源方式／充電式リチウムイオン電池（充電時間3時間）
本体寸法／ルンバ本体：直径33.9㎝×高さ8.7㎝、クリーンベース：奥行き40㎝×幅31㎝×高さ34㎝
本体重量／約3.4㎏（バッテリー含む）
無線通信／ Wi-Fi2.4GHz帯・5GHz帯
クリーンベース付属

【識者】家電ライター・コラムニスト小口覺さん

日本では2003 年に発売されたルンバ初代モデルから使用。自慢できる家電「ドヤ家電」の名付け親。著書に『ちょいバカ戦略−意識低い系マーケティングのすすめ−』など。

■掃除機がけと拭き掃除の両方を効率的に行いたい人に最適！

ここ数年、にわかに注目を集めている、水拭き機能を搭載した“2 in 1”のロボット掃除機。世界シェアNo.1のアイロボットが2 in 1の「ルンバ」を世に出すには、従来製品の持つ課題を解消する必要があったと同社プロダクト・マーケティングマネージャーの藤田さんは語る。

「実現すべき課題は主に2つ。1つ目は『1回のミッションで、床掃除と水拭きを自動で完遂すること』。その双方を自動でこなすことができない方式では、手間がかかるし時短にならないからです。そして2つめは『カーペットやラグを汚さないこと』です。従来の製品では、水拭きのパッドが常に底面にあるため、カーペットなどを汚してしまう欠点がありました」

これらの課題を解決するために、いくつもの方式が検討され最終的に採用したのが「パッドリフティングシステム」だ。

掃除をスタートさせると本体上部に格納されたモップパッドが底面へと移動し、しっかり水拭きする。濡らしてはいけないカーペットやラグなどを見分けると、パッドを本体の上部に格納して掃除を続行する。ラグなどは前面に搭載されたカメラと3つのフロアセンサーで認識するため、場所が移動しても問題ない。もちろん、アプリからエリアごとに水拭きの有無を指定することもできる。

1台2役で設置スペースも1台分ですむメリットを実現しながら、ルンバならではの高い清掃能力を維持しているのだ。

もはや日常の家電となったロボット掃除機だが、「ルンバコンボj7+」は、ハードウェア、ソフトウェアの進化により、2 in 1の課題を解決した。ぜひ実物を見てそのテクノロジーを実感してほしい。メカ好きならずとも心躍らされるはずだ。