暖かな春の日差しに、屋外活動への機運も高まるこの時期。年末年始でだらけきった体をシェイプすべく、ランニングをはじめる人も多いことでしょう。そんな皆さんの前向きな気持ちを後押しするのがHOKA(ホカ)の新作「CLIFTON(クリフトン) 9」です。
ランに最適な機能性を備えつつ、カラー豊富でおしゃれも楽しめる。“ランと日常の両方をともに過ごせる1足”と今注目されています。
■極厚ランシューの火付け役。あらゆるランナーに支持される「HOKA」とは
HOKAは“楽に下り坂を走る”ために2009年、フランスのアネシーで誕生したシューズブランド。その名はニュージーランドの先住民族・マオリ族の言葉に由来し、ダッドスニーカーブームとトレイルランニング人気が高まる中、代名詞である“極厚ソール”のランシューによってその存在を知った人も多いことでしょう。
現在はランニングとアウトドアを中心に、スポーツを楽しむすべての人に向けたパフォーマンスフットウエアを手掛けています。
ジャケット1万9800円、ショーツ8360円、タイツ1万3200円、ソックス2420円/すべてHOKA(デッカーズジャパン)
■HOKAといえばこれ。王道の「クリフトン」シリーズに新作が登場!
HOKAではアイコン的モデルがいくつか存在しますが、その中でも根強い人気を誇っているのが“王道”とも称される「クリフトン」シリーズ。
メタロッカー構造の厚底ソールや足当たりの良いヒール形状など、HOKAならではの特徴を押さえつつ、軽量性とクッション性のバランスに優れているため、多くのランナーから愛されています。今回はそのシリーズ最新作として、今春待望のデビューを飾った9代目の「クリフトン 9」(2万900円)にフォーカス!
■走る人もそうでない人も。「クリフトン 9」を履きこなすために伝えたい“9のコト”
ここからは、クリフトン「9」にちなんで、9つの特徴に分けて本モデルの魅力を深堀り! 最後まで読んでもらえれば「なぜクリフトン 9が“買い”なのか」という理由がお分かりいただけるはず。
1.より“厚く”進化した弾むソールは快適そのもの!
先述のように、クリフトンシリーズの売りは、軽量性とクッション性に優れたシリーズ屈指のバランス感。その要となるのがEVA素材で成形された極厚のミッドソールです。
しかも、前作のクリフトン 8と比較すると厚みが3mm増して反発力アップ! これによって走行時の脚への負担を軽減する一方で、これまでにない弾むような履き心地を手に入れました。履いて走れば、その変化をより実感できるでしょう。
ジャケット1万9800円、インナー1万1000円、ショーツ8360円、タイツ1万3200円、ソックス2420円/すべてHOKA
2.“メタロッカー構造”がよりシェイプされ、推進力がグッとアップ!
ソールの前後を反らせて船底形状にすることでスムーズな重心移動を可能とするのが、HOKAのランニングシューズにおける代名詞的テクノロジー“メタロッカー構造”です。
これにより強く地面を蹴り出さずとも、自然に前へと進む感覚が得られるため、長時間のランにも最適。クリフトン 9では前後の反りの角度を、前作よりも強くシェイプすることによって、さらなる推進力アップを実現させました。
3.タンがズレないって良い!快適な走りを支える“ガセットタン”
履いたときには気にならずとも、歩いたり走ったりするうちに起こるシュータンのズレ。精神的ストレスになることはもちろん、足を正しくサポートすることができずパフォーマン低下にも繋がるのは由々しき問題です。
そこで、対抗策として考案されたのが、内側から伸縮性のあるベルトで固定するガセットタン。厚みのあるシュータンも相まって、しっかりと甲部分を押さえ込むフィッティングが味わえます。
4.幅広になって安定感が向上したアウトソール
先ほどクッション性を左右するミッドソールの進化については触れましたが、踏破性に関わるアウトソールもまた、前作からの進化がわかりやすいポイントといえます。
新素材としてDURABRASIONラバー(写真の黄色い部分)をアウトソールに採用し、耐久性がアップ。これと同時にソール自体の横幅も広がったことで、走行時の安定性向上にひと役買っています。
5.通気性に優れるニットアッパーは環境にも配慮
アッパー素材はいわば肌。伸縮性がないと足の動きを阻害し、通気性がないと蒸れて不快な思いをすることも。その点、本モデルは安心。前作のエンジニアードメッシュで好評だった通気性はそのまま、より丈夫で柔らかく足を包み込むエンジニアードニットを使用しています。
さらにリサイクル素材を用いて環境に配慮しながらも、適度なホールド感と蒸れ知らずの通気性を獲得し、快適にランを楽しめますよ。
6.片足わずか248g。持ち運びだってラクラクです
仕事終わりにジムでちょっと走りたいけど、シューズが重いと持ち運びが面倒。せっかくのやる気もそがれてしまった…なんて経験ありませんか? クリフトン 9はこんなにボリューミーなルックスなのに、片足(27cmの場合)わずか248g!
アッパーの素材が重なる部分と圧着パーツの削減により、メンズモデルでは前作より2g軽減。同社ラインナップの中でも、レース向けモデルに次ぐ軽量性を備えています。これなら仕事用バッグに入れても苦になりません。
ジャケット1万8700円/アーバンリサーチ、バックパック3万1900円/aer、その他スタイリスト私物
7.街履きを視野に入れるなら黒系がうってつけ
ここまでは優れた機能性にフォーカスしてきましたが、同じくらい重要なのがカラーリング。デザインは同じでも雰囲気が大きく変わることで、さらに活躍の場を広げてくれます。
街履きで普段の格好と合わせるのを視野に入れるなら、モダンな印象を与える黒系が正解でしょう。足取りは軽快、雰囲気はスタイリッシュ。ご覧のように大人のカジュアルスタイルとも相性抜群です。
ジャケット4万2900、パンツ1万8700円/ともにHOKA、その他スタイリスト私物
8.身長が盛れてスタイルUP。極厚ソールの恩恵にあずかる
アッパーとソールが黒で統一されたワントーンカラーを選択すると、モダンな印象の獲得だけではなくもうひとつのメリットが得られます。それが、“身長の高見え効果”。
パンツも同型色を持ってくることで極厚ソールが自然と脚のラインに馴染み、スタイルアップが見込めます。しかも小難しいテクニックは必要とせず、ただ手持ちのパンツに合わせるだけとお手軽です。
ジャケット1万8700円、スラックス1万3200円/ともにアーバンリサーチ、バックパック3万1900円/aer、その他スタイリスト私物
9.カラーラインナップ豊富だから、お気に入りの1足が必ず見つかる!
先述の黒や白といった都会的なワントーンカラー、落ち着きのあるトーナルカラーのサンドなど、デイリーシーンで活躍するもの以外に、ジョグ&ラン時のテンションとパフォーマンスを引き上げてくれる軽やかで鮮やかなカラーもスタンバイ。
ここでは掲載しきれなかったものの、今シーズンは全10色のカラーラインナップが揃うので、お気に入りが必ず見つかること請け合い。乞うご期待!
■ラン派も街派も大満足。思わず外へ行きたくなるHOKAの「クリフトン 9」
以上、クリフトン 9の魅力を余すことなくお伝えしました。快適に走りをサポートするだけでなく、街履きでも使える洒脱なルックスに、履けばテンションも思わず上向き。読んでいる皆さんも、このシューズを履いて外へ行きたくなったはず。
新たな季節の訪れには、新たなパートナーが必須。踏み出す一歩を支えるのは、ホカでもなく、クリフトン 9というワケです。
ジャケット1万9800円、インナー1万1000円、ショーツ8360円、タイツ1万3200円、ソックス2420円、キャップ4290円/すべてHOKA
>> HOKA(ショップ一覧)
<取材・文/TOMMY 写真/会田秀人 スタイリング/宇田川雄一>