“いちばん頼りになる”マルチツール 転ばぬ先のビクトリノックス

ひとつで多くの機能をもつマルチツールは外遊びだけでなく家事にビジネスシーンとあらゆる場面の困り事を解決してくれる。スイス生まれの名門「ビクトリノックス 」には、そんなマルチツールの傑作が揃っている。

■汎用性の高い「スモール・マルチツール」はマルチツールの入門編

ドライバーで家電や家具の調整、文房具として使うハサミやペン、つめ切り&つめやすりでグルーミング。1891年にスイス陸軍にソルジャーナイフを納入して以来マルチツールの歴史を作ってきたといえるビクトリノックスのマルチツールはガチなアウトドアやDIYだけでなく、毎日の生活の些細な困り事を解決してくれる。

特にコンパクトなサイズに機能が絞り込まれた「スモール・マルチツール」は女性も扱いやすく、オフィスなど乱雑になりがちなデスク周りをすっきりとさせてくれる。「マルチツールって、どうやって使うのかわからない」と思っている方の入門編としてはうってつけのラインナップだ。

なかでも「シグネチャーライト」は、スライド式の加圧ボールペンとLEDライトを搭載したビクトリノックスの中でもキャラ立ちしているアイテムで急なメモや停電など“プチ緊急時”に重宝する。

スモールブレード(小刀)は段ボールや封書の開封、書類を閉じたホッチキスの針を外すのに便利で、大きなナイフを使い慣れていない人も汎用性の高さがわかるはず。

アルミ缶も切れるほど切れ味鋭いハサミなど「ナイフといえばビクトリノックス」と言える刃物の精度はスモール・マルチツールにももちろん活かされている。ここからステップアップして絶対定番の「ハントマン」と二刀流となれば、アウトドアや災害時の備えも万全。

工具一式揃えずとも雑務をサラっと片付けてくれ、誕生から125年もの間ギア好きを魅了するモノのロマンが詰まっているビクトリノックスのマルチツール。生活必需品というほかない。

 

■スモール・マルチツールのラインナップ

▼暗闇でもマルチに活躍/シグネチャーライト(4400円)

日常生活で役に立つ7機能を折り畳んで親指ほどの大きさ(58mm)に集約。なんといっても特徴はスライドボールペンと白色LEDライト。ライトは電子回路などに採用される電源回路を導入しボタン電池一個で高輝度照明を実現。コンパクトサイズながら暗所で足元の安全を確保するのに十分な照射範囲。ハンドルのロゴ部分「スイスクロス」がスイッチになっている。ペンは加圧式なので寒さなど外気温の影響も受けにくく、濡れた紙でもかすれにくい。

▲LEDライトとペンの同時利用も出来るので暗い場所でメモも取ることができる

▲爪のケアができるやすり。先端が2.5mmのマイナスドライバーになっている

 

▼スモール・マルチツールの代表格/クラシックSD(2200円)

創業間もなくから製造されてきた〈オフィサーナイフ〉をコンパクト化したのが、このシリーズ。ビクトリノックス製品で最小サイズに、ハサミとスモールブレードなど最小限にしてバランスの取れた7機能。カラバリも多いので女性も手にしやすく使いやすい

▼ネイルケアはこれで完結/ネイルクリップ580(3850円)

研究を重ね開発された切れ味抜群のつめ切りを搭載。つめやすり、つめそうじも備えているので一家に一個は欲しいアイテム。最高品質のステンレススチール製で頑丈。スライダーひとつでパーツをスムーズに出し入れできる構造で安全に使える。8機能。

 

■マルチツールの定番アイテム

▼ブランドを象徴するツール/ハントマン(5500円)

工具箱で揃えたなら重さ3kgは下らない15種類のツールを一個97gに収納。しかもロープや丸太を切れるのこぎりなど“ガチ”な場面で本領発揮するスペックばかり。マルチツール初心者には手に余ると思いがちだが縦切りも横切りもスムースにこなせるハサミ、ガス缶を捨てる際の穴あけに便利なリーマーなど日常生活のあらゆる場面で最善の仕事をしてくれる。ハサミはバネ部分が取り外し可能になっていたりメンテナンスがしやすい設計も特長。

▲刃渡り6cmのミニブレードはつまみを切り分けるなどちょっとした料理に役立つ

▲内側に反った2枚刃構造は刃が滑りにくく、ティッシュでさえも切りやすい

 

▼DIYに役立つ15機能/フィールドマスター(5500円)

ハントマンの対をなす代表的モデルだけに全長91mmに15機能が収められているのは同一。重量が100gであることとハントマンがコルク栓抜きであるところをプラスドライバーを装備している点が違い。コンパクトで握りやすく、よりDIY向き。

>> ビクトリノックス・ジャパン

 

<編集・文/本田賢一朗 撮影/上野敦 スタイリスト/佐々木誠>

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