「裸足が気持ちいい!」と話題の床拭きロボット掃除機「ブラーバ ジェット」で本当に床がツルツルに!

床がツルツルになる拭き掃除ロボット「ブラーバ」

愛用中の「ブラーバ 380j」(左)と、新型の「ブラーバ ジェット240」(右)

 

実は筆者は、床拭きロボット掃除機「ブラーバ 380j」を使っています。これが本当に便利で、個人的には「2015年の買ってよかった大賞1位」と言っても過言ではないほど。ほぼ毎日、わが家の床をせっせと拭き掃除してくれています。そんな「ブラーバ」シリーズに、新機種「ブラーバ ジェット」が登場しました。水を噴射しながら、ホコリからジュース、ケチャップ汚れまで念入りに拭き掃除してくれるそうで……。これは気になる!「ブラーバ 380j」と何が違うのか、役立つポイントはどこなのか、実際に試しました。

ブラーバ ジェットはどんな使い方がいいの?

「ブラーバ380j」と「ブラーバ ジェット」の違いが気になる人が多いと思います。「ブラーバ380j」は公式オンラインショップ価格は4万2120円、「ブラーバ ジェット」は3万2270円。1万円ほどの価格差よりも“使い方”が違うと言っていいでしょう。

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「ブラーバ380j」はリビングなど、部屋全体の日常的な拭き掃除に。「ブラーバ ジェット」は「キッチン」「ダイニング」など、こびりつきなどの頑固な汚れをしっかり掃除したい場合に向いています。「ブラーバ380j」は拭き掃除だと最大20畳、から拭きだと最大56畳掃除できます。「ブラーバ ジェット」は拭き掃除で最大12畳、から拭きだと最大15畳です。

「え?ブラーバ380jのほうがいいんじゃない?」と思うかもしれません。でも、実際に「ブラーバ ジェット」が便利なシーンはたくさん!

ブラーバ ジェットに向くのはこんな人

  • 掃除機と組み合わせて使い、拭き掃除だけの機能が欲しい人
  • キッチンやダイニングなどにありがちなガンコな汚れを集中的に拭き掃除したい人
  • 食べこぼしなどで床を汚すことが多い、小さな子どものいる家庭
  • 室内でペットを飼っている家庭

また最大12〜15畳とはいえ、家具を置いた部屋は意外とコンパクトなもの。リビングも十分掃除できる人も多いと思いますよ。しかも、よりキレイに掃除してくれますからね。

上記の中に気になるポイントがあった人は、検討の価値アリです。では「ブラーバ ジェット」の便利ポイントを詳しく紹介しましょう。

特徴①とにかくコンパクト! 家具の間もスイスイ〜

サイズは幅17×奥行17×高さ8.4cm、重量約1.2kgと驚くほどコンパクト!

 

「ブラーバ 380j」を初めて見たときもコンパクトだなぁと思いましたが、「ブラーバ ジェット」はひと回りもふた回りも小さい! 側面を両手ですっぽり覆えるほど、コンパクト設計です。小さくなったことで、より小回りの利く動きができるようになっています。

テーブルや椅子の脚のあいだ、狭い場所もスイスイ〜

テーブルや椅子の脚のあいだ、狭い場所もスイスイ〜

バッテリーは専用の充電器に装着し、コンセントに挿すだけ

バッテリーは専用の充電器に装着し、コンセントに挿すだけ

 

特徴②水を噴射して丁寧に拭き掃除!しかも動きが変わる!

3種のクリーニングパッド。青が「ウェット」、オレンジが「ダンプ」、白が「ドライ」

3種のクリーニングパッド。青が「ウェット」、オレンジが「ダンプ」、白が「ドライ」

 

「ブラーバ ジェット」最大の特徴は、本体前面についたジェットスプレーノズル。給水タンクに水を入れてボタンを押すと、ジェットスプレーから水を床に噴きつけ、クリーニングパッド部分でゴシゴシと汚れをこすり落とします。

専用クリーニングパッドは「ウェット」「ダンプ」「ドライ」の3種。パッドを装着してボタンを押すだけで、最適な清掃モードを自動認識してくれるので操作も楽ちんです。

【モード1】水と洗浄剤で同じ場所を念入りに3度拭きする「ウェットモップモード」。コーヒーやソーダなどのシミもすっきりとこすり落とす。

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モード1

 

【モード2】少量の水と洗浄剤で同じ場所を2度拭きする「ダンプスウィープモード」。ホコリを拭き取りながら水拭きもしてくれる、いいとこどり。

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モード2

 

【モード3】直線的に進む、から拭き専用の「ドライスウィープモード」。ホコリや髪の毛、ペットの毛などをからめ取る。

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モード3

 

これらのクリーニングパッドの交換が簡単なのも魅力的。掃除が終わったら、パッド取り出しボタンをワンプッシュするだけで、手を汚さずにゴミ箱に捨てることができます。

パッドをスライドさせて、カチッといえば装着完了

パッドをスライドさせて、カチッといえば装着完了

給水タンクは内蔵。本体の吸水口に直接水を注ぐ

給水タンクは内蔵。本体の吸水口から注ぐだけ

 

このほかに、洗濯機で最大50回洗って使える「何回も洗って使える洗濯可能なパッド」(1枚4320円)もあり。洗浄剤は含まれませんが、使い捨てパッド(10枚入り1360円)と比べて経済的です。

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何回も洗って使える洗濯可能なパッドも3種類

 

特徴③賢い!隙間なく掃除してくれる!

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“ナビゲーションシステム”を搭載している「ブラーバ ジェット」は、「ルンバ」同様に高精度な動きが特徴。部屋の形状を把握して、自動的に隅々まで掃除してくれます。

 

スマートフォンの「iRobot HOMEアプリ」対応

スマートフォンの「iRobot HOME」アプリ対応

 

スマホに専用アプリをダウンロードすれば[床拭きのスタート/ストップ][狭いエリアの集中清掃モード][水量の調節]が可能。スマホで水量の調節などができるのは便利。

 

ボタンを長押しすると「バーチャルウォールモード」の設定が可能

 

「バーチャルウォールモード」を設定すれば、「ブラーバ ジェット」が入ってほしくない場所への進入を防げるという機能も。この機能で清掃範囲を指定することで、広い部屋でも「キッチンだけ」「ダイニングだけ」というように効率的に掃除ができるのも便利ですね。

ちなみに、「ブラーバ ジェット」はウェットモップモードで最大12畳(20㎡)、ダンプスウィープモードとドライスウィープモードはで最大15畳(25㎡)が清掃可能範囲とのこと。広い部屋を一度に掃除するなら「ブラーバ380j」がいいでしょう。新製品の「ブラーバ240」は「汚れが気になるキッチンを掃除したい」というように、集中的に掃除したい時に活躍します。

⇒「ブラーバ ジェット」についてもっと詳細を知りたい!

役立つポイントは「しっかり拭き掃除」と「小回りが利く」こと!

油汚れや水はねの多いキッチンでは大活躍!

油汚れや水はねの多いキッチンでは大活躍!

 

ひとつ目のお気に入りポイントは、ボタンひとつでモードの使い分けができること。実際に試した筆者のオススメ使用法は、ベタベタ汚れがあるダイニングやキッチンには「ウェットモップモード」&「ダンプスウィープモード」。ダンプスウィープモードでも十分汚れが落ちますが、揚げ物をした日など特に汚れたキッチンの床にはウェットモップモードが効果的。床に飛散した油汚れもきれいに落ちていました。

一方、リビング&寝室には「ドライスウィープモード」。ソファやベッドの下にもぐり込み、隙間のホコリや髪の毛などを拭き取ってくれます。毎日走行させれば、掃除機は不要かもと思うほど隅々までスッキリ。加えて週に数回ダンプスウィープモードで水拭きすれば、気持ちのよい床が保てます。

 

狭いところでも侵入できるのはコンパクトなボディならでは

狭いところでも侵入できるのはコンパクトなボディならでは

 

もうひとつのポイントは、何と言っても小回りが利くところ。「ブラーバ380j」では掃除ができなかったエリアが、「ブラーバ ジェット」では入り込めるようになりました。また、家具や壁には水を噴きつけないようにできているのもお見事。障害物を感知すると進行速度が遅くなるため、ガンッとぶつかることもなし。お気に入りの家具が傷むことがないので安心して使えます。

あまりにも便利なので、子どもがいる家庭にオススメしてみた!

ダイニングまわりは子どもの食べこぼしが気になるそう

ダイニングまわりは子どもの食べこぼしが気になるそう

 

「ブラーバ ジェット」を使ってみて、「これは便利!」ということで、子育て中の知人、前川さんにも試してもらいました。
ご自宅にお邪魔すると、2歳の娘さんは樹脂粘土で遊びに夢中。床にもベタベタした粘土の跡がついていました。「ブラーバ ジェット」を起動させると、早速椅子の下をゴシゴシ……。

前川さん「食事のときも、食べこぼしはしょっちゅう。その都度、汚れた部分だけを雑巾で拭いていますが、朝はバタバタしているので、飛び散った汚れまではケアできません。自動で床全体を拭き掃除してくれるのは助かります!」

アイスの食べこぼしもササッと拭いてくれる

アイスの食べこぼしもササッと拭いてくれる

 

「普段はルンバを愛用しているのですが、娘はあの吸引音が気になるようで、同じ部屋でルンバを起動すると落ち着かないんです。でも、ブラーバ ジェットは静かに動くので、近づいても平気だし、怖がりませんね。家族が家にいる時間でも使うことができるのはいいですね」

夫婦は共働きなので、平日昼間の外出時にルンバを起動させているのだとか。「ブラーバ ジェット」は、「夜、寝ているあいだにリビングダイニングの拭き掃除をしたい」とお話していました。作動音が静かなのが、ポイントが高いようです。

システムキッチンの下にもぐり込んで拭き掃除

システムキッチンの下にもぐり込んで拭き掃除

 

前川さんのお宅では、システムキッチンの床下の隙間に「ブラーバ ジェット」がぴったり入りました。一般的なシステムキッチンは10cm程度が多いので、隅々まで入り込めるでしょう。食事の準備が終わったら、起動させておくだけで床はピカピカに。

「食事をしているあいだにキッチンの床掃除が完了するのは時短になります。しっかりと水拭きをした床は、素足で歩いても気持ちいいですね」と、子育て中のママにも大好評でした。

ブラーバ公式サイト
http://www.irobot-jp.com/braava/index.html

 

(取材・文/大野麻里、撮影/金子 睦)

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