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■荷室に荷物が満載で後方が目視できない状態でも安心

デジタルインナーミラーのディスプレイ部はハーフミラーになっているため、電源を切ったり、万一システムが故障したりしても通常のルームミラーとして使用できる。

デジタルインナーミラーのメリットは、なんといっても車両後方の視認性が大幅にアップするということだろう。

カメラが捉えた映像はかなりクッキリしていて、夜間は肉眼よりもずっと明るく見える。視認範囲もきわめて広く、通常のルームミラーのように後席に座っている人やラゲッジルームに荷物を満載していても、車両の内装などが映り込んだり、後方が見えなくなったりすることがない。

カメラの画角によっては周囲が広く映りすぎて距離感がつかめなくなることもあるが、見やすい範囲に調整できるズーム機能が備わっている機種であれば違和感を低減できる。

また、ドライブレコーダーやバックカメラといった機能を備えているモデルも多く、その場合は取り付けを簡略化できるので費用や手間を抑えられる。

一方、デメリットは光の加減によってディスプレイ部分に車内など周囲の景色が映り込んでしまうこと。解決方法としては、本体の角度をやや上向きにすると反射を緩和できることが多い。

製品によっては日中に肝心の車両後方映像が見にくくなる場合があるので、気になる人は購入前にカー用品店などで実機をチェックしておいたほうが良いだろう。

市販モデルのほとんどでDIYでの取り付けが可能。ディスプレイユニットは純正のルームミラーに重ねて付属のバンドで固定し、電源はクルマのアクセサリーソケットから取得(一部、配線が必要な場合もあり)する。

設定操作はディスプレイのタッチパネルやディスプレイユニットのフレーム部に備わるハードキーで行えるため、コントロール性も良好だ。

■最新のドライブレコーダー機能付きモデルをチェック!

 

▲ケンウッドの12V型IPS液晶搭載デジタルルームミラー型2カメラドライブレコーダー「ミラレコ DRV-EM4800」(実勢価格:5万4100円前後)。6段階の拡大が可能な「表示画角調整機能」や音声コマンド操作でハンドルから手を放さずに操作できる「音声コマンド機能」などを搭載

▲純正のルームミラーに重ねて、付属のゴムバンドで固定するタイプの機種が多い

<文/浜先秀彰>

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