世代を超えて愛される名品。ブランドストーンの「クラシックス」を2人の洒落者が語り尽くす

秋も深まり、アウターが欠かせない今の時分。コートやジャケットなど、クラシカルなスタイルが人気の中、足元もそれに合うレザーブーツに注目が集まっています。

しかし、レザーブーツといえば“重くて疲れそう”、“革が馴染むまでは痛そう”など、気軽に手を出しづらいイメージがあるのも事実。

■ブーツ初心者にこそ、ブランドストーンの「CLASSICS(クラシックス)」をすすめたい理由がある

BEAUTY&YOUTH(ビューティー&ユース)のプレスとして、さまざまなシューズに触れる機会が多い田中さんも、実は同じ悩みを抱えるひとり。

ということで早速、ファッション業界の大先輩かつブーツに関する造詣も深いバイヤーの多田さんに相談したところ、「Blundstone(ブランドストーン)って、知ってる?」という回答が。

▲BEAUTY&YOUTH プレス 田中駿也さん(左)、BEAUTY&YOUTH バイヤー 多田亮平さん(右)

田中 もちろんですよ! 多田さんが普段から愛用しているサイドゴアブーツのブランドですよね?

多田 そうそう。オーストラリア生まれで創業153年の老舗ね。僕はずっと愛用しているけど、これがすこぶる調子が良くってさ。田中君が求めている軽量性と快適性、そして汎用性を併せ持つレザーブーツといえば断然ブランドストーンがオススメだね。

▲普段からブランドストーンのサイドゴアブーツを愛用している多田さん

多田 仕事柄、海外出張の際には1日に20〜30kmは平気で歩くんだけどさ、ブランドストーンのシューズを履いているとビックリするくらい疲れを感じない。それでいて耐水性が高くて、グリップ力も抜群だから雨の日も履ける。天候に合わせて履き替えるとか面倒でしょ? これ一足でどんなシチュエーションにも対応してくれる心強さがあるんだよね。

そう話す多田さんが取り出したのが、こちらの「CLASSICS(クラシックス)」。同ブランドの中でも上位シリーズに位置付けられるモデルです。

撥水仕上げを施したレザーアッパー、肌触りも滑らかなレザーライナーや高性能なクッション材を搭載したインソールといった機能を備えることで、履き心地を高めている点が売り。

田中 まず手に取った瞬間に感じたのが、この軽さ! アクティブなシチュエーションで履く無骨なレザーブーツ、というイメージを抱いていたので、重厚感のあるルックスの割にすごく軽量というのはうれしいギャップですね。あと甲の部分が高く、つま先部分に厚みのあるシルエットも、甲高な僕の足形にフィットしてくれそう。

多田「最大の魅力は履き心地。フットワークの軽さが求められるバイヤーにとって重要なポイント」

多田 そうそう。あとはアッパーの撥水性の高さもポイント。TPUソールは耐久性とグリップ力に優れているから、両方が合わさることで雨の日に抜群に威力を発揮するっていうね。もうひとつ注目したいのがレザーライナー。これのおかげで足馴染みが良く、脱ぎ履きもスムーズでストレスなし! おまけに耐久性も上がっているらしく、まさに至れり尽くせりだね。

多田 ほら、インソールも見て! かかと部分の高性能クッション材“XRD”が、衝撃を効果的に吸収して、長時間の歩行でも、足への負担を軽減してくれるわけ。僕自身、社内ではサイドゴア好きとして知られているじゃない? これまでに色んなブランドのモデルを履いてきたけれど、「クラシックス」ならではの良さを問われたら、間違いなく履き心地。フットワークの軽さが求められるバイヤーにとって、そこは本当に重要なポイントだからね。

田中「どういった格好で合わせようかと考えるのも楽しい。新しい出会いって感じで、すごくワクワクしますね」

さすがは敏腕バイヤーとして知られる多田さん。良品を見つける審美眼と怒涛のプレゼン力に圧倒された田中さんは、「クラシックス」に足を通してみることに。足入れ時の楽さと抜群のフィット感に、思わず笑みが溢れます。

さらに「ウールの分厚いソックスを履いたら、これからの時期は最高に快適だよ」と、多田さんからのアドバイスも参考にしつつ、すっかり気に入った様子。

田中 たしかにすごく快適でした! 普段はスニーカーばかり履いている僕と同じような方にもオススメですね。これまでサイドゴアブーツを全然履いてこなかったので、どういった格好で合わせようかと考えるのも楽しい。なんだか新しい出会いって感じで、すごくワクワクしますね!

多田 実際、ウチのスタッフの間でも雨の日のブランドストーン着用率がすごく高いじゃない? 機能性の高さもあるけど、服屋的にはシンプルだけど飽きのこないデザインで、合わせるボトムスも全方位対応しているのが人気の理由だろうね。

■世代の異なる2人は「クラシックス」をどう履きこなす? “ビューティー&ユース流”週末コーデ術を披露!

さて、ここからは実際に「クラシックス」をどう履きこなすのか、ご覧いただきましょう。40代の多田さんと30代の田中さん、いわば世代の異なる2人による“ビューティー&ユース流”の週末スタイルやいかに。

【バイヤー多田の着こなし1】クラシックとカジュアル、その絶妙な塩梅に注目

「元々、スラックスにカジュアルなアイテムを合わせるのが僕のベーシックです」と話す多田さん。ダウンジャケットとスラックスを軸にネイビー&ブラックで統一。そしてインナーには挿し色としてマスタード色のニットを。

本人にとってはいつも通りのスタイルですが、そこに自然と馴染む「クラシックス」の汎用性の高さが証明されました。

シューズのシルエットが一番美しく見えるバランスを狙い、ボトムスの裾幅に合わせてシューズのサイズも変えている多田さん。その甲斐もあって足元は実にスマートです。

「クラシックとカジュアルの塩梅も理想的なバランスだし、からし色のニットやポンポン付きのニット帽といった自身のキャラを熟知したアクセント使いも上手ですね」(田中)

【バイヤー多田の着こなし2】ぶつからずに程良く混ざり合う、軽妙さと無骨さ

「こちらもスラックスを着用しましたが、カジュアルの配分を増やしています」と多田さん。スウェットとキルティングジャケットが醸し出す昔ながらの雰囲気が「クラシックス」と高い親和性を示すのだとか。

ニットキャップとブーツ、軽妙さと無骨さが衝突することなく自然に馴染んでいるのが、普段から愛用している確たる証拠です。

センタークリースを効かせたスラックスのカッチリ感と、サイドゴアブーツ特有の色気がほどよくミックス。カジュアルであっても大人の装いに。

「先程のコーデとは打って変わって、温かみのある着こなしですね。スウェットや小物使いが醸し出す休日感の中にも、シューズがマッチしていて素敵です」と田中さんからも称賛の声が。

【プレス田中の着こなし1】質感の変化で奥行きを演出するブラックコーデ

ウールニット製のジップジャケットとゆるくテーパードしたシルエットのスラックスに、ダメージ加工を施したフリンジニットで遊び心を効かせたモノトーンコーデ。

ボトムスと「クラシックス」、さらにアウターと同じ黒でも質感に変化をつけることで奥行きを演出。「この組み合わせは自分にとって新たな発見ですね」との本人談。

黒いスラックスの裾からソックスの白がチラリとのぞくだけで、軽快な印象が加わります。「同じように黒で引き締めた中に遊び心のあるダメージニットが加わることで、季節感を楽しんでいる姿勢が感じられます」と多田さん。

【プレス田中の着こなし2】クリーンな印象に大人の落ち着きをプラス

秋冬の着こなしは暗くなりがちということで意識的に明るい色を取り入れたオフスタイル。「普段ならスニーカーを合わせるところですが、僕ももう30代。大人なイメージを持たせつつカジュアルを楽しみたい。そこで『クラシックス』の出番です」(田中)。

足元を引き締めることで、上品すぎずクリーンな大人カジュアルが完成しました。

「白パンツに『クラシックス』、そして挿し色のニットとコントラストを強調した組み合わせが、実に印象深いです」と多田さん。品良く合わせすぎるとコンサバ風になりがちな白のパンツには、無骨なサイドゴアブーツが好相性。

アウターも落ち着いたカラー&ボリューミーにまとめることで、重心が分散されてバランスの良い着こなしになっています。

■つい手にとってしまう万能さ。長く愛せる1足がブランドストーンにはある

ブランドストーンが愛される理由。それは、これまでの2人の話にもあったように、世代を問わずさまざまな人々の着こなしやライフスタイルに馴染むからにほかなりません。履いて・歩いて・脱ぐのも快適。そんな、どこにでも連れて行きたくなる一足が、ブランドストーンにはあります。

>> ブランドストーン

<取材・文/TOMMY 写真/田中利幸>

着用アイテムはすべて本人の私物です
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