自宅の“サブ冷凍庫”にも!EENOUR「ポータブル冷蔵庫」が予想以上に有能だった話

“ポータブル冷蔵庫”と聞いて、どんな利用シーンを思い浮かべますか? BBQ、キャンプ、車中泊、クルマでの旅行etc. だいたいこのあたりではないでしょうか。でもそれらって、いったい1年に何回あるんだろうか…。そう考えると「いいな!」と思っても購入に躊躇してしまいますよね。かくいう自分もそうでした。

でも先日、EENOUR(イーノウ)の「ポータブル冷蔵庫」を使う機会があったのですが、箱を開けてスペックを確認した時にふと思いついたんです。「これ、家で使うのアリじゃない」って。

▲左から「D10」(容量10L/2万9760円)、「D18」(容量18L/3万4320円)、「D35」(容量35L/4万1760円)、「D45」(容量45L/4万7760円)

近々キャンプに行く予定だったため、ポータブルの冷蔵庫がどれだけ実用的なのかを知りたくて借りたわけなんですが、家でも使うというアイデア、アリなんじゃない? というより、なんでこれまで考えなかったんだろ。

 

■すっきりしたデザインと色が違和感なく馴染む

思い立ったら即実行。自宅キッチンの棚に置いてみました。

▲容量35Lの「D35」。サイズ:長さ625×幅395×高さ440mm 重さ:約14.5kg

おぉ悪くない。いやむしろイイんじゃないでしょうか。我が家の棚はスチールラックなんですが、サンドベージュカラーは木製の棚にもしっくりハマりそう。

そもそも、なぜ自宅使いを考えたかというと、このイーノウの「ポータブル冷蔵庫」、冷凍庫としても使えるからなんです。設定できる温度は-20℃~10℃。家庭用冷蔵庫の冷凍室は約-18℃なので問題なし。

▲キンキンに冷やせる

近年、多くの家電メーカーから冷凍庫が発売されるようになりました。共働き家庭のまとめ買い、業務用スーパーや倉庫型スーパーの台頭、さらには冷凍食品の品質向上などにより冷凍食材の利用が進み、大きな冷凍室を必要とする家庭が増えたとのこと。

とはいえ、スペースには限りがあるし、そう簡単に冷蔵庫を買い替えるわけにもいかない。これらの事情から、サブ冷凍庫の需要が急増中なんだとか。かくいう我が家も、1週間に一度のまとめ買いが基本なので、買い物直後はいつも冷凍庫がパンパンでした。

そこに現れたイーノウの「ポータブル冷蔵庫」。当初は“ポータブル”だし“冷蔵庫”だから家で使うなんて想定していなかったんですが、冷凍庫としても使えて、もちろんコンセントからの給電もOK。だったら家で“サブ冷凍庫”として使うっきゃないでしょ。

▲「D18」「D35」「D45」なら2Lのペットボトルを立てて入れられる

容量35Lの「D35」なら2Lのペットボトルが約8本入るサイズ感。もちろん冷凍食品や凍らした肉魚などはかなりの量を入れられます。35Lまでは必要ないというなら、持ち運びやすく置き場所の自由度も上がる「D10」や「D18」がいいかも。

▲容量10Lの「D10」は幅がスリムだから置き場所の範囲も広がる。サイズ:長さ375×幅262×高さ435mm 重さ:約7.1kg

「D10」は500mlのペットボトルが8本入れられます(「D18」は15本!)。

シリーズ最小となる「D10」のサイズ感は本当に絶妙で、どこにでも置きやすいんです。書斎やリビングに置いて飲み物入れにすれば、夏などは常に冷たい飲み物を手軽に楽しめるというわけです。

▲冷茶ポットを入れておくなんてのもアリ

「D10」「D18」はリビングや書斎、子ども部屋で冷蔵庫として、「D35」「D45」はキッチンでサブ冷凍庫として使うなんてアリじゃないでしょうか。

そしてキャンプやBBQ、クルマで遠出するなんて時には、サクッと持ち出せるというわけです。

 

■キャンプでは付属のバッテリーが活躍

ということで、当初の目的であるキャンプに連れていきました。

▲「D18」

DC対応でケーブルも付属しているので、シガーソケットから給電できます。最近のSUVやミニバンはラゲッジスペースにシガーソケットを備えていることが多いので、そういう意味では使い勝手いいかも。それに「D18」ぐらいのサイズなら、他の荷物があっても気にならないサイズではないでしょうか。

▲左が「D10」、右が「D35」

キャスターは付いていませんが、全モデル大きなハンドルが付いていて運びやすい!

それにイーノウの「ポータブル冷蔵庫」は、高密度発泡ウレタン製の分厚い断熱材が使われていて、さらに開閉部分はシリコンパッキンでしっかり密閉。要は一般的なクーラーボックスに冷却機能が付いているようなものなので、冷蔵効率が高く保冷力も問題なし。最近の夏は異常に暑いので、肉や魚、乳製品はしっかり冷たい状態にしておきたいところですよね。

さらに全モデルに1万5600mAhのバッテリーを装着できます。

だから、電源がない場所でもしっかり庫内を冷たく維持が可能。「D10」の場合なら、バッテリー1個で最大約13時間(ECOモード時)稼働。また「D10」「D18」はバッテリーを1個、「D35」「D45」は2個装着できるようになっています(バッテリーは別売)。

もちろんバッテリーが切れたあとも、本体に保冷力があるから、氷や保冷剤を入れておけばクーラーボックスとしても使えますよ。

▲冷蔵庫に装着したままでも給電できます

しかもこのバッテリー、USB Type-AとType-Cのポートがひとつずつ付いていて、そこからの給電も可能。スマホやタブレット、ノートPCを充電できるというわけです。

それに付属のバッテリーだけでなく、ポータブル電源やソーラーパネルなどからも「ポータブル冷蔵庫」に給電できるので、もしポータブル電源を持っているなら2泊3日程度なら冷やし続けられるかも(消費電力は「D10」が36W、「D18」「D35」が38W、「D45」が40W)。

温度は1℃単位で設定できます。-20℃にすれば、夏のキャンプでアイスクリームを食べるなんてできちゃったり。想像しただけで最高です。

*  *  *

「ポータブル冷蔵庫」と聞くと、ついキャンプを思い浮かべがち。とはいえ猛暑続きの気候を考えると、一般的なクーラーボックスでは心もとない。そんな時に、確実に冷やし続けられる冷蔵庫はあると助かります。

▲「D18」

でもキャンプやBBQって年間何回あるかと考えると、使っていない時間の方が当然長くなるわけで、その間はどこかに置いておかなければなりません。

だったら家でも有効活用しちゃえばいいわけです。

動かせないサブ冷凍庫を購入するぐらいなら、いざという時は持ち出せるポータブルタイプの冷蔵冷凍庫という考え方はアリなのではないか。今回、自宅に置いてみて、そんなことを痛感しました。

これぐらいなら冷凍庫に入るかなー、なんて思って帰宅してみたら、ちょっとだけ入りきらなかった…。そんな経験がある人は、検討の価値大アリですよ。

※2024年4月19日~22日は期間限定で「D10」が1万9800円で購入できます! 詳しくは各販売サイトをチェック!

>> Amazon.co.jp|イーノウ「D10」

>> 楽天市場|イーノウ「D10/D18」

>> Yahoo!ショッピング|イーノウ「D10」

<取材・文/円道秀和(&GP) 写真/逢坂聡>

この記事のタイトルとURLをコピーする