「あれっ、こんなに猫背だった?」ある日、街中のガラスに映った自分の姿を見て愕然。カカトから頭のてっぺんまでが真っ直ぐではなく、頭が前に出て肩が丸まっている感じ。老けて見えるし、自信なさげで、擬音で例えるなら「シュッ!」ではなく「ボヨン」。
日々、PC作業やスマホ閲覧の時間が多く、前屈みになったり、下を向いたりしているため、知らず知らずのうちに癖がついてしまったのでしょう。脳神経外科でMRIを撮ったとき「ストレートネック気味ですね」と言われたのを思い出しました。
この日以降「これはまずい!」と、姿勢を気にしながら歩くことにしたのですが…。常に立ち姿を意識して歩くことがどんなに困難なことか。数歩歩くと忘れて元に戻ってしまいます。
そんな状況を打開すべく入手したのが、MEDIAID(メディエイド)の「スタイルケア 背中ストレッチ」(3740円)。猫背、巻き肩対策の秘密兵器です!
そこで今回はこの「スタイルケア 背中ストレッチ」を2週間着用。その結果をレポートします。
■Day1…「スタイルケア 背中ストレッチ」を装着してみた
今回装着するMEDIAID(メディエイド)の「スタイルケア 背中ストレッチ」は、身につければ正しい姿勢を維持してくれるサポーター。猫背や巻き肩といった姿勢の悪さから生じるカラダの負担を軽減してくれるというもの。
真っ直ぐ立って腕をダランとした時、手の甲が正面方向に向いてしまう人は巻き肩の可能性があるので要注意! ということで早速装着していきます。ちなみにサイズはS・MとL・LLがあり、小柄な人から大柄の人まで幅広く対応可能です。
▼装着はたった4ステップで完了!
「スタイルケア 背中ストレッチ」の装着はたった4ステップ。「背負う」「留める」「引っ張る」「留める」と一連の動作で装着可能です。
慣れれば装着時間は15秒ほど。出かける前や仕事前に、サッと着けられる手軽さです。
装着の手順ですが、まずサポーターの面ファスナーをすべてはがし、製品の向き(ロゴがある方が外側)を確かめてストラップに腕を通します。
リュックを背負うイメージで、ショルダーストラップがねじれてないか確認しましょう!
次に、ヘソの位置にアンカー(腰ベルト)の下辺が来るように固定。面ファスナーなので、簡単に留められます。
アンカーを留めたら、背筋を伸ばした状態でショルダーストラップを引っ張りサポート力を調整。これだけで丸まった肩が自然に開きます。
注意したいのは、ショルダーストラップを引く際に力を入れがちなこと。適度な力加減でないとサポート(締め付け)力が強くて疲れてしまうので、最初は慣れが必要です。何日か装着して、ちょうどいい力加減を探るのがいいかも知れません。
ショルダーストラップのサポート力を調整したら、面ファスナーで固定。アンカーと水平になるように装着位置を整えたら完了です! これだけで胸が開き、シュッとします。
装着してみるとホルスターをつけているようで、気分は刑事ドラマの主人公。ちょっとテンションが上がります。
肩まわりだけのサポーターと異なり背中全面を覆うように面で支えるので、背中の筋肉に余分な負荷がかかりません。しかも全体がメッシュになっているので通気性もよく快適な着け心地。
装着初日の印象としては、常に矯正されているような感覚があり、気を張った状態。脱いだ時に「ふ〜っ」と、気が抜けました。
それだけ普段、姿勢が悪いということ。今まで考えたことのなかった“正しい姿勢”というものに意識が向きました。
▼ところでMEDIAIDとは?
普段サポーターを使うことがないので知らなかったのですが、「スタイルケア 背中ストレッチ」を展開しているブランド「MEDIAID」とは、日常生活向けのサポーター専業ブランド。
医療機関向けサポーターの出荷額が日本一(※)で、整形外科分野で確かな実績を持つ医療メーカー「日本シグマックス」が展開しているブランドになります。
プロダクツはどれも医療現場の厳しい「モノづくり(機能・品質)」基準をクリアして作られているそう。耐久性・快適性・フィット性を追求しつつ、使い心地を求めた製品開発を行っているから安心して使えるのです!
※日本能率協会総合研究所調べ。2022年度メーカー出荷額ベース
■Day5…装着時もバレないコーディネートを考えてみた
装着して5日目。着けていることにはだいぶ慣れてきましたが、頭を悩ませるのが外出する時の服。サポーターをそのまま見せて歩く勇気もないので、シーンに合わせてコーディネートを考えてみました。
以下の写真はすべて「スタイルケア 背中ストレッチ」を装着した上に、服を着たもの。想像以上に目立たないので、街中を歩く際、ほかの人の目がまったく気になりませんでした。
▼ジャケットを羽織るビジカジスタイル
まずは出勤スタイル。最近はビジカジがスタンダードになってきましたが、ジャケットもしくは上着を羽織れば目立たず、なんの問題もありません。
背中は広い面が覆われている「スタイルケア 背中ストレッチ」ですが、前面はショルダー部分とお腹まわりにストラップがあるだけ。ジャケットで大部分を隠せるので目立ちません。
インナーにちょっと厚めの生地を選べば、白でも透けることなく着られます。
▼きれいめカジュアルはゆったり目を
キレイめカジュアルの場合は、ゆったり目を合わせるのが◎。着用した「スタイルケア 背中ストレッチ」と、その上に着るTシャツとが密着しないので透け感もなし。
ビジカジ同様、シャツを1枚羽織れば、装着していることを感じさせません。
▼カジュアルコーデは同色で目立たなく
カジュアルなスタイルの場合はどうしても薄着になりがち。そんな時は、サポーターと同色の黒を選ぶのが正解です。
「スタイルケア 背中ストレッチ」は体に密着するので、Tシャツがよほどピチピチでない限り目立ちません。
さらに脇の下をストラップやベルトが通らない設計のため、脇の擦れや圧迫感がないのも特徴。ストレスが少なく長時間快適に着用できます!
■Day7…姿勢が良くなり自信が湧いてきた!
1週間も経つと、装着することが当たり前になり、着けていないともの寂しくなり始めました。そんな時、ガラスに映った姿勢を見てみると…サポーターを装着しているとはいえ、自然に胸を張った状態でスッと立てるようになりました。
姿勢が正しくなると頭が上がり、前を見据えて堂々と歩けるし、なにより歩きスマホをしなくなりました。
■Day10…そういえばカラダのカチコチがなくなったかも
装着してから10日経過。ワーケーション時や気の置けない職場では、サポーターを装着した状態で作業しても違和感がなくなりました。
職場では「それ何?腰痛?」と声をかけられますが、姿勢をキープするサポーターであることを伝えると皆、興味津々。それもそのはず、同業なので大抵の人は前屈みになっているから悩みも共通なのです。
そして、それまで「肩が凝った」「腰が痛い」とよく口にしていたものの、姿勢が良くなり首や肩への負担が減ったのか、そんなことも口にすることがなくなりました。
10日も経つと、背中はだいぶスッとした感じがするので、さらにステップアップで「スタイルケア ネックキーパー」(2860円)も併用してみました。「スタイルケア ネックキーパー」は、その名の通り、頭を支えて首への負担を軽減してくれるサポーターです。
スマホ操作時やデスクワーク時など、首が前傾していると、頸椎(けいつい)といわれる首の緩やかなカーブが少なくなり真っすぐになってしまう「ストレートネック」になりがち。ストレートネックになると首に大きな負担がかかり、首以外の部分にも不調が出やすくなるといわれます。
猫背な上にストレートネック気味なので気をつけてはいるのですが、仕事柄つい首が前傾してしまいます。
これを解消するために「スタイルケア ネックキーパー」を使ってみたのですが、こちらは「スタイルケア 背中ストレッチ」よりさらに矯正度合いが高め。
あごと鎖骨それぞれ2箇所ずつ計4点で頭部を支え、首に負担がかかりにくい角度をキープしてくれます。装着すると首が前傾するのを防いでくれるのですが、無意識のうちに前傾しがち。
ネックキーパーを使い始めたら、前傾する原因がPCモニターの位置にあることにようやく気づき、こちらも調整。自然なポジションで仕事できるようになりました。
見た目には隠せないので、職場で使う際は「ストレートネック解消に使ってる」と堂々と宣言して使いましょう! きっと他に使いたい人もいるはずです。
■Day14…【まとめ】使ってわかった3つのメリット
使い始めて2週間。装着せずに美しい姿勢をキープするまでには至りませんでしたが、装着していない時でも、姿勢に対しての意識、ひいては体に対しての意識が高まったことは間違いありません。
そして今回、着用して分かったメリットが3つあります。
▼立ち姿が美しく、対外的な印象が良くなる!
装着していると背筋が伸びて見た目がスッとするので、対外的な印象も良好。ガラスに映った時の自信なさげな感じはもうありません。
ちなみにスマホを見るときでも、背中が引っ張られるので肩が内側に巻き込まれません。
▼前を見据えて堂々と歩けます!
意外だったのが、歩行時のメリット。
普段、歩くことについてちゃんと考えたことはなかったのですが、装着すると姿勢が良くなり胸が開き、視線が上がります。わずかな差なのに、前傾している時と比べて堂々歩けるのです!
余談ですが、競歩の練習にこの「スタイルケア 背中ストレッチ」を装着すると、足の運びがスムーズになると友人が言っていました。
▼ポジティブな気持ちになれる!
そしてなんといっても驚きが、正しい姿勢になったことで思考も前向きになった(気がする)こと! そんな? と思うかもしれませんが、実際、良い姿勢を保つと気分も向上し、自信につながるという研究結果もあるそうですよ。
ポジティブな様子のこと“前向きの姿勢”というので、姿勢を良くして前を向くとプラス思考になるということはあながち間違ってはいないのかもしれません!
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姿勢が良くなればと思って使い始めた「スタイルケア 背中ストレッチ」。正しい姿勢の維持だけでなく、カラダのカチコチを改善し、気分も上向きにさせる! さらには、お腹まわりもすっきりと見せる…思いのほか外的・内的メリットが大きいアイテムでした。
姿勢を正したい人はもちろん、ちょっと気分を変えたい時、気合を入れたいときにもありですよ!
(文/澤村尚徳<&GP> 撮影/須田俊哉 スタイリング/宇田川雄一 モデル/駒澤大輔)