靴は何足か持っているけど、なぜかいつも同じ靴を履いてしまう。そんなことありませんか? では、お気に入りとなる靴は他と何が違うのか。脱ぎ履きしやすい。足にフィットする。長く歩いても足が痛くならない。このあたりを無意識に感じていると、不動のレギュラーになったりしますよね。
フランスのアウトドアブランド、Salomon(サロモン)の定番シューズ「X ULTRA」シリーズも、そんなレギュラーになるモデルと言えるかもしれません。
2012年に初代が登場して以来、歩きやすさを追求したスペックとコスパの高さから、じわじわとファンを増やしてきましたが、注目は2020年に発売となった3代目となる「X ULTRA 3」。一度履いてファンになる人が続出。2足目、3足目というように、履き潰したらまた同じく「X ULTRA 3」を買うというファンもいるほどの人気モデルとなりました。
そんな「X ULTRA」シリーズに新作が登場! それが「X ULTRA 360 EDGE」(1万8700円)です。
基本は人気モデルである「X ULTRA 3」のスペックを踏襲。軽さ、疲労軽減効果、そしてAdvanced Chassisが足をしっかり保護。全長約168kmにおよぶトレッキンクコース “ツール・ド・モンブラン” を快適に歩き続けるために生まれたシリーズだけあり、長距離歩行も苦になりません。
さらに「X ULTRA 3」から「X ULTRA 360 EDGE」になってアップデートされた部分でいうと、アッパーの素材がリサイクル素材に変わった点が挙げられます。環境問題への対応という意味もありますが、実は素材変更により軽量化も実現しています。
人気モデルの後継だからこそ、多くのファンを獲得した各種ポイントはしっかり引き継いでいます。
①脱ぎ履きしやすい
サロモン独自のシューレースシステム"Quicklace(クイックレース)”により、緩めるのもフィットさせるのもラクラク(※ローカットモデルに採用)。
②前足部が広い
日本人に多いと言われている幅広甲高の足でも窮屈さを感じない設計に。前足部にゆとりがあるので、長時間履き続けてもストレスにならない。
③あらゆるシーンに対応
濡れた路面や岩場、泥道といったあらゆるコンディションに対応する"All Terrain Contagrip(オールテレイン コンタグリップ)”を搭載したアウトソールにより、登山などの未舗装路はもちろん、街歩きだって快適に。長く歩くことを想定して作られているので、いつもより歩いてしまう旅行だってこれ一足でこなせます。
④高コスパ
実は「X ULTRA 360 EDGE」はGORE-TEX(ゴアテックス)搭載。そんな本格ハイキングシューズが1万円台で購入できるのは今や貴重。靴は消耗品です。へたってきたら買い替えるのがベストですが、この価格なら買い替えやすいのでは。
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“ツール・ド・モンブラン”を「玄関を出るところから帰宅まで」一足で踏破できるようにと作られた「X ULTRA」。その長距離歩行に耐えうるスペックと快適さを引き継ぎ生まれた最新モデル「X ULTRA 360 EDGE」。
デザイン性の高さからスニーカー好きからも注目を集めるサロモンですが、ブランドの基本はフィールドを快適に歩くためのシューズです。そのためのさまざまな機能を開発し、プロダクトに注ぎ込んできました。それは、ファッション好きに人気の「XT」シリーズだって、この「X ULTRA 360 EDGE」だって変わりません。
ちなみにローカット以外にもミッドカット(2万900円)もラインナップしていますよ。
常に歩く人のことを考えて作られたシューズ。その考えは、しっかり「X ULTRA 360 EDGE」に活きています。
いやホント「X ULTRA」ってリピーターが多いんですよ。その理由は、履いて数日歩けばわかる快適さ。GORE-TEX搭載だから、梅雨やゲリラ豪雨の多いこれからの季節にもピッタリだし、それに円安の中、この価格ってのはとにかく助かります。
日々のウォーキングの相棒に、夏休みの旅行のお供に、山デビューの最初の一足に、そして毎日履いちゃうレギュラーシューズを探している人にも最適な一足。ぜひ一度お試しを。
<文/円道秀和(&GP) メイン写真/逢坂聡>