高圧洗浄機でお馴染みのケルヒャーだが、実は世界的には清掃機器全体のトップブランドとして知られている。そんな同社が“日本向け”にスティック掃除機をリリース。謳い文句通り、日本の掃除事情にマッチしているのかをチェックした。
■創業以来、世界中に愛されてきた老舗清掃機器メーカー
1935年、ドイツでアルフレッド・ケルヒャー氏によって創業されたケルヒャー。1950年にヨーロッパ初の温水高圧洗浄機を開発し、その後1970年代に開発された業務用高温高圧洗浄機が大ヒットする。現在では家庭用ポータブル高圧洗浄器や掃除機、スチームクリーナーはじめ、業務用、家庭用を問わない世界最大手の清掃機器メーカーとして世界約190カ国で愛されている。
▼ケルヒャー スティッククリーナー「VCS 3」
実勢価格:3万1800円(税込)
SPEC●サイズ:長さ236×幅259×高さ990㎜/質量:約1.8㎏(アクセサリー除く)/バッテリー:リチウムイオンバッテリー/充電時間(充電アダプター):3.5 時間
■長年の実績に基づき採用されたエルゴノミックデザインと各機能のバランスが絶妙だから超絶使いやすい!
日本のユーザーが掃除機に求める3大要素が「軽さ」「吸引力」「スタミナ」であることを市場調査で把握した同社。清掃機器メーカーならではのノウハウを駆使し、これらのニーズに応える形で登場したのが「VCS 3」だ。
目を惹くのがシンプルなエルゴノミックデザイン。人間工学に基づき、日本人の小さな手でも握りやすいようU字型のグリップを採用。実際に使ってみると、見た目以上に軽く感じられ、片手でも操作しやすい。
気になる吸引力だが、その点も心配ご無用。心臓部には300Wの出力を誇るブラシレスモーターを搭載。6つのサイクロンを使うことで遠心力をアップし、パワフルな吸引力を実現した。さらに5段階のフィルターが目詰まりを防いでくれるため吸引力が低下しにくいのも嬉しい。
連続使用時間約40分(エコモード時)という高スタミナバッテリーを搭載している点も注目。バッテリー残量が20%を切るとランプが赤色になり通知。掃除途中にありがちな、“いきなりバッテリーが切れた”なんて事態も避けられる。使い込むほど“日本向け”であることが実感できる「VCS 3」。使いやすさと機能の見事な融合を体感してみてほしい。
[Reason.01]300Wのパワフルな吸引力でゴミを逃さないし、吸引力も持続!
パワフルなブラシレスモーターと「マルチサイクロンシステム」の組み合わせにより、強力で隙のない吸引力を実現。吸引したホコリを空気としっかり撹拌するため、フィルターが詰まりにくく、強い吸引力が持続する
[Reason.02]連続使用時間約40分の高スタミナ
清掃モードは3段階。強モード約10分、標準モード約18分、エコモード約40分もの連続使用が可能だ。またバッテリー残量が20%以下になると赤く点灯し、自動的にモードを一段階引き下げ。突然のバッテリー切れを防ぐ
[Reason.03]軽く使いやすいエルゴノミックデザインを採用
人間工学に基づき、日本人が使いやすいデザイン設計がなされているため、使いやすく疲れにくい。階段などが多い日本住宅環境にマッチする。もちろんノズルを外せば、ハンディクリーナーとしても利用も可能だ
[Reason.EX]快適に使うための諸機能が充実
■グローバルモデル「VC 6」もCHECK!
25.2Vバッテリーによるパワフル吸引と大容量ダストコンテナでゴミやホコリをしっかり掃除可能なフラグシップモデル。標準モードで50分もの連続使用が可能。「置くだけ充電」にも対応する
SPEC●サイズ:長さ235×幅266×高さ1130㎜/質量:約2.6kg(アクセサリー除く)/バッテリー:リチウムイオンバッテリー/充電時間(充電アダプター):235分
>> ケルヒャー ジャパン
<撮影/湯浅立志(Y2)>