世界初の固体電池搭載で日常・非日常ともに大活躍間違いなし! YOSHINO「B2000SST」は真のフェーズフリーを実現する新世代のポータブル電源だ!

ポータブル電源は気になっているけれど、何を基準に選べばいいのか分からない。そんな時は今話題の“フェーズフリー”という視点から選んでみてはどうだろうか。世界初の固体電池採用の注目モデルを編集部が実際にチェックした!

ヨシノパワージャパン
YOSHINO B2000SST
24万9900円

SPEC●サイズ:445×218×231㎜/重さ:14.2㎏/バッテリー容量:1326Wh /定格出力:2000W /最大出力:4000W /ポート:AC×4、USB-A×2、USB-C×2(うちPD×1)、12V DC×1、ワイヤレス充電×1

■これがポータブル電源なの!? キッチン家電と並んでも違和感なし

フェーズフリーとは“日常と非常時を分けない”という考え方で、普段使うモノを非常時でも使えるモノにする、といえば分かりやすいだろうか。

では、世界初の固体電池式ポータブル電源である「B2000SST」がなぜフェーズフリーに最適なのか。スペックは当然ながら申し分ない。一般的なポータブル電源と比べて、固体電池のアドバンテージはかなり大きい。それに加えて、フェーズフリーの観点で注目したいのが“デザイン性と安全性の高さ”だ。クローゼットに押し込みがちなポータブル電源を常に見えるところに出しておき、普段から使う。そうすることで、いざという時もどこにあるかすぐに分かり、使い方に戸惑うこともない。

とはいえ、普段から目にする以上はインテリアにも馴染むデザインであってほしいし、衝撃を受けて発煙や発火するようでは困る。その点「B2000SST」のミニマルなデザインはリビングやキッチンにあっても違和感なく、そして固体電池の安全性は想像以上に高い。容量から考えてかなりコンパクトという点も、置き場所を限定されないのでありがたい。

固体電池の搭載による恩恵がフェーズフリーにもつながっている「B2000SST」。スペック、デザインともに隙なしの新世代ポータブル電源だ。

 

■固体電池が「画期的」と言われるワケ

一般的にポータブル電源に使われているリン酸鉄や半個体電池のリチウムイオン電池は電解質に液体が使われているが、小型化や軽量化が難しく、強い衝撃を受けると内部でショートが発生し、発煙や発火の恐れがある。

一方、固体電池は、電解質が固体なことから安全性が高いことに加え、エネルギー密度が高いため同容量のリチウムイオン電池と比べて小型軽量化しやすいというメリットがある。YOSHINOのポータブル電源は、世界で初めてこの固体電池をバッテリーとして使用している。

 

■編集部が項目別にCHECK&評価!

▼CHECK:1 給電性能
定格出力2000Wだからほぼ全ての家庭用電気製品を利用できる

編集部評価 ★★★★★
調理家電など、熱を発生させるために消費電力が大きい電化製品でも安心して使えるスペックは、いざという時に助かる。

安定供給できる電力(定格電力)2000Wは、一般的なコンセントの電力である1500Wを上回る。これはほとんどの電化製品が使えることを意味する。さらに最大なんと4000Wというハイパワーを誇る。

 

▼CHECK:2 安全性
-18℃~60℃まで広い温度範囲で利用可能

編集部評価 ★★★★☆
過酷な環境になりがちな車内だが、むしろポータブル電源を置きたい場所でもあることを考えるとこのスペックはうれしい。

リチウムイオン電池が苦手とする寒い場所(-18℃まで対応)だけでなく、60℃という高い気温まで対応しているので、陽の光で熱くなりがちな車内にも置いておきやすい。

 

▼CHECK:3 充電性能
大容量バッテリーながら約45分で80%まで充電できる

編集部評価 ★★★★★
使おうと思った時に限りバッテリー残量が少ない、なんてことはありがちだが、短時間で満充電にできるのは助かる。

別売のソーラーパネルによる充電はもちろん、コンセント(AC)からの1500W急速充電に対応。空っぽの状態から80%の状態までわずか約45分と驚異的なスピードで充電できる。

 

▼CHECK:4 デザイン性
米Fuseprojectによるデザインで部屋のインテリアにも馴染む

編集部評価 ★★★★★
日常から使う“フェーズフリー”を実践するうえで、見えるところに置いておきやすいのは重要。

数多くのプロダクトデザインを手掛けるアメリカのFuseprojectが手掛けるミニマルなデザインと高品質さが伝わる表面処理により、インテリアに馴染みやすく置き場所に困らない。

 

▼CHECK:5 使い勝手
直感的な操作が可能&アプリ連携が便利

編集部評価 ★★★★☆
アプリからの操作がメインと割り切ることで、ボタン長押しなど複雑で覚えきれず、使えないということもなくなる。

本体はシンプルなパネルにしてデザインを損なわず、専用アプリを用意して使いやすさを向上。アプリからは、バッテリー残量などの状態チェックやAC、DC出力のオン/オフ操作などが可能。

 

▼CHECK:6 耐久性
約4000回という驚異のバッテリー循環寿命

編集部評価 ★★★★★
単純計算で1日1回充放電しても10年以上使えて、さらにバッテリー劣化も少ないというのは、コスパが高い!

固体電池は劣化しづらいというメリットは、長期間にわたって使い続けられることにつながる。使用&充電を4000回以上繰り返しても新品状態の80%以上容量を維持できるのは驚異的だ。

 

■総評

オン/オフ、節電、緊急時などあらゆるシチュエーションで使える最強ポタ電だ!

編集部評価 ★★★★★

フェーズフリーという観点から、自宅の見えるところに置いておけるデザインはうれしい。また近年はバッテリー発火のニュースもあり、安全性の高さは選ぶうえで最重要。固体電池はスペック、安全性ともに高く、小型で軽いことでアウトドアに持ち出しやすい。欲しい機能全部入りの優秀プロダクトだ。

>> ヨシノパワージャパン

<撮影/湯浅立志(Y2) 取材・文/円道秀和(&GP 編集部)>

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