日本人の睡眠時間は平均7時間22分で、OECD(経済協力開発機構)加盟33ヶ国の中で最低とのこと。日々業務に忙殺される私も多分に漏れず、わかっちゃいるけど平日はこの平均睡眠時間にも達しないほど。であれば、もっと睡眠の質(スリープパフォーマンス)を高めなければと思い、コアラの最新モデル「コアラマットレスプラスPLUS」をいち早く体験しました!
そもそもコアラマットレスとは、そのまんまですが、オーストラリアの寝具ブランド「コアラ」が出している高反発マットレス。低反発素材と高反発素材の利点を兼ね備えた独自開発のウレタンフォームが特徴で、最新モデルの「コアラマットレス プラス PLUS」はさらに改良を加えて快適性を高めたモデルです。
ちなみにコアラは、すべての人に深く快適な眠りを届けたいという想いを胸に、2015年オーストラリアで創業されたスリープベンチャー。ブランド名は、世界でもっとも長く眠る動物「コアラ」に由来するそう。
確かにコアラはいつも、気持ち良さそうに目を瞑ってますもんね。
■オーダーしてから2日で到着!
さて今回試したのは、10月7日に登場された新製品の「コアラマットレスプラスPLUS」(セミダブル10万9900円)。
従来のオリジナルコアラマットレスよりも、低反発と高反発を組み合わせた独自のウレタンフォーム“クラウドセル”を約20%増量し、快適性と通気性を実現したモデルです。
ちなみにクラウドセルを約40%増量した「コアラマットレス シュプリーム SUPREME」(シングル14万9900円〜)も同時に発売されました!
オーダーするにあたって不安だったのは、寝具は試さないと自分に合うか分からないこと。東京の表参道にコアラのショールームはあるものの、なかなか現地に行けないので今回はECサイトにしましたが、決め手は120日間まで返品・返金対応してもらえるということ! この間、自分に合うかじっくりと試せるので、逆に安心です。
実際、ショールームに行っても数分横になっただけでは分からないこともありますし、これはなかなかいいサービスだと実感!
ちなみに今回、より快適な寝心地を得るためにマットレスに合わせて、ミライカスタムベッドフレーム(5万9900円/セミダブル)も注文しました。
さて、2日後に到着したのですが、運ばれてきてびっくり! 小っさ!
一般的にスプリング式のマットレスは大きいため部屋にどうやって入れようか悩んでいたところ、想定外のパッケージ! このコンパクトさは嬉しいですね。
箱を開けると、小さくパッケージされていた理由が判明! 圧縮梱包されて丸まっていました。
ビニールを開封すると…ものの数分でみるみる膨らみ、ご覧の通り。あっという間にマットレス然となりました。
余談ですが、このマットレスをここまで圧縮できるバキュームマシンに興味が湧きました。
完成したのがこちら。中にスプリングが入っていないにも関わらず厚さ21cmと厚手で、見るからに弾力がありそう。ちなみに幅は120cm、長さは195cmで、身長165cmの私が大の字に寝ると、足はきれいに収まり、両手首がマットレスからはみ出る程度です。
■細部に至るまで快眠を考えられた機能が満載
さてマットレスに横たわると、カカトからふくらはぎ、太ももお尻を経て、背中、肩、後頭部まで、体にマットレスが沿う感じで、平面の上に乗っているようなスプリングタイプのマットレスとは寝心地が明らかに異なります。
ただ到着したままの状態で寝たらフカフカで、個人的には柔らかく感じました。
でも大丈夫!
マットレス周囲のジッパーを開けて中のコンフォートレイヤーを裏返すと「ふつう」と「かため」で好みの硬さを選べるんです。
表裏を変えるだけでそんなに変わる? と思いましたが、あら不思議! ちょうどいい硬さになりました。
マットレス全体でいうと、下層部の切れ込みを入れた5つのゾーン設計で硬さを部分調整することにより体圧を分散。中央部が硬めで腰回りをしっかり支え、肩と足の部分は柔らかめでバランスの取れた弾力性になっています。
温度調節機能と抗菌効果の高いマットレスカバーは、着脱可能。洗濯機洗いもできるから、いつでも清潔感を保てます。
人生の1/3を過ごすと言われるマットレスだけに、清潔感は大事! 快眠にもつながります。とはいえ、普段はこれにシーツをかけて寝ています。
また夏は涼しく、冬は暖かいリバーシブル仕様。通気孔から余計な熱や湿気を逃し、快適な眠りをサポートしてくれます。
コンフォートレイヤーしかり、マットレスカバーしかり、どうすれば多くの人に快適な睡眠を提供できるかが考えられていて非常に好感が持てます。
ちなみに密度が高いウレタンフォームを使用し、体を各部位で支える構造のため、振動の範囲が狭く、マットレスにコップを置いた近くに座ってもコップが倒れませんでした(試しにどれくらいのものか実験しただけですので、マットレスの上にコップを置いて作業することは推奨しません)。
ダブル以上のもっと広いマットレスでパートナーと寝る時は、相手が寝返りを打っても気にならないレベルだそうなので、こちらは試してみてはいかがでしょうか。
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ということで「かため」で2週間ほど寝ましたが、ボディスーツのように体にフィットする寝心地が快適で、目覚めが良くなった気がします(個人の感想です)!
寝返りをうっても、その態勢にフィットするので心地良さが継続。快眠につながりました。またイメージ的に蒸れてじっとりならないか不安でしたが、まったくそんな事はなく快適に寝られました。
ただ前述しましたが、寝心地がスプリングタイプとは異なるので好みはありそう。だからこそ、120日間のトライアルが最高! じっくりと寝て、自分に合っているか確認してから安心して使えます。
これまで硬いマットを使用していたり、畳の上で寝ていたりして、寝起きに体が痛いなと感じる人は一度使ってみるといいかもしれませんね。
■快眠の一部を担う組み立て簡単ベッド!
今回はマットレスのほかにベッドフレームもオーダーしましたが、これは一緒に頼んでよかったです。
組み立てる手間があるといっても簡単だし、シンプルなデザインで通気性がいいし、当たり前ながらマットレスにジャストフィット! インテリアや生活スタイルに合わせて脚の高さを変えられるのもいいですね。
構成パーツは外枠(エンドレールとサイドレール各2本)と脚(4本)、センターレール(1本)とパネル(4枚)のみ。
エンドレールとサイドレールを床に置いて組み合わせたら、脚で留めていきます。脚は3つのパーツからなりベッド高15.8〜35.3cmで3段階に調整可能。今回はまだ暑かったので、一番高い脚にしました。
ベッドフレームを起こしたら、センターレールを取り付け、パネルをはめ込んでいけば完成です。実に簡単で、工具を使わず5分ほどで組み立て可能。ヘッドボードもなく、フレームが主張しないため、どんなインテリアにも合いそう。
パネルは板間が空いているので通気性がよく、マットレスを載せてもズレることはないため快眠にひと役買いました。
(取材・文/澤村尚徳)