インテリアスタイリスト監修!有機ELテレビがもたらすリビング革命とは

提供:LGエレクトロニクス

“薄型テレビ” の極みともいえるのが、ガラス板1枚ほどの厚さしかない有機ELテレビだ。その高画質ぶりはよく知られたところだが、もうひとつの特長である薄さは、もしかするとインテリアに活かせるのではないか。有機ELテレビを置くことで、リビングルームは変わるのではないだろうか。

そこで、インテリアスタイリストの窪川勝哉さんに、実際に有機ELテレビを使って新たなリビングを作ってもらった。その仕上がりは、まさにこれまでのリビングルーム観を覆すような新提案だった。

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窪川勝哉(くぼかわ・かつや):インテリアのみならず車や家電、ステーショナリーなどプロダクト全般に造詣が深いインテリアスタイリスト

 

 

■一般的なリビングスタイルでも美しく映える有機ELテレビ

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これまでにもよくあったリビングルームの風景がこれだ。かつてのブラウン管テレビから、液晶テレビやプラズマテレビに切り替わっても、テレビがテレビ台の上でリビングルームの主役として鎮座しているのは変わらない。もちろん薄型化することで部屋はスタイリッシュになる。その点でも有機ELテレビは別格的存在といえるだろう。

このリビングルームをさらにワンランクアップさせたい! そこでインテリアスタイリスト、窪川勝哉さんの登場だ。

 

■有機ELテレビはやはり新リビングの軸になる!

窪川さんによると、リビングルームのインテリアについていくつか注意点があるという。

[よく見掛けるリビング3つのポイント]

①リビングの床はいろいろなモノが置いてあり飽和状態
「家具やラグなどが配置され、フロアは飽和状態になってることが多いですよね」

②壁面が有効活用できていない
「飽和状態のフロアに対し、立面である壁はスカスカになってしまいがちです」

③24時間いつも主役ではないテレビが中心のレイアウト
「視聴していない時までテレビがリビングルームの主役である必要はないのでは」

そこで、窪川さんが最初に着目したのが有機ELテレビだ。そのスリムなデザインから、「インテリアのフレキシビリティを感じさせ、新たなリビングルームのイメージがわいてきます」という。

そして新たなリビングのコーディネイト用に、有機ELテレビも含めて窪川さんがセレクトした3つのアイテムがこれだ。

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▼LGエレクトロニクス「OLED 55B6P」

極薄ディスプレイに極細ベゼルというミニマルデザイン。映像出力時には外光反射をカットするが、電源OFF時には窓のような光沢感を発する。自発光型のディスプレイなので黒が引き締まり、はっきりとした明暗と輪郭のメリハリがある映像を描写。webOS3.0を搭載したスマートテレビとして多機能性にも優れる。W122.9×H71.5×D4.9㎝(スタンド除く)。

▼チェア「Slow Chair」

スイスの家具ブランド、ヴィトラのラウンジチェア。中空スチールのフレームをベースにポリエステルファイバーを編み込んでだメッシュタイプ。人間工学に配慮され、座面と背もたれの反発力も快適で疲れを感じさせない。フランス人デザイナー、ロナン&エルワン・ブルレック兄弟の作品。W95×H89×D92.8cm(座面高24.3cm)

▼サイドテーブル「アジャスタブルテーブル E.1027」

アイリーン・グレイの名作のひとつ。モダン建築とモダン家具の融合である “E.1027” では、ベッドサイドで朝食を摂るためのテーブルとして想定されていた。その名のとおり、テーブルトップの高さを調節できる。

 

■さっそく新しいリビングを作ってもらった!

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まず取り掛かったのはテレビ周り。せっかくの超薄型有機ELテレビを壁掛けにしない手はない! ということで、テレビ台はリビングルームから退場してもらうことに。

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テレビ台がなくなったリビング。リビングにあるべきイメージのテレビがないからか、スッキリというより少し寂しい印象だ。そして気付いた人も多いだろう。ソファ、テーブル、ラグが90度回転している。リビングルームの向きも変更されているのだ。

「最近は、リビングダイニングルームのようにひとつの広い空間を活用するケースが増えています。だからこそ、ソファの背を壁に寄せるという配置が当たり前ではなくなってきている。では、背もたれが壁から離れたソファの向きは? となりますが、これまでのように必ずしもテレビに向いている必要はないですよね。むしろ、住む人が主役となってリラックスするためのリビングルームを作るべき。すると、その中心に常に大きなデジタル機器が据えられていることは、実は不自然といえるのかもしれません」

 

■テレビは結局、元あった位置と同じ場所に!?

次に、一度いなくなったテレビに取り掛かる。

「テレビは壁掛けにします。そうすることで、全体のバランスを良くできるんです。また、フロアの飽和状態を緩和し、立面である壁のインテリアを増やすという効果も生まれます」

テレビ台があった壁に壁面設置用ブラケットを取り付け、有機ELテレビを壁掛け。

実は、テレビの位置自体はテレビ台の上に置いてあった時とほとんど変わっていない。しかし壁掛けにしたことで、大きく印象は変わっている。また、テレビ台がなくなったことと最薄部約4.6mmの超薄型画面によって、新たな空間が生まれている。電源OFF時には開放感すら与えてくれている。

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最後に、ソファと向き合うようにラウンジチェアとサイドテーブルを配置。新たなインテリアでは、このひとりがけのポジションが大きなポイントとなる。長時間過ごしても快適で、小回りが利くことが条件だ。

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「ラウンジチェアは取り回しのしやすいものを。これはメッシュタイプなので軽いんです。サイドテーブルはホームシアターの邪魔にならないカラーリングとして選びました。このテーブルはこれまでクロームしかなかったんですが、新色としてブラックも追加されたんです」

所要時間30分ほどで新たなリビングが完成した。

 

■有機ELテレビで実現するリビングの新スタイルが完成!

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これが、窪川さんが考える新しいリビングだ。最初の、主役は<テレビ台+テレビ>、メインソファはテレビの正面、ひとりがけチェアはサイドに配置という状態からは、まったくの別空間に生まれ変わった。超薄型の有機ELテレビを窓や絵画のように配置し、生活する人が主役となるレイアウトだ。

「さきほど壁の有効活用を指摘しましたが、リビングの多くは、ほとんどの家具が高さ700mm以下です。つまり、立面の低層も飽和状態。そこで、ラウンジチェアに座った時の目線の高さに合わせてテレビを設置しました。これは、壁の低層から中間層に移すことにもなります。高層にはペンダントなどの照明器具がありますが、この中間層はどうしても空白になりがちです。よく絵画などを飾るのも、実はこの層でバランスを取るためなんですよ」

テレビを壁掛けにすることは、中間層を補完する意図があったのだ。また有機ELテレビの薄さとデザイン性の高さによって、テレビをインテリアのひとつとして使えたともいえるだろう。

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夜のシアタータイムにはラウンジチェアの向きを変えてじっくりと映像コンテンツを鑑賞。まさに至高の時間だ。これを実現するための画質に優れた有機ELテレビであり、軽量なメッシュタイプのチェア、サイドテーブルだったわけだ。

テレビ台やスタンドがないため、ミニマルなデザインのテレビ本体に映像だけが際立つ。映像視聴時におけるテレビの主役ぶりも、従来型のスタイルより強調される。

ズバ抜けて美しい有機ELテレビの映像が、壁に浮かび上がる。約830万ものピクセルが自発光して個別に調光し、明暗のレンジが広く、色再現性にも優れる。まさに、窓の向こう側で起きているできごとを見ているようなリアルな再現性だ。再生中の映画タイトルは『ツリー・オブ・ライフ』。自然光での撮影にこだわった作品だけに、ディスプレイの描画性能の高さが伝わってくる。

ちなみにこの画像、従来型のテレビとは違い、ハメコミ合成ではないのだ!

 

■映像や音にもっとこだわりたい人には「OLED 55E6P」という選択肢も

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今回のプロジェクトでは、デザイン性も兼ね備えつつ手に届きやすい価格帯の「OLED 55B6P」をセレクトしたが、デザイン性に加えシアタータイムをより充実させたいのであれば、さらに高性能な「OLED 55E6P」もおすすめだ。

明るさの範囲を従来より大幅に拡大したHDRに対応し、有機EL特有の純度の高い“黒”を表現。真昼のまぶしい太陽から漆黒の夜空まで、美しく表現する。また“4K CINEMA 3D” などの3D機能を搭載し、前面に向けて設置された4つのスピーカーと2つのウーファーで構成される harman/kardon社製2.2ch40Wサウンドシステムが、臨場感あふれる音を楽しませてくれる。

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3.0㎜のガラス製バックカバーに3.4㎜の極薄パネルを一体化。ガラス製バックカバーと画面の間にあるベゼルは幅わずか1㎜という浮遊感のあるデザインは、“窓”感たっぷりでインテリアに映え、映像美をフィーチャーする。

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■中間層だからこそ薄い有機ELテレビが有効になる

テレビが薄型化されて久しく、壁掛けという提案も新しいものではない。しかし、そこにぐっと現実感をもたらしたのが超薄型の有機ELテレビである。

窪川さんが話すように、壁の中間層にテレビを配置するのは新リビングにおけるテクニックのひとつだが、低層よりも高いポジションだけに、そこに厚みがあると圧迫感が増してしまう。それを解消してくれるのが有機ELテレビというわけだ。

本当に窓が増えたようであり、まるで額縁に入れた一枚の絵画のようになる。そんな新しいリビングのスタイルを実現できる有機ELテレビは、テレビを上質なインテリアアイテムへと昇華させられる唯一の存在なのかもしれない。

 

LGエレクトロニクス「OLED 55B6P」>>
http://www.lg.com/jp/tv/lg-OLED55B6P

 

LGエレクトロニクス「OLED 55E6P」>>
http://www.lg.com/jp/tv/lg-OLED55E6P

 

(取材・文/加藤亮介 写真/園田昭彦)

ラウンジチェア「Slow Chair」(33万4800円)>> http://www.hhstyle.com/
サイドテーブル「Adjustable Table E1027」(14万9040円)>> http://www.hhstyle.com/

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