ドイツのZWILLING(ツヴィリング)といえば、刃物の都ゾーリンゲンに拠点を置く1731年創業の世界的キッチンウェアブランド。長年の技術で培われた包丁や鍋だけでなく、革新的な技術を搭載した先進的な調理家電もラインナップしています。特に高性能なENFINIGY(エンフィニジー)シリーズは、同社のナイフを彷彿とさせるシルバーを基調にしたボディとシンプルで洗練されたフォルムで、QOLを重視する層に絶大な人気を誇ります。ちなみにデザインは、世界的に著名なイタリア人デザイナーのマテオ・トゥンとアントニオ・ロドリゲスが担当。
やっぱりカッコいいって大事です! 使う時にもテンションが上がりますしね。
そんなENFINIGYシリーズの中でも、日々の食生活で使うブレンダーはメインアイテムといっても過言ではありません。
■ブレンダーのラインナップは3種類
ブレンダーのラインナップは、シンプルに使えるパーソナルブレンダー、日々の食事に活躍するテーブルブレンダー、本格的な料理にも対応するパワーブレンダープロの3タイプ。機能とサイズ、用途に合わせて選べます。
もっとも手軽なのが、コンパクトサイズの「パーソナルブレンダー」(1万6280円)です。モードは押すだけで自動でスムージーが作れるスムージーモードと押している間だけ稼働するパルスモードの2種類のみだから操作は簡単。容量550mlで、1〜2人分のスムージーを手早く作れます。
スムージーを作ったジャー(容器)は取り外し式で、付属のフタを装着すれば持ち運んでそのまま飲めるボトルに変身! ウォーキングにもオフィスにも持って行ける、まさにパーソナルなブレンダーです。
日々の調理に活躍するのが、容量1400mlで普段使いにもぴったりなサイズの「テーブルブレンダー」(2万7280円)です。回転を自動で制御してくれる4種類の自動プログラム(スムージー、カクテル、アイスクラッシュ、クリーニング)と、12段階のスピード設定ができるマニュアルモード、パルスモードを搭載。食材の大きさや硬さに合わせて的確にブレンド。忙しい毎日の調理をサポートしてくれるから、1台あると何かと重宝します。
そして日々の料理だけでなく、こだわりの料理を作ったり、週末の料理をグレードアップしたりしてくれるのが「パワーブレンダープロ」(8万5800円)です。週末に来客がある時でも対応できる大きめの容量1800mlと、お鍋なしでも温かなスープを作れるホットスープモードを含む6種類の自動モードとパルスモード、12段階のスピード調整ができるマニュアルモードを搭載します。
やっぱりフルスペックの最上位機がいいという方はこれ一択。機能てんこ盛りでシリーズ最上位モデルであるパワーブレンダープロの魅力を今回は探っていきます!
■「パワーブレンダープロ」5つの魅力
ツヴィリングのENFINIGYシリーズは無駄を削ぎ落としたデザインで、洗練されたインテリアによく似合います。が、この見た目とは裏腹に、パワーブレンダープロは実にパワフル。ツヴィリングENFINIGYシリーズのブレンダーの中で唯一、静粛性が高く1200wとハイパワーなDCモーターを搭載し、あらゆる食材をカット・ブレンドし、調理までこなすのです。
そんなパワーブレンダープロの数ある魅力の中でも、今回は5つに絞り込んで紹介します。
【魅力1】刃物作りで培った技術が活きる切れ味抜群のブレード
ツヴィリングは他の調理家電メーカーと異なり、もともとドイツのゾーリンゲンに本拠を置く刃物メーカーに端を発します。それだけに切ることに関しては一日の長があり、他の追随を許さないということ。つまりパワーブレンダープロは“切る”を極めたブレンダーなのです。
刃物製造で長年培われてきた技術が生きているのが、食材を逃がさずカットするステンレス製の“ピラニア・エッジ”ブレード。ナイフのような鋭い切れ味が長続きし、柔らかい食材から硬い氷まで、驚くほどなめらかに仕上げます。
見て欲しいのが、両端が立ち上がった航空機の翼のような形の2枚ブレード。この形だからこそ、食材を大きく対流させる高い攪拌力を発揮。パワフルなモーターとの組み合わせにより、強いトルクで回転しながら、鋭い切れ味で全体をムラなくなめらかに仕上げることができるのです。
2枚だとブレード下のメンテナンス性も高くなるメリットもあります。
【魅力2】6種類の自動モードによりおまかせ調理も簡単
ブレンダーというと食材をカットして混ぜるというイメージがありますが、然にあらず。回転を自動で制御する6種類(スムージー、カクテル、アイスクリーム、アイスクラッシュ、ホットスープ、クリーニング)の自動プログラムを搭載しています。特に食材をブレンドしながらブレードの摩擦熱で温かなスープを作れるホットスープモードは手軽で簡単。他の料理を作りながら一品ができてしまう、ブレンダーの域を超えた調理家電といえます。
また食材の大きさや硬さに応じてブレンドできる、パルスモード(押している間だけ回転)と12段階のスピード設定ができるマニュアルモードも備えているため、みじん切りやすり潰し、ミンチからパン生地の捏ねまで自由自在。週末のパーティ料理や惣菜の作り置きに力を発揮します。
これを実現するのが、1200Wとハイパワーながら驚くほどの静音性のDCモーター。料理の幅が広がる上に、パワフルなので休日に凝った料理をする時だけでなく、忙しい朝や遅く帰宅した時の時短料理を作る際も威力を発揮します。
【魅力3】クリーニングモード搭載で面倒な洗浄を自動でできる
ブレンダーのデメリットのひとつが、使用したジャーの掃除のしにくさですが、これを解消したのが自動プログラムの1つに設定されたクリーニングモード。簡単に洗浄できるから、面倒な洗い手間を軽減してくれます。
使い方も簡単。500mlの水をジャーに入れ、ほんのわずかな中性洗剤を入れて、ボタンを押せば、わずか42秒できれいに洗浄。その後に洗い流す、もしくは追加で手洗いをする必要はありますが、本当に簡単で掃除の面倒くささが半減します。
【魅力4】トライタン製ジャーとセーフティシステム装備のフタ
ガラスのように透明感のあるジャーは軽くて丈夫なトライタン製。ガラスの約半分の重さなので、1800mlと大容量のジャーでも取り回しやすいのが魅力です。目盛りも刻まれていて使いやすく、耐熱性もあるので熱いスープ料理が実現可能なのです。また内側底面が波型形状になっているため、攪拌の際に底にある食材が浮き上がるため効率よく食材をブレードにあてることができるので、ムラなく短時間で仕上がるのです。
しかもフタはセーフティ機能付き。正しくセットされていなければ作動しないため、閉め忘れて中身が飛び散るなんてこともありません。逆に作動中にフタを開けてしまった場合は自動停止するんです。
調理は毎日することだから気が緩みがち。こういったセーフティシステムがあれば、安心して使えますね。
【魅力5】ジャーがスケールに変身!本体で食材の計量までできる
パワーブレンダープロで調理をする際、スケールモードを選択し食材をジャーに投入すると計量もできます。なので同梱のレシピブックに載っている料理を作る際でも簡単。
個々の食材を計りたい場合は、ジャーを付属のスケールプレートに変えればOK! キッチンスケールに変身するため、ブレンダー以外の使い方もできます。もちろん容器の重さを引いたり、材料を追加計量できたりする、便利な風袋引き機能付きです。
いかがですか? パワーブレンダープロの魅力の一端が分かりましたでしょうか? これさえあれば、週末のこだわり料理の手間を軽減してくれるので、新たな料理にも挑戦できますよ!
■ENFINIGYシリーズで注目の3アイテム
ENFINIGYシリーズには上記で紹介したブレンダーだけでなく、ほかに電気ケトル、低温調理器、コーヒー家電、電動ワインオープナー、電動ミルと、こだわりの調理家電がラインナップ。さまざまな調理をサポートします。
そんな中、今、注目のアイテムを3つ紹介します!
▼食材に合わせて絶妙な火入れを実現してくれる低温調理器
時間と温度をセットするだけで、簡単にレストランのような仕上がりになる「低温調理器」(1万7600円)。食材にムラなく火を通し、食材そのものの味を生かした調理が可能です!
▼機能を追求しながらシンプルで美しいケトルプロ
6段階(40℃、60℃、70℃、80℃、93℃、100℃)の温度設定と30分の保温機能が付いた、さまざまなシーンで活躍する2層構造の「電気ケトル プロ」(1万3200円)。ミニマルで洗練されたデザインが食卓にアクセントを添えます。
▼ふわふわの濃密泡を作れるミルクフォーマー
ボタンひとつの簡単操作で、きめ細かなクリーミーな泡を作れる「ミルクフォーマー」(1万1000円)。スチーム不要の撹拌型なので、水分が入らずふかふかの泡が長持ち。ホットでもアイスでも作れ、豆乳やアーモンドミルクもOKで、毎日のカフェタイムを豊かにしてくれます。
食べられればいいというだけでなく、いかに美味しく時間をかけずに作れるかが求められる現代の調理家電。使って気持ちのいい調理家電は、日々の食卓を豊かにする大切なパートナーだからこそ、機能が充実、操作はシンプル、しかもキッチンをスタイリッシュに魅せるツヴィリングのENFINIGYシリーズが最良の選択肢かもしれません。
(文/澤村尚徳<&GP>)