街やアウトドアをはじめ外に出かけたい気分が高まる春は、新年度・新学期ということも相まってバッグを新調したくなる季節。ですが、肝心のバッグ選びに悩む人は意外と多いのではないでしょうか。そんな人にこそ手に取ってみて欲しいのが、TOPO DESIGNS(トポデザイン)のアイテムです。
アメリカ・コロラド州発のアウトドアライフスタイルブランドである同社のバッグは、どこか懐かしさを感じさせるレトロな配色やデザインが古き良きアウトドア文化の薫りを楽しませてくれる一方、タウンユースとアウトドアユースの両方で頼りになる機能を満載した確かな作りも魅力。リサイクル素材をメインで採用し、カーボンニュートラルにも精力的に取り組むなど、環境に配慮した製造プロセスの面でもアドバンテージの高いバッグを手掛けています。
現代のライフスタイルにおいて、「こんなバッグが欲しかった」と思えるバッグに出合えるブランドといっても過言ではないのです。
■アウトドアから普段使いまで! シームレスに繋いでくれるTOPO DESIGNSとは何者!?
TOPO DESIGNSは、幼少期からアウトドアに親しんできた創業者のジェッド・ローズとマーク・ハンセンが、「シンプルかつ機能的で、時代を超越する製品を提供したい」という想いで立ち上げたブランド。アウトドア用と街用でバッグを使い分ける不便さを感じていた彼らは、日常生活とアウトドアをシームレスに結びつけるデザインを追求し、今回紹介する「ローバーパッククラシック」を筆頭にブランドの顔となる名作バッグを多数生み出してきました。
そんな同社が手掛けるバッグを特徴付けているのが、自然界やアウトドアの風景からインスピレーションを得た鮮やかなカラーリング。グラフィックデザイナーとしての実績もあるジェッド・ローズのセンスが光るその配色には、古き良きアウトドアギアに対するリスペクトが込められており、テック感を押し出し過ぎないその佇まいが普段のカジュアルスタイルにもしっくり馴染んでくれます。
加えて、「長く使える製品を提供することが、究極の持続可能性につながる」というフィロソフィーを持つブランドでもあるだけに素材自体はもちろん、縫製面における耐久性の高さも折り紙付き。アウトドアに繰り出す際の相棒としても、頼りになるバッグが揃っているというわけです。
■外出が待ち遠しくなる! 街でもアウトドアでも活躍するTOPO DESIGNSのバッグ3選!
ここからは、そんなTOPO DESIGNSの代表作の魅力を見ていきましょう。バックパックとトートバッグ、そしてミニショルダーバッグからなる3つの看板アイテムは、いずれもどこかノスタルジックな佇まいが魅力的な一方、痒いところに手が届く作り込みがなされています。一度手にすれば、外出が待ち遠しくなってしまうかも!?
1. 街や自然に繰り出したくなる、レトロ顔のバックパック!
「ローバーパッククラシック」(1万6500円)
TOPO DESIGNSの看板モデルとして覚えておきたいのが、こちらの「ローバーパッククラシック」です。どこかノスタルジックなバイカラーが映えるそのスタイルには古着のような魅力がある一方、拡張可能な2つのウォーターボトルポケットやラップトップスリーブといった機能を備えています。街でもトレイルでも使い勝手の良いパックパックを、という開発コンセプトを体現した設計が実に魅力的です。
フラップトップを開けば、巾着型の開口部に素早くアクセスできる設計。バックパック自体のメインコンパートメントはクラシカルな一気室仕様で、巾着部分を大きく開くことで衣類はもとよりPCなどもスムーズに出し入れ可能です。
メインコンパートメントの背面側には、最大15インチのラップトップPCを収納できるスリーブを用意。パッドもしっかり内蔵されているので、PCやタブレット端末を安心して持ち歩けます。
サイドに配置されたウォータボトルポケットは、ストラップを使ってサイズの拡張ができる設計に。ペットボトル飲料やドリンクボトルの太さによって微調整を行うことでポケット部分のデッドスペースが解消でき、うっかりドロップしてしまう心配もありません。
2. アウトドアはもちろん、旅でも快適指数が上がる多機能トート!
「マウンテンユーティリティトート」(1万6500円)
トートバッグにこんな機能があったら便利なのに、と思う機能を満載しているのが「マウンテンユーティリティトート」です。まず特筆すべきは、開口部が巾着構造になっていること。バッグの中身が丸見えにならず、大切な荷物を落としてしまう心配もありません。加えて、ショルダーストラップで肩掛けすることも可能な2WAY仕様というのも、アウトドアと街の両方でうれしいポイントと言えるでしょう。
巾着構造の開口部はトグルで手軽に開閉できる設計に。荷物が多くなってしまったときや高さのある荷物を収納する際、一般的なトートバッグの場合は開口部から荷物が飛び出してしまいがちですが、巾着仕様なのでその心配もなし。
ショルダーストラップは取り外し可能で、メッシュパッドが付いているのも特徴。荷物が重いときでも肩に当たるストレスを軽減してくれます。バッグ自体のフロントポケットは収納力のある縦長設計で、キークリップ付きのファスナーポケット仕様。また、防水性の高い生地が使われているのもうれしいポイントで、悪天候時などでも気兼ねなく使えます。
裏側にはキャリーオン用のベルトが備わっているのもトートバッグとしては画期的なディテール。スーツケースのキャリーハンドルに引っ掛けられるこのディテールがあることで、移動時に複数のバッグを持つ煩わしさから解放されるというわけです。
3. 休日の装いのアクセントとしても映えるマルチな小型バッグ
「ミニショルダーバッグ」(6490円)
財布とスマホにサングラス、といった最小限の荷物で外出したいときに頼りになるのがこちらの「ミニショルダーバッグ」。小型ながらTOPO DESIGNSらしいレトロな配色が映えるバッグ内部には、クルマのリモコンキーやスマホの充電ケーブルといった小物の収納に便利な内ポケットを完備。フロントのファスナーポケットとの併用で必要な荷物を整理しながら収納できます。
また、ファスナーポケットは内部にキークリップ付き。開閉しやすい斜めの設計がデザインのアクセントにもなっています。なお、上部のアタッチメントループはセーフティライトを取り付けるためのもので、アウトドアでの使い勝手に配慮した設計に。
ショルダーストラップの長さはサイドのアジャスターで調整可能なので、斜め掛けはもちろん前に下げる今どきのスタイルにも自在に対応します。
背面側にはベルトループも。ショルダーストラップを取り外してベルトやストラップをここに通せば、ファニーパックとしても使用できます。旅行時などのバッグ・イン・バッグとしても便利そうです。
■街と自然を行き来する生活の良き相棒に、長く愛用できるバッグを
今回ご紹介した代表作をはじめ、全てのTOPO DESIGNSのバッグは流行に左右されず時代が変わっても愛されるバッグとしてデザインされ、素材にも耐久性を重視したものを使用しています。こうしたモノ作りの姿勢は、使い捨てではなく愛着を持って長く使えるものを作ることが何よりもサステナビリティに繋がるという思いが込められているからでしょう。街でもアウトドアでもうれしい機能が満載で、モノ作りとの向き合い方にも共感できる。そんな同ブランドのアイテムを手にすれば、バッグ選びに迷っている人も「こういうものを探していたかも」ときっと思えるはずです。
>> TOPO DESIGNS
<文/遠藤 匠>