2015年より、オンラインショップ限定で発売を開始した「プロスペックス SBBN037」。通称 “ブルーオーシャン”が人気を博している。ダイバーズウォッチから想起される“海”のイメージを色濃く打ち出し、ダイヤル・ベゼル・バンドを深い青でまとった一本だ。この美しくも精悍な意匠に、今春、新たなラインナップが加わる。その人気の理由を紹介しよう。
「身に付けるものですから、トレンドのカラーは意識しています。ですが、プロスペックスブランドで商品を展開するにあたり、単なるファッション時計としてのカラーバリエーションではなく“本格機能時計”のコンセプトに基づいたカラー選定を行いました」
こう語るのは、セイコーウオッチで商品企画を担当する竹内千恵さん。オンラインショップ限定の商品を検討している中、「プロスペックスが有する“陸・海・空”それぞれのジャンルから統一された世界観の商品投入を目指し、まずはブランドが最も強みとする“海”を軸とした商品を展開しよう」という構想から誕生したブルーオーシャン。その好評を受けて、企画立ち上げ当初に構想していた「同じ世界観を持つ、陸・海・空オールジャンルのモデル」が出そろった。
「ポイントは視認性。各ジャンルとも、構造上の制約がある中で高い視認性を確保できるようにカラーを決定しました。また、ソーラーと機械式では、ダイヤルに使える素材が異なります。そんな中で、統一感のある見え方にすることは、非常に苦労しましたね」
トレンドのカラーであることに加え、実用性も考慮した“青い”プロスペックス。陸・海・空、どれを手にするか悩ましいほど、このオンライン限定モデルは魅力的だ。では4本のプロスペックスにおける詳細な機能性を追っていこう。
<海>
■SBBN037(価格:12万9600円)
好評の外胴×ブルー。魅惑の青はこのモデルから始まった。
セイコーダイバーズの中でも絶大な人気を誇る“外胴プロテクター”を採用したモデルに、海を想起させるブルーを配した、2015年発売のブルーダイヤルシリーズ第1弾。300mの飽和潜水防水機能を備えたプロフェッショナル仕様だ。
■SZSC003(価格:6万4800円)
ベゼルの存在感が目を惹く。“海”ジャンルの第2弾
存在感のあるベゼルを装備したダイバーズモデル。ディープブルーで彩られたマットな質感のダイヤルには、大きめのインデックスを配し、高い視認性を実現している。ステンレスをベースとした、日常使いしやすいシンプルなデザインだ。
<空>
■SZTR008(価格:4万3200円)
空のスカイブルーを彷彿とさせるスカイプロフェッショナル
オンラインショップ限定のコンセプトを踏襲した、サンレイ仕上げのブルーダイヤルが特徴的。縦三つ目のインダイヤルと、ベゼルに航空用計算尺付き回転ベゼルを搭載した航空クロノグラフは、タウンユースにも適した精悍なデザインである。
<陸>
■SZTR009(価格:3万8880円)
3月下旬にはブルーダイヤルのフィールドマスターも発売予定
陸(=フィールド)で活動する冒険家に捧げるサバイバルウォッチとしてシリーズ化しているフィールドマスター。1/5秒計測60分計のストップウォッチに加え、時間での視認性を高める“ルミブライド”を針とインデックスに塗布。
これら4本は先述したように、オンラインショップ限定。以下のサイトで購入が可能だ。興味を惹かれた方はチェックしてみてはいかがだろうか。
<オンラインショップ限定「プロスペックス」取り扱い店舗>
・neelセレクトショップ
・腕時計のななぷれ
・腕時計本舗
・スリーエス腕時計
・加藤時計店タイムオクトーバー
・ジャックロード
・チェンジ腕時計
・ホームショッピング
・ウォッチラボ
・Cameron腕時計
>> セイコーウオッチ 問い合わせ:0120-061-012
(取材・文/竹石祐三 写真:江藤義典)