実用性、ファッション性、コストパフォーマンスを兼ね備えたタイメックスから、2017年のニューモデルとして新コレクション “Southview” が登場。文字盤とストラップが異なるだけで大きく印象が変わるモデルは、手にしやすい価格だからこそ、ジャケットやパンツなど装いに合わせて変えられる手軽さがある。歴史あるブランドがつくる新作は、まさに時計も含めたトータルコーディネートにぴったりな1本だ。
■上品さと実用性!ふたつの顔を持つシンプルウォッチ
「Southview 41mm」は、41㎜径のビッグフェイスを採用しつつ、シンプルなデザインとベーシックなカラーリングで上品なたたずまいに仕上げられている。クラシックなローマンインデックスの落ち着いた雰囲気も印象的だ。その上質感はビジネスシーンにもマッチ。とくにジャケット&パンツというスタイルにコーディネイトしてみたいところ。
形式よりも実用性を優先するのが、古くからアメリカの国民性。実用性を重視しながらコストパフォーマンスを高めてきたタイメックスは、いかにもアメリカの腕時計ブランドらしい。スーツスタイルの格式よりも、ジャケット&パンツというスタイルの実用性を選ぶビジネスマンにとって、上質だけど適度にカジュアルなタイメックスの世界観には共感できるはずだ。
ビッグフェイスのケースにレザーのストラップを取り付けたシンプルなデザインは、原初のミリタリーウォッチを彷彿とさせる。それでいて、フラット型の風防、クローム仕上げの真ちゅう製ケースの質感などがモダンな印象をプラス。ヘアライン加工を施した美しい文字盤には、タイメックスでは珍しいローマンインデックスが配置されている。シンプルさの中にクラシックなテイストを盛り込んだルックスは、スーツよりはカジュアルなジャケット&パンツというスタイルに、アクセサリーとしてマッチすること請け合いだ。シンプルな表情だけに、マテリアルの上質感が際立つ。
さらに、クローム仕上げのケースにゴールドの竜頭がワンポイントのアクセントとして主張。ブラウンのレザーストラップとも相性の良いカラーリングだ。横顔の表情が少しファットな印象のケースは、ビッグフェイス特有の存在感をアップさせる。
銀面の上質感だけでなく、強度もしっかりとした肉厚のレザーを使用したストラップ。引き通し式のいわゆる “NATOストラップ” タイプなので、耐久性に優れ、肌和触りも柔らかだ。ネイティブアメリカンのレザークラフトを連想させる無骨なステッチも、タフで実用的な印象をアップさせる。
■腕時計の“着替え”ができるのもタイメックスの魅力
ジャケットに合わせてカラーコーディネート。まったく同じデザインなのにもかかわらず、雰囲気がまるで異なるから不思議だ。1万2000円というリーズナブルな価格だからこそ、手軽にできる腕時計の“着換え”だ。
ビジネスの多様化にともない、“ジャケパン”のような服装だけでなく、自分の時間で行動するノマド的なビジネスマンも少なくない昨今。シンプルで気品のあるデザインは、オンビジネスだけでなく、カフェでカジュアルな時間を過ごす時など、どんなシーンにも溶け込む。
左から、ライトブラウン、ブラウン、ブラックの全3色。ケース、文字盤、ストラップのカラーリングだけで、印象はどれもがらりと異なる。価格は各1万2960円。
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(取材・文/加藤亮介 写真/湯浅立志(Y2))
※ジャケット3点並び写真 (左)オリヒカのジャケット/2万5704円、シャツ/6372円、スラックス/8532円(問:オリヒカ池袋東口店 TEL:03-5958-1488) (中)オリヒカのジャケット/2万1384円、シャツ/5292円、スラックス/8532円(問:オリヒカ池袋東口店 TEL:03-5958-1488) (右)オリヒカのジャケット/2万1384円、シャツ/6372円、スラックス/8532円(問:オリヒカ池袋東口店 TEL:03-5958-1488)