【使ってみた】ロボット掃除機「ルーロ目線」で動画を撮ってみた!

掃除を始める前に、ルーロの特徴をおさらいしておこう。

スクリーンショット 2015-07-03 17.46.32ルーロは、部屋の隅もしっかり掃除できる三角形フォルムが注目されがちだが、キャニスター掃除機などの開発で培った技術による、各種掃除機能も魅力。商品企画に携わったパナソニック アプライアンス社 掃除機担当の森田尚見さんによると、部屋をきれいにするためのこだわりが、ルーロの随所に詰め込まれているという。

まず、独自のセンサー技術が挙げられます。多くのロボット掃除機は大半が赤外線センサーのみ搭載していますが、ルーロには超音波センサーを加えて障害物をより正確に検知するようにしました。さらに“ハウスダスト発見センサー”で微細なゴミも逃さず吸い取れます

これらのセンサーに加えて、本体全体にバンパーを内蔵することもあって、すでにルーロを試した人からは「壁や家具に優しい」という言葉がよく聞かれる。また、掃除能力の高さでも、すでに高い評価を集めているのだ。

2本の“サイドブラシ”と底面中央の“V字ブラシ”は、効率よくゴミを吸い取れる配置にしています。強い吸引力で微細なゴミも吸引できますし、裏面の“マイナスイオンプレート”によってふき掃除のような効果も得られます

親しみやすいフォルムで粛々と掃除するルーロ。その中には、高度な技術が凝縮されているのだ。では、さっそく「ルーロ」を使ってみよう。解説は森田尚見さんにお願いした。

「ルーロ」を使ったのは12.5畳のLDK

CHECK POINT!

①今回試走したのは、一般家庭でよく見られるリビングとダイニングがひと続きになった間取り。テーブルやソファ、テレビ台などの家具に加えて、植木鉢や照明もあり、障害物はやや多め。スムーズに進めるか注目だ。

②ウェアラブルカメラで“ルーロ目線”の映像を記録した。どのようにルートを選び、掃除するのか詳しく検証するため、パナソニックのウェアラブルカメラ「HX-A1H」をボディ上部に設置。約45gの小型軽量ボディでフルHDの映像を記録できる。
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「ルーロ目線」の動画を見る!

 

(1)ホームから自動で離れ右回りで掃除を開始

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写真下はルーロ目線(以下同)

rulo76_A_2掃除スタートとともに、スーッと充電台から離れるルーロ。「まずはセンサーで壁を探していますね。これはゴミが溜まりやすい壁際に沿って掃除し、部屋全体をきれいにするための動きなんです。主に右回りで掃除を始めます」

 

(2)“ルーロー形状”で隅の汚れにバッチリ対応rulo76_B_1rulo76_B_2部屋の隅に着くと、サイドブラシを使いつつ三角形の角の部分を左右に振りながら、入念に掃除する。「こんな隅までしっかりと掃除できるのは、やはり小回りが利く“ルーローの三角形”のフォルムだからですね」

 

(3)“ラウンド走行”で部屋の壁際を清掃rulo76_C_1rulo76_C_2掃除開始からしばらく経っても部屋の中央に進む様子はなく、壁際に沿って移動し続ける。「壁際から回る“ラウンド走行”はルーロの得意技! まずはゴミが多くなりやすいコーナーや壁際を重点的に掃除するんです」

 

(4)ソファと床の隙間にもブラシが入り込む

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ソファにたどり着くと、端から端まで丹念に掃除。「赤外線センサーのおかげでソファにピッタリと沿いながら掃除します。毛足の長いブラシも注目です。ソファと床の隙間にも入りこんでゴミをかき出していますよ!」

 

(5)照明スタンドの段差も、ものともしない

rulo76_E_1rulo76_E_2照明スタンドを見つけると高さ2cmほどのベース部分の上まで掃除し始めた。「段差に対して真っすぐ向かうのではなく本体が旋回するように乗り上げます。これにより段差を力強く越え、着地の衝撃を最小限に止めます」

 

(6)ホコリが溜まりやすい家具の下もきれいに

rulo76_F_1rulo76_F_2テレビ台下の空間にも侵入。手の届きにくい場所のホコリも一網打尽だ。「本体の高さがわずか9.2cmなので、テレビ台や本棚の下にも果敢に潜り込んでいきます。掃除が終わったらキチンと“脱出”する点も賢い特徴です」

 

(7)“赤外線センサーの大敵”の黒い鉢植えも回避

rulo76_G_1rulo76_G_2他のロボット掃除機では衝突しやすい黒い物体も見事に回避。「黒い物体は、赤外線センサーだけだと把握しにくいんです。しかし超音波センサーも備えるルーロなら問題なし。回避しつつ、その周辺をきれいにします」

 

(8)テーブルの脚部に沿って見事に旋回

rulo76_H_1rulo76_H_2ロボット掃除機が傷付けやすいテーブルの脚も丁寧に回避しつつ、その周囲を旋回しながらきれいに。「脚部の正面もセンサーで検知すると、ルーロは自身の位置を正確に把握して掃除します」

 

(9)“ランダム走行”で部屋の中心もクリーン

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写真はあくまでも実験。ルーロを使用する際はペットをゲージなどに入れよう!

rulo76_J_2ハウスダスト発見センサーを搭載。目に見えないゴミも検知する。「部屋の中心部もランダム走行で隅々まできれいにします。ハウスダスト発見センサーでゴミが多い場所は往復するなど、部屋の隅から中心部までしっかりゴミを吸い取ります」

 

(10)掃除が終わったら充電台を探して帰還

rulo76_I_1rulo76_I_2室内をひと通り掃除し終わると、自動的に充電台に戻る仕組み。「このスムーズな“車庫入れ”を見てください!センサーで正確に位置を把握できるので、何度も切り返すことなく、スーッと充電台に戻れるんです」

実に動きがスムーズ! 本当に隅々まで掃除してくれました。ルーロってやっぱり賢いんですね!

(文/高橋 智・写真/下城英悟・動画/&GP編集部)

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