大きな違いはディスプレイにある。ノートPCやタブレットが液晶パネルなのに対し、DPT-RP1は電子書籍端末に使われる“電子ペーパー”を採用。これに加えてフィルムに電子ペーパーをマウントする独自技術で、圧倒的な軽さと薄さを実現した。しかも消費電力が少なく1回の充電で最長約3週間も使用可能。バッテリー切れの心配も少ない。
肝心の読み書きも良好だ。自発光の液晶パネルとは異なる反射光タイプなので、例えば直射日光下でも視認性もバッチリ。解像度やコントラストが高く、細かい文字も実に見やすい。専用のペンと独自開発の“薄型ノンスリップパネル”による適度な摩擦は、まるでアナログのペンと紙のよう。ペン先と描画位置のズレが少なく違和感なく筆記もできる。
液晶パネルの機器では味わえない紙のような使い勝手の良さは“神がかり的”! 手書き機能のデバイスとして電子ペーパーの多様な優位性を体現してみせたDPT-RP1により、電子機器での読み書きの常識は大きく変わるもしれない。
実勢価格:8万6400円前後
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(文/田尻 健二郎[グッズプレス編集部]、写真/湯浅立志[Y2])
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