調べてみると西新宿のほうにもいくつかサイクルポートがあるようなので、散策しながらそちらへ向かってみることにします。
実は筆者、電動自転車初体験。ペダルを踏むとぎゅんぎゅん加速がついて気持ちいい! これなら何時間でも疲れずに乗っていられそう! そして何よりうれしいのが上り坂。後ろから誰かが押してくれているかのような楽ちんさです。
あっという間に都庁が見えてきました。西新宿に到着です。
新宿区役所のある歌舞伎町から西新宿までは歩くと結構遠くて面倒な距離。西新宿のオフィスから区役所に用事があって行かなければならない…なんていうシチュエーションに利用するといいかもしれません。
あまりにも快適だったので、調子に乗って足を延ばし、お隣の港区まで走ってみることに。20分ほどで外苑前駅(港区北青山)付近に着きました。
ここで返却をするために最寄りのサイクルポートを検索。行ってみると…。
こちらは2台分しかラックがなく、1台分はすでに埋まっていました。
ふと疑問が。返却しようと行ったポートのラックがいっぱいだった場合は他のポートへ行かないと行けないのでしょうか?
そんなことはありません。各ポートには、微弱電波発信機が設置されており、アタッチメントがその信号を検知しているため、ラックに自転車を入れなくてもポート周辺で返却手続きを行えば、大丈夫なのだそうです。ただし、駐輪マナーを守り、通行の妨げにならないようにしてくださいね!
今回利用した1回会員は最初の30分が150円。以降30分ごとに100円がかかるプラン。今回は3時間乗ったため、料金は税込みで702円でした。
ほかにも、月2000円で1回30分までなら何度乗っても0円(30分を超える場合は100円/30分)の月額会員や1500円(専用ICカードの発行に500円がかかる場合もあり)で購入日の23時59分まで乗り放題という1日パスも用意されています。
東京は鉄道網が張り巡らされているとはいえ、電車で移動するとなると乗り換えが大変だったり、大回りしなければならなかったりと面倒なことも。かといって車での移動も渋滞や駐車スペースのことを考えると難しい…。乗り捨て可能なコミュニティサイクルなら思い立ったときにすぐ利用できるし、駅からちょっと離れた場所へも気軽に行くことができます。電車や車での移動とは違い、「あ、こんなところにおいしそうな定食屋があるな」「へぇ、ここに公園があるんだ」てな具合に楽しみながらうろうろできるのが自転車のいいところ。移動が便利で楽しくなりますよ。
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(取材・文/増岡真理<メディアム>)