これは便利!糊ナシなのにどこでも貼り付く"魔法のふせん”【文具のツボ】

■「マグネティックノート」って何?

「マグネティックノート」とは、静電気を利用することで壁や窓、ドアなどに貼り付けられるふせんです。貼った場所次第では数か月程度吸着させることが可能。一般的なふせんのように、糊の吸着力が弱ってはがれ落ちることが少ないのが特徴のひとつです。

 

■“パラパラ”厳禁!

静電気を使って貼り付けているため、使い方には少し注意が必要です。「マグネティックノート」を使うときは、まず表紙をめくり、ふせんを台紙からはがさずに書き込みをします。こうすることで、ふせんにコーティングされた静電気を“封じ込める”ことができます。

▲書き込むときは台紙からはがさず、必ず一番上のふせんを使う

ふせんをパラパラめくると、静電気が放出され吸着力が弱まってしまうので要注意。書き込みが終わったら、あとはふせんを台紙からはがして好きな所に貼りましょう。

▲ふせんをはがす。このとき、下のふせんが一緒にはがれてしまったら、その部分を台紙に戻せば吸着力は落ちない

▲「マグネティックノート」を壁に貼り付けてみた

▲指で押さえながらふせんを移動できる

 

■壁や窓にペタペタ貼れる!

「マグネティックノート」の特徴は、 “普段ふせんを貼らないような場所”に使えること。デスク周りの壁に、その日やるべき仕事を書き出した「マグネティックノート」を貼れば、スケジュール管理に役立ちます。

▲凹凸の多い壁にも貼り付けられる

また、伝言を書いてパソコンに貼り付けることも可能。

▲パソコンに伝言を貼り付けた

糊を使用していないため、貼った跡が残らないのも魅力のひとつ。窓やドアにも抵抗なく貼り付けられます。

貼り方によっては付せんが部分的に浮くことがありますが、中心部がしっかり貼り付いていれば吸着力は安定します。一方、凹凸の多い壁に貼り付けた場合、表面が平らな場所に貼り付けたときより吸着力が若干弱まるように感じました。試しに風を送ってみたら数枚はがれてしまいました。風通しが良かったり、ドアの開閉が多かったりする場所では使わない方が無難かもしれません。

 

■アイデアカードとして活用

どこにでも"ペタッ”と貼り付けられる「マグネティックノート」は、企画会議などで参加者のアイデアを書き留める“アイデアカード”として利用できます。「マグネティックノート」を貼り付けて、窓や壁で皆のアイデアを一覧することも可能。

そのままカードを足していったり、不採用になったアイデアを取り除いていきましょう。ホワイトボードのない部屋でも、「マグネティックノート」があれば意見やアイデアを出し合うのに役立ちそうです。

 

■ホワイトボードにもなるんです!

ホワイトボードがない部屋でも大活躍する「マグネティックノート」ですが、「マグネティックノート」自体を“ホワイトボード”としても利用できます。

使い方は、「マグネティックノート」の裏面が“表”になるように貼り付け、ホワイトボード用のペンで書き込むだけ。書き込んだ文字はホワイトボード用のイレイザーで消せるので、冷蔵庫の扉や電話の近くにある壁に貼り付けて“伝言板”として利用できます。

▲「マグネティックノート」の裏面が“表”になるように貼り付け、ホワイトボード用のペンで書き込む

▲書いた文字はホワイトボード用のイレイザーで消せる

 

■ちょっとした“ガイド”にも

ちょっとしたアイデアや伝言を書き込み、気軽に貼り付けられる「マグネティックノート」。この手軽さを利用して、注意書きを記した“ガイド”を簡単に作れます。たとえば、仮眠を取っている部屋のドアに「起こさないでください」といったメモを貼れば、ドアサインとして使えます。

また、備品の不具合などをわかりやすく記すことも可能。ビビットなカラーが多いので、目立ちやすいのも高ポイントです。

 

どこにでも簡単に貼れて、貼った跡も残らない「マグネティックノート」はS(70×50mm)/M(100×70mm)/L(200×100mm)の3サイズ展開。今回筆者が使ったのは、SとMの2サイズ。デスクトップの周りに貼り付けるときにSサイズを、壁に貼り付けるときにMサイズを使う人が多いようです。ちなみに、Lサイズは大学や塾の先生が授業で使うとか。販売価格は、Sサイズが626円、Mサイズが864円、Lサイズが1836円です。

>> ウインテック「マグネティックノート」

 


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(取材・文/神戸紅実子

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かんべくみこ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。

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