■基本の「味噌玉」の作り方
「味噌玉」は、具材と味噌をボール状にまとめたもの。これにお湯を注ぎかき混ぜると、鍋で作るのと変わらない味噌汁を作れます。鍋と違い具材を煮込めないので、ナマモノは避けた方がいいですが、基本的に自分の好きなものを入れてかまいません。
ここでは、かつお節と味噌を混ぜた、基本となる「味噌玉」の作り方を紹介します。まずは、ラップの上に具材を置き、ひとまとめにしましょう。
味噌を手のひらで転がし、ボール状にまとめる人もいるようですが、ここでは手軽さを重視し、ラップをひねってまとめることにしました。
出来上がった「味噌玉」は冷蔵庫で保存します。好きな具材で「味噌玉」を作りストックしておけば、お湯を注ぐだけでいつでも“お気に入り”の味を楽しめそうですね。
■お湯で溶かしていただきます!
出来上がった「味噌玉」は、ラップからそのままお椀に移し、お湯をかけて溶かします。箸やスプーンで「味噌玉」をかき混ぜたら完成です。
沖縄では二日酔いや体調が優れないときに、味噌とかつお節をお湯で溶かした「かちゅー湯」と呼ばれるスープを飲むそうです。つまり、かつお節さえあれば疲労回復にも役立つおいしい味噌汁が作れるというわけ。元気を出したいときの“常備薬”として「味噌玉」を使うのもいいですね。
ちなみに、今回は「味噌玉」の材料として味噌大さじ1杯を使用しました。筆者にはちょうどよい濃さでしたが、薄味が好きな人は味噌やお湯の量を調整して、好みの味を見つけてください。
■いろいろな具材で試してみよう!
基本的な「味噌玉」の作り方を覚えたら、いろいろな具材でアレンジレシピを楽しみましょう。筆者の場合、パスタの具にしようと買ったちりめんがそのままになっていたので、「味噌玉」にまとめてみました。今回はあおさを加えましたが、これはなくても大丈夫です。
これを “基本の味噌玉” と同じ要領でお湯に溶かすと、香り、味ともに“海の幸”感あふれる仕上がりになります。ちりめんの食感が味噌汁のなかに生きているので、一杯でもお腹が満たされるのがうれしい! ごはんに合わせるおかずが少ないときや、忙しくてご飯の用意ができないときは、ちりめんのように“存在感”ある具材を「味噌玉」に混ぜてみては?
忙しいときでも、インスタント感覚で味噌汁を作れる「味噌玉」。自分だけのレシピを考えて、色とりどりの「味噌玉」を楽しむのもよいかもしれませんね。
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(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。
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