左から、
(1)KiU/エアライトアンブレラ
(2)マブワールド/hane
(3)アンベル/ペンタゴン79
(4)マッキントッシュ フィロソフィー/バーブレラ
(5)モンベル/トラベルアンブレラ
(6)小宮商店/超軽量カーボン骨折りたたみ傘
そして一番右側には、比較として一般的な折りたたみ傘を置いてみました。パッと見ただけで、どれも「小さくて細い!」のが分かりますね。長傘では、8本骨が一般的ですが、折りたたみ傘の場合は、軽量化を図るために6本骨のものも多く、なかにはさらなる軽量化の極みを目指し、5本骨のものもあります。では、ひとつずつ見ていきましょう。
(1)KiU/エアライトアンブレラ
男女兼用タイプの超軽量折りたたみ傘。雨傘ではありますが、アクリルコーティングが施されているため、紫外線防止効果も期待できます。ネイビーやブラックなどのカラーを基調にした、ピンストライプやギンガムチェック、ウィンドウペンなど男女ともに使いやすいデザインバリエーションが用意されています。
(2)マブワールド/hane
傘のサイズは親骨の長さによって決まります。当然ながら、サイズが大きいほうが雨に濡れにくく、長さの分だけ重量は増すことになるわけで。そのため、100g以下クラスの超軽量傘の親骨は50cmが一般的ですが、このhaneは、80gの軽さながら、親骨の長さは55cm。コンパクトさだけでなく大きさも求めたい人におすすめです。
(3)アンベル/ペンタゴン79
ペンタゴン79という名の通り、5本骨で79gの最軽量級。究極の軽さを追求した折りたたみ傘。パラシュートクロスを製造する手法を応用し、15デニールで織り上げた生地を使用しています。
(4)マッキントッシュ フィロソフィー/バーブレラ
マッキントッシュ フィロソフィーは英国の老舗ブランドの「マッキントッシュ」のセカンドラインとして誕生したブランド。収納カバーと傘本体に入ったロゴ、持ち手に刻まれたブランド名など、スタイリッシュな雰囲気が漂います。晴雨兼用であり、日傘としても活用できます。「日傘男子」にもおすすめ。また、重さ94g、親骨の長さ55㎝のタイプのもの(価格は8100円)も発売されています。
(5)モンベル/トラベルアンブレラ
極薄のバリスティックエアライトに高い耐摩耗性と撥水性能を持つポルカテックス加工を採用。アウトドアメーカーならではの堅牢性が魅力です。折りたたみ時の全長は一番長いですが、それでも86gの軽さを実現しています。
(6)小宮商店/超軽量カーボン骨折りたたみ傘
日本橋の老舗傘メーカー、小宮商店の折りたたみ傘。今回紹介したものの中では一番重く、大きなものですが、それでもアンダー100g! その分、作りもしっかりしています。
一般的に、軽量傘は軽くするために生地に織りこむ糸の本数を少なくしたり、テフロン加工をしなかったりすることも多いのだそう。しかし、それでは雨漏りがおこりやすくなり、傘の寿命が短くなってしまうため、糸の本数は減らさず、従来よりも細い糸を使用することで丈夫さと軽量性を両立。
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(取材・文/増岡真理<メディアム>)
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