まるでリアル“翻訳こんにゃく”!通信不要の翻訳デバイス「ili」を試してみた

■法人向けは外国語から日本語への翻訳もOK

これまでは日本人観光客がiliを海外旅行のときに使う、というシチュエーションで紹介しましたが、iliの一般向けは日本語から外国語に、法人向けの「ili for Guest」では外国語から日本語への翻訳にも対応しています。

ili for Guestとは、ログバーがホテルや交通機関、自治体など法人向けにiliを貸し出すサービスです。各施設は訪れた外国の人向けにiliのレンタルサービスを提供します。

今回も3つのシチュエーションでの会話を試しました。

▼道を尋ねる「明治神宮はどこですか?」

▼電車の時間が知りたい「新宿行きの次の電車は何時ですか?」

▼ごはんが食べたい「おすすめの日本食はなんですか?」

このサービスは月額3980円/ライセンスで、1ライセンスにつきiliが1台となっています。貸し出しは10ライセンスからなので、今後いろんな施設で使えるようになると便利になりますね。

 

■ili 2台で会話をしてみる

日本語から英語、英語から日本語のiliを使って会話を試してみました。

お互いにiliを使用すると、スムーズに言いたいことを伝えあえるのでとっても便利ですね。声もハッキリ聞こえるので、理解しやすいです。言葉が聞き取れないときや翻訳が伝わっていないときにも、何度かトライすることでさらに会話が弾むことでしょう。

言葉の壁を越えて、隣に座った異国の人と、気軽に会話を楽しめる日が来るのはそう遠くないかもしれません。言葉が通じないことが理由で海外旅行から遠ざかっていた人にも、海外旅行が好きな人にとっても強い味方になってくれそうな「ili」。気持ちを伝える新たなツールとして、今後の普及に期待しましょう。

>> ili

 


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(取材・文/中川美紗

なかがわみさ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。「旅」と「アート」が大好き。情報が目まぐるしくアップデートされるスマホやウェブサービスに立ち向かいながら、webメディアを中心に記事を執筆中。

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