■これぞ職人技! 手作りだからこそ長く使える
「大人ランドセル」は予約販売にのみ対応。ひとつひとつ職人が手作りしているため、実際に手に入るまで時間がかかりますが、だからこそ丈夫で長持ちする製品になっています。たとえば肩ベルトの付け根部分。手縫いで補強し毎日の通勤にも耐えられる仕様といえます。
また、通勤用に使いたい人にうれしい配慮も。リュックを背負って電車に乗るとき、周りの迷惑にならないようリュックを手に持ち替えることが多いですよね。「大人ランドセル」は、そうした状況を考慮し、ハンドルの強度を頑丈に設計。握りやすく、かつ本体をしっかり支えられるハンドルに仕上がっています。
■革製品だから雨の日が心配…
従来のランドセルにある魅力を、たっぷり詰め込んだ「大人ランドセル」。しかし、革製品とあって、雨の日の使用が心配な人もいるでしょう。通勤スタイルに合わせる場合は、特に気になるポイントです。
対策としては、あらかじめ防水スプレーをかけておくのがおすすめ。これにより、水染みはある程度防止できます。万が一水で汚れてしまったら、できるだけ早く拭き取りましょう。水染みや傷が付いてしまっても、味わいが増していくことが革製品の魅力でもあります。日々のお手入れを楽しみながら使いこんでみましょう。
革の選定、組み立てまでひとつひとつ人の手によって作り上げられる「大人ランドセル」。6月の再販受付はすでに終了し、現在8月中に予約受付が開始できるよう準備中だそうです。販売価格は10万円と決して安くはないですが、“ランドセル型”ならではの使いやすさとデザインが評判を呼び、受付を開始する度に数日で完売するとか。
今回の記事ではヌメ革の製品を使用しましたが、ほかにイタリア革の「大人ランドセル」もラインナップ。土屋鞄の店舗で実際の製品を見ることができるので、興味のある人は足を運んではいかがでしょう。
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(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。