陸上も水中も一足で!ハイブリットな水陸両用シューズ4選

右から、
①サロモン/クロスアンフィビアン
②アディダス/TERREX CC BOAT
③メレル/ウォータープロ マイポ
④フォセリモ/FO-106

ハイキングにも使えそうな安定感のあるものから、街でも履けるオシャレなデザイン、足元にアクセントを加えてくれる派手な配色のものまでズラリ。パッと見る限り、普通のスニーカーと変わらないビジュアルですが、どこに水に濡れても安心な高機能が隠されているのでしょうか。それぞれの特長をチェックしてみましょう。

① サロモン「クロスアンフィビアン」
14040円(税込)
カラー:2色

ウィンタースポーツを筆頭に、幅広くスポーツ用品を扱っているサロモン。最近はトレッキングやランニングなどのアウトドアシューズにも力を入れており、カヤックやサップをするのに最適な高機能を携えた水陸両用シューズも登場しています。

サロモンの水陸両用シューズは、ストレッチ性と排水性に優れたメッシュ素材を使用したスリッポンタイプ。素足でも使えるつくりなので、シュータンがなく履きやすいうえ、ソックスのようなフィット感があります。そうまさに、水に濡れてもすぐに乾く、少し厚めのソックスを履いているような感じです。

ブルー×ネオンイエローのコントラストが効いた配色も、足元のポイントになってアウトドアファッションを盛り上げてくれそうです。

▲アッパーは速乾性が高く、足の形に合わせて柔軟に伸縮し、フィットするメッシュ素材

▲アウトソールに小さな切れ込みを入れることでグリップ力を強化。これなら濡れた岩場でも滑らない

アディダス「TERREX CC BOAT」
8629円(税込)
カラー:3色

ブランドを象徴するスリーストライプスがお馴染みの、世界的に有名なスポーツ用品ブランド、アディダス。スリーストライプスももちろん健在のハイブリットシューズは、街の中から、海辺や川辺の水のあるところまで、カジュアルに使えるスポーティなデッキシューズです。

今回選んだ4足の中では、一番タウンファッション寄り。水陸両用シューズをアウトドアシーンだけでなく、普段使いとしても履きたい人におすすめです。

アッパーから取り入れた空気をアウトソールから排出し、シューズ内の換気を促す機能を搭載。シューズの中が蒸れやすいこの時季でも快適さを保ってくれる、夏にぴったりの1足です。

▲アッパーの通気口やメッシュ素材など、よく見ると細かいこだわりが満載

▲ソールには水抜き穴が。向こう側が透けて見えるほどの薄いナイロン生地なので軽さも叶えてくれます

 

メレル「ウォータープロ マイポ」
11880円(税込)
カラー:2色

機能性の高いアウトドアシューズブランドであるメレルらしい安定感のある水陸両用シューズ。今回取り上げた4足の中では一番しっかりしたつくり。フィット感が高く足全体を包み込むので、ウォーターアクティビティだけでなく、ハイキングにも使えそうです。アウトドアムードを盛り上げてくれるビジュアルなので、キャンプやフェスなどの着こなしに取り入れるのもオススメ。急な天候の変化も、速乾性と排水性に優れているこの足元だったら安心ですね。

履き口は、足あたりの良いネオプレーンを使用。かかとも衝撃を吸収し、着地時にカップ状に包み込むので、長時間歩いても疲れません。

▲アウトソールに無数の切れ目を入れることで、グリップ力がアップ

▲サイドからかかとへつながるテープで甲の高さを調整することが可能

 

フォセリモ「FO-106」
6264円(税込)
カラー:4色

FOREST=森、SEA=海、RIVER=川、MOUNTAIN=山の頭文字を組み合わせてネーミングされたフォセリモ。アウトドアテイストを盛り込んだ、デイリーに使えるタウンユースシューズをコンセプトに、ブランドモチーフであるカモフラ柄が施されたシューズが多く揃っています。

このマーブルカラーで編み込まれたカモフラ柄のウーブンスニーカーは、ピンクやオレンジなど華やかな色使いが特長。足元の差し色効果で着こなしの完成度をアップしてくれます。カーキやグレーなどのシックなカラーもあるので、落ち着いたムードに仕上げたい人はこちらのカラーを。

機能面も要チェック。片足約208gという軽さが、まるで何も履いていないかのような軽やかさを実現。伸縮性のあるゴム素材を使用しているので、フィット感のある履き心地も魅力です。

▲インソールもカモフラ柄! 排水性、撥水性、通気性に優れた素材を使い、素足で履いてもOK!

▲シュータン部分のプルストラップがプレーンなデザインのアクセントに。シューズの着脱もこのおかげで楽ちん!

水陸両用のハイブリットシューズ4足を見てきましたが、共通するのは速乾性や排水性の良さ、そしてアウトソールのグリップ力。どのシューズも水の中に入っても濡れても全く問題ないので、決め手は見た目か、他の機能がカギとなりそうですね。あと、意外と違うのが履き心地。履いてみると使用感がそれぞれ全く違うので、購入する際はぜひ何足か履き比べてみてくださいね!

 


[関連記事]
履けば驚く!コンバース「オールスター」100周年モデルって知ってる?

【革靴の基礎知識】動画で分かる便利な靴ひもの結び方

まるで革靴みたい!?これがレインシューズの新しいカタチです


(取材・文/坂田圭永)

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする