(3)残像感が少なくなったディスプレイ
新モデルでは、画面表示を書き換える速度(リフレッシュレート)が120Hzに上がりました。従来機では60Hzだったので、倍の速度で画面が切り替わります。
つまり、「シャーーー」っと、画面を高速スワイプしても、残像感が少なくなり、滑らかに表示されるということ。
ちなみにiPad Proでは、別売のApple Pencilを組み合わせると、綺麗に手書きのメモを取ったり、絵を描いたりすることができます。実は、リフレッシュレートが向上したことで、Apple Pencilの素早いレスポンスがディスプレイ上にも反映されるようになりました。
筆の動きが素早い人や、緻密で精細な絵を描く人などは、こちらの恩恵も受けられそうですね。
(4)カメラはiPhone 7と同等の画質へ
新モデルには、iPhone 7と同じ1200万画素カメラが搭載されました。F値は1.8で、光学式の手振れ補正にも対応します。つまり、より明るく、ブレの少ない撮影できるようになりました。なお、デジタルズームは5倍までサポートします。
「iPadを持ち歩いて、そのまま写真も撮りたい」という人もいるのではないでしょうか。さすがに12.9インチモデルを持ち上げて写真を撮るのは一苦労ですが、10.5インチなら許容範囲です。
(5)iOS 11の登場が待ち遠しい
WWDC 2017で発表された次期OSバージョン「iOS 11」では、iPad Proの機能が大幅にアップグレードされる予定です。例えば、下記のような機能が更新されます。
こうしたアップデートを経てこそ、iPad Proの真価が発揮されると言っても過言ではありません。
特に「ドラック&ドロップ」など、ファイル操作が強化されることで、よりPCライクな活用も期待できます。iPad Proがビジネスシーンで多用される日も近そうです。