[Gear Maniax #033] ハンドスピナーよりハマる!? リズムを取ってクルクル回そう

フィジェットデバイスってなに? という声が聞こえてきそうですが、Fidgetは日本語で言うところの「てまぜ」に近い言葉のようです。日本では仕事中や人の話を聞く時に「てまぜするな!」と怒られたりするものですが、アメリカでは積極的にイライラの解消や集中力の向上に役立てようという発想。古い方には受け入れがたいと思われますが、貧乏ゆすりも実は同様の効果があると近年では言われており、許容する考え方もあるようです。

このところ日本でも流行しているハンドスピナー

これも、Fidget DeviceまたはFidget Toolの一種ということになります。ハンドスピナーは一度回し始めると延々と勝手に回り続ける、というものですが、TECのOrbiterは手を止めるとすぐに止まってしまいます。自力でリズムをとるように回す必要があるものです。

円盤状の本体に磁石が搭載されていて、鉄球を引きつけて回転させる原理のようです。左右方向に強い磁力を放っていて、このように垂直面に止まります。縦方向、円盤の平面はさほどでもありません。本体の材質はチタン。こだわってきたなあという感じです。3層構造になっていて、上下がチタン、真ん中が磁石と思われます。

フラフープはできる人とできない人がくっきり分かれるそうですが、Orbiterも似ています。リズム感が悪いと長くは続かないかも。普通の人であれば大丈夫かと思います。

回していると、シュルシュルと金属の擦れ合う音がします。ハンドスピナー同様ですが、ハンドスピナーがコォォォォォォォォォ・・・と回るのに対し、リズム感を伴った音です。

若干難易度が上がるのがこちら。円周方向ではなく、平たい面に掘られた溝に沿って回します。普通に側面で回す感覚で回そうとすると、すぐに脱線します。より繊細な操作が必要。

最難関がこちら。コマのように回すもの。これは難しく、成功しませんでしたのでTECの動画から画像を借ります(笑)。本体の中心の凹みは、実はそれほど強く磁力が働きません。そのため、勢いよく回そうとすると分解して飛んで行ってしまうこともしばしば。これを回すにはかなり繊細な指さばきが必要…かもしれません。

こいつは、ほんと、いらない人には全くいらない代物になります。逆に、待ち時間や考え事の最中に指をトントンしたり、貧乏ゆすりをしてしまう人にはおすすめ。そういったクセに比べれば、はるかに周囲の印象が良いと思います。

ハンドスピナーにしろ、オービターにしろ、一定以上の工作精度がないと楽しめない代物。金属が好きな人には、オブジェとしても楽しめる…かな。(アカリセンター価格:6880円)

>> 連載[Gear Maniax]

 


[関連記事]
何か閃くかも!話題のハンドスピナーをクルクル回そう!

巨大「道工具イベント」で発見!DIYなどに役立つ注目アイテム

なんだこれ!?どこでも固定できる目玉カメラでオモシロ映像を撮ろう!


(文・写真/アカリセンター・HATTA)

通販サイト・アカリセンターで懐中電灯の専門販売員をしておりますHATTAと申します。世界中の懐中電灯やギア物をお客様に紹介しております。ブログも絶賛更新中!
>> アカリセンター

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする