SIMフリーのモバイルルーター、いったいどれが買い!?

■海外でも役立つ! NECプラットフォームズ「Aterm MR05LN」

SIMを2枚挿せるので、利用シーンに応じて使い分けられることがメリット。海外出張に行くことが多い人は、国内用と海外用のSIMの両方を挿しておけるのが便利。また、国内で仕事用とプライペート用の通信を分けたいにも役立つだろう。スマホ感覚で操作できる2.4インチのタッチディスプレイを搭載しているので、設定もラクだ。

▲タッチパネルを用いて、スマホ感覚で設定できる

▲2枚のnanoSIMを装着可能

▲国内の主要なMVNOのAPNリストがプリセットされている

▲LAN端子付きの専用クレードルは別売(2810円/税抜)

「Aterm MR05LN」

  • LTE対応バンド/Band 1/3/8/11/18/19/21
  • 対応SIM/nanoSIM×2
  • 連続通信時間/約14時間(Wi-Fi接続時)、最大30時間(Bluetooth接続時)
  • バッテリー容量/2500mAh
  • サイズ/約W63×D115×H11mm
  • 質量/約115g
  • 実売価格:1万9340円(税抜)

 

■大容量バッテリーを搭載! 富士ソフト「FS030W」

3060mAhの大容量バッテリーを搭載し、Wi-Fiテザリング時には最大20時間もの通信ができることが魅力。タッチパネルではないが、初期設定時に欠かせないAPN設定を簡単に行え、設定状況や通信状況を確認しやすいのも魅力。別売のクレードル(3790円/税抜)にセットすることで、自宅用のルーターとしても使える。

▲国内の主要なMVNOのAPNは自動で設定されるようだ

▲電池パックを取り外してmicroSIMを装着。装着方法もわかりやすく記されている

▲背面にLAN端子を備えたクレードルを購入すると、自宅でもフル活用できる

「FS030W」

  • LTE対応バンド/Band 1/3/8/11/18/19/21
  • 対応SIM/microSIM
  • 連続通信時間/約20時間(Wi-Fi接続時)、最大24時間(Bluetooth接続時)
  • バッテリー容量/3060mAh
  • サイズ/約W74.0×H74.0mm×D17.3mm
  • 質量/約128g
  • 実売価格:1万5780円(税抜)

 

■コスパが魅力! ファーウェイ「E5577」

コンパクトで携帯しやすいサイズ感ながら、3000mAhの大容量バッテリーを搭載し、さらにスマホへの給電機能も備える。日本国内ではNTTドコモ、ソフトバンク向けで、au回線での利用には向かない。ただし、海外での採用が多いBand 5/7にも対応し、海外出張が多い人も役立つだろう。ファーウェイは大手キャリアのモバイルルーターも手がけていることもあり、性能面での安心度も高く、1万円以内で買えるのは非常にコスパが高いと言えそうだ。

▲初期設定は、スマホ向けの専用アプリや、PCで専用サイトに接続して行う必要がある

▲SIMサイズは標準SIMなので、現在広く普及しているmicroSIMやnanoSIMを装着したい場合は、SIMサイズを変換するアダプターを用意する必要がある

「E5577」

  • LTE対応バンド/Band 1/3/5/7/8/19/20
  • 対応SIM/標準SIM
  • 連続通信時間/約12時間
  • バッテリー容量/3000mAh
  • サイズ/約W96.8×H58mm×D17.3mm
  • 質量/約112g
  • 実売価格:9750円(税抜)

 


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(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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