■消臭・除菌効果もアリ
ライオンが販売する「お洋服のスタイルガード」は、消臭・除菌・防臭効果のあるシワ取りスプレー。汗や防臭剤の臭いが気になる人におすすめです。
余談ですが、筆者は「シワ取りスプレーってシワに吹きかければいいんでしょう?」と思っていたのですが、製品情報ページを見ると、何やら“効果的な”シワの取り方があるそう。ここでは、シワ取りスプレーの基本的な使い方から紹介しますね。
まずは、シワを取りたい衣服をハンガーにかけ、20cmほど離れた位置から「お洋服のスタイルガード」を生地が少し湿る程度に吹きかけます。なおこのシャツは、洗濯後に乾かしてからしばらく経ったもの。洗濯時のシワに加え、たたみ方がまずかったために生じたシワが所々にあります。
次に、シワが付いている部分を、両手で縦・横・斜めに引っ張ります。結果待ちの段階ですが、このひと手間は確かに効果がありそうです。
あとは、ハンガーにかけたままスプレーが乾くまで待ちましょう。今回は、“朝の忙しい時間にスプレーした”という状況を想定し、30分ほど経った様子を紹介します。この段階だとシャツに湿り気が少し残っていました。しかし、左のスプレー前の写真と比べると、シワが随分落ち着いたことがわかります。
本音を言うと、もっと“パリッ”とシワが取れるかな、と思ったのですが……。しかし、短時間でシワを落ち着かせられると考えれば及第点でしょう。もし前日にシワに気付いて夜寝る前にスプレーしておけば、朝には乾いたシャツを着られます。スプレーの使い方や、シワの伸ばし方(そう言えば斜め方向に引っ張るのを忘れていました)に慣れれば、もっときれいにシワを落とせるようになるかもしれません。
ちなみに香りは「デオドラントクリーン」。時間が経つと匂いはほとんど残りませんが、スプレー中は若干香りが気になります。
筆者は、近所のドラッグストアで「お洋服のスタイルガード」を購入。販売価格は409円でした。
■冬にうれしい? 静電気も防止できるシワ取りスプレー
花王の「服のミスト」は、静電気の防止効果があるシワ取りスプレーです。衣類から10~20cm離れた場所からスプレーを吹きかけましょう。少し湿る程度になったら、生地を伸ばしてください。ちなみに、今回スプレーしたのは、部屋の隅に丸めて放っておいた麻のシャツです。
30分程経過した様子がコチラ。だいぶシワが落ち着いていることがわかります。こちらも“完璧”とまではいきませんが、目立つシワは落とせました。
匂いがきつくなく、乾くのも若干早かったので、朝イチで着たい衣服のシワを落とすのによいでしょう。販売価格は354円でした。
>> 花王「服のミスト」
■ホテル仕様の消臭パワー! イヤ~な匂いも秒速封印!
シワが付くような服って“臭う”ことが多いと思いませんか? 洗濯後、乾かしてそのまま、あるいは雨のなかダッシュして、汗と雨の相乗効果で異次元の臭いに到達したシャツ。「匂いだけでも落とせればな」と思うこともあります。
ここでは番外編として、シワではなく臭いを落とすことに特化した製品、白元アースの「ノンスメル清水香」をご紹介します。業務用消臭剤から生まれた消臭スプレーです。
濡れてそのまま丸めいておいたハンカチに「ノンスメル清水香」を吹きかけました。使っている最中に、ハンカチから水滴が垂れてしまったのには少し驚きましたが、スプレー後にハンカチの臭いを嗅いでみると、生乾き特有のモワモワした臭いは全くありませんでした。
香りは「ハーバルフレッシュ」を使用。消臭剤独特の香りが苦手な筆者でも、この香りには全く嫌悪感を抱きませんでした。ただ、スプレー直後の香りは強いので、気になる人は無香タイプを試してもいいかもしれません。耐え難い臭いのお助けグッズとして、オフィスや家に常備しておくといいかも。販売価格は429円。
季節を問わず、私達を悩ます衣類のシワや臭い。それらに悩まないためには、普段から乾かした服をきちんとたたんだり、生乾きのまま放置しないことが重要です。しかし、日々の生活のなかでは、そんな“当たり前”ができないときもあります。今回紹介したシワ取りや消臭スプレーは、日常の小さな失敗をリカバーするために、使ってみませんか?
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(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。
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