自宅で手軽に!専用メーカーで作る本格アイスコーヒーが絶品です

■飲み比べで味と香りを比較

アイスコーヒーメーカーで作ったコーヒー以外に用意したのは、水出しのアイスコーヒーとホットコーヒーを作って冷やしたもの。この3種類で飲み比べます。

左はアイスコーヒーメーカーで作ったもの、真ん中は粉コーヒーを水出ししたもの、右側はホットコーヒーを冷やしたものです。アイスコーヒーメーカーのものと水出しのものには同じコーヒー粉を使用、ホットコーヒーを冷やしたものは、ホットコーヒー用の粉を使っています。飲み比べた感想は以下の通り。ちなみに、同席していた男性編集者もほとんど同じ意見でした。

●ホットコーヒーを冷やしたもの
グラスに入れた氷にホットコーヒーを注いで作ったアイスコーヒーです。

<味の感想>
コーヒーの魅力である香りが飛んでしまい、旨みも減少した印象。ちょっと味も薄いように感じます。

<デメリット>
濁りが生じて、透明感がなくなってしまいました。氷があっという間に溶けてしまったので、初めから濃い目に抽出するなど、自分で調整する必要もあります。

●粉コーヒーを水出ししたもの
お茶パックなどの不織布に入れた粉コーヒーを、水に浸けて抽出したアイスコーヒーです。

<味の感想>
色味はアイスコーヒーメーカーで淹れたものと差はありません。スッキリした味わいでゴクゴク飲めます。良く言えば雑味がない、悪く言えば深みがない、といったところでしょうか。コーヒー本来のコクや深みのある味が好きな人には、少し物足りないかもしれません。

<デメリット>
水に浸けてから3~4時間以上待たないといけないので、すぐにアイスコーヒーが飲みたい方には不向きです。

サーモスアイスコーヒーメーカーで作ったものは、ひんやりとした口当たりの中に、コーヒー豆の香ばしさと深いコクをしっかりと感じます。冷やしたホットコーヒーや水出しと比べると、美味さは別格です。

さらに、サーモス アイスコーヒーカーには、もうひとつ嬉しいポイントが。サーバーが“二重構造”になっているため、長時間の保冷ができるのです! 水筒が主力のメーカーだけあり、その保冷効果は抜群。コーヒー完成から3時間ほどで完全に氷が溶けましたが、まだ冷たいままでした。時間を置いて飲む時にもピッタリです。

■水を入れすぎるとコーヒーが溢れてしまうことも

アイスコーヒーメーカー使用時に注意したいのが、「水を5の目盛りよりも多く入れないこと」です。欲張って多く入れると、サーバーから出来上がったコーヒーがこぼれてしまう可能性が……。サーバーのフタの上や本体がコーヒーで汚れてしまいます。

本体の後ろ側には小さな穴があるので、もし水を入れすぎてしまったらスタートする前に水を捨てましょう。

本体は2キロほどなので重たくはありませんが「本体を持ち上げて、流しまで移動して、水を捨てる」という作業は少し面倒くさいかも…。

ちなみにお手入れの仕方は部品ごとに異なります。本体部分の外側は布できれいに拭き取ればOK。ドリッパーとサーバーのフタと内側は洗剤を使ってスポンジで洗うことができます。

少し手が掛かるのが本体“内部”のお手入れ。メーカー推奨のお手入れは、クエン酸入りの水を使う方法です。先ほどアイスコーヒーを淹れた際の要領でコーヒー粉を入れない状態でドリップし、終わったらサーバー内のクエン酸入りの水を捨てます。本体の熱が取れたら次は水だけでドリップし、クエン酸のにおいを取ります。面倒ですが、本体内部は湯垢が付着することがあるので、定期的にお手入れしたいところです。

手軽さの面では水出しやインスタントが優位ですが、ワンランク上のコーヒーを楽しみたいなら、こういった専用のメーカーを使うのが、やっぱりおすすめ。価格は購入先によって異なりますが、概ね7000円前後とお手頃です。毎日のコーヒーが至福の1杯になること間違いなしですよ!

>> サーモス

 


【関連記事】
コーヒーのプロに聞くおいしいアイスコーヒーの淹れ方

フラペチーノの新作はライムとヨーグルトで爽やか&クリーミー!

暑い日にぴったり!ほんのり甘い炭酸コーヒーで爽快になろう


 

(取材・文/浅野 智恵美)


あさのちえみ/ライター

ウェブ制作会社にて、ディレクター及びライターを経験後、フリーランスに。コンテンツ企画を得意としています。趣味はフェス・ライブ参戦とヘアカラー。知らない道を歩くのが大好きです。

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする

関連するキーワード