■考案したのは料理研究家の内田真美さん
このレシピ、もともとは2007年に発売された、料理研究家・内田真美さんの「洋風料理 私のルール」という本に掲載されています。
今回紹介する「桃とモッツアレラのサラダ」はもちろん、おしゃれなのに簡単な料理のレシピが多数紹介されているんです。細かい手順などはあまり書かれていないので、どちらかといえば料理を作り慣れている人向けのレシピブックといえるでしょう。
■素材選びで味のランクも変わる
本に出ているレシピをもとに、今回は進めて行こうと思います。2人分を作るのに用意する材料はこちらです。
- 桃 1個
- モッツァレラチーズ 1個
- オリーブオイル 大さじ1
- レモンの皮 適量
- 白ワインビネガー 適量
- 塩、コショウ 各適量
今回はいずれも一般的なスーパーで手に入るもので作りましたが、モッツァレラチーズは水牛のミルクで作られた本格的なものを使うとベスト。これはいいものを使えば使うほどおいしくなります。
また、オリーブオイルや白ワインビネガーも高品質なものを使うことで、味わいはさらに良くなります。シンプルな料理だからこそ、材料へのこだわりを見せることが重要なのです。
■お皿に盛り付けて調味料をかけるだけ
まずはそれぞれの材料を食べやすい大きさにカットします。桃は切ると変色しやすいので、まずはモッツァレラチーズから取り掛かります。
目安は写真のようなひと口大。包丁で切るのではなく、手でちぎるのがポイントです。
桃はひと口大に包丁でカットしましょう。今回はかなり熟した桃を使ったのでこのような切り方になりましたが、硬めの桃であれば少し薄切りにすることで見栄えがよくなります。
ここからは簡単。お皿に桃とチーズを盛り付けたら、上からオリーブオイルを回しかけます。あくまでも風味付けなので、全体に軽くかけるだけで構いません。
続いてレモンの皮を上からふりかけ、その上から白ワインビネガーを回しかけます。白ワインビネガーは「少し多いかも?」と思うぐらいかけても、さっぱりしているので問題ありません。最後に塩、こしょうを全体にふりかければ完成です。
■白ワインにもぴったりな大人のサラダ
桃の甘みとチーズの塩気はやっぱり相性抜群! オリーブオイルと白ワインビネガーが加わることで、デザートではなく“食事”らしい味わいに変化しています。
あと、以前作ったときには、レモンの皮を用意するのが面倒くさくて、レモン液で香り付けをしていたのですが、これはNG! 必ずレモンを用意してください。
今回きちんとレシピどおりに作ってわかりましたが、レモン液ではどうしても味がぼやけます。きちんと皮を使うことで少しビターな風味が感じられ、サラダ全体の味のバランスを整えてくれています。
初めて食べる人には「こんな組み合わせは初めて!」と驚かれますし、何といっても涼し気な見栄えはこの季節にぴったり。爽やかな味付けは、しっかり冷やした軽めの白ワインとの相性も抜群です。今年の夏も最高の「桃とモッツアレラのサラダ」を楽しんでみてください。
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(料理・写真・文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。
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