■いよいよ食べてみよう!
食事を終えたら、いよいよお箸を食べてみましょう。ホームページの説明によると、一口大の大きさに折ってから食べるのがよいそう。ちなみに筆者はまるごと1本食べる方法も試しましたが、それはそれでワイルドさを楽しめました。けれど、せっかく畳の風味を味わうのですから、少しずつ食べることをおすすめします。
さて、お箸にかぶりついた感想は……?
思ったより固くない! ある程度の固さは予想していましたが難なく噛み砕けました。そして、ほんのりとした甘みがあります。
はじめて食用いぐさを口にしたのですが、まさか甘いとは思いませんでした。これなら、おやつのようにバリバリいけちゃいます。お箸に残ったご飯やおかずの風味とも程よくブレンドされ、食べた箇所によって味が違うのも趣深かったです。個人的には、八ツ橋に近い食感だと思いました。
そしてうれしい特徴がもうひとつ。それは、「結構お腹にたまる」ということ。それもそのはずで、「食べられるお箸 畳味」にはレタス60倍の食物繊維が含まれています。だから、ご飯だけで満腹になれなくても、「食べられるお箸 畳味」が満腹感をアシストしてくれるのです。いつものお弁当に、ついお菓子やデザートを足してしまう人は、それを食べられるお箸に替えることで食べ過ぎを防止できるかもしれませんね。
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畳の意外な顔がわかった今回の製品。いぐさに食用があるのを知ったのもはじめてなら、それが思いのほか甘くて食べやすいものと知ったのもはじめてです。熊本の特産品であるいぐさの歴史や、畳の良さを思い返すのにもぴったりかもしれません。販売価格は、5膳セットで税別1903(いぐさ)円です。
>> 「食べられるお箸 畳味」
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(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。