フランス車と聞いて思い浮かべるのは、どんなイメージでしょうか?
牧歌的でのんびり走るコンパクトカー、実用性に優れるバンのようなクルマなどなど、どちらかといえば、温和で朗らかなクルマを想像する方が多いかもしれません。
しかし“ホットハッチ”と呼ばれる、小粒ながらピリリと辛口のクルマも、古くから多くのファンを魅了してきたフランス車の得意ジャンル。そうそう1980年代には、プジョー「205GTi」やルノー「サンクGTターボ」なんていう傑作モデルがあったことをご記憶の方も多いのでは?
ルノー「ルーテシアR.S.(ルノー・スポール)」は、そんなフランス製ホットハッチの伝統を受け継ぐモデル。0.9リッターから1.5リッタークラスのコンパクトカーである「ルーテシア」(本国名「クリオ」)に、高性能なエンジンや足まわりを与えたスペシャルモデルとして、熱心なファンから高く支持されています。
そのルーテシアR.S.が、先頃マイナーチェンジを実施。今回、ワインディングを中心にテストドライブすることができましたので、最新モデルのラインナップとその印象をレポートしたいと思います。
【次ページ】F1などのモータースポーツを手掛けるルノー・スポール▶
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