■時刻や天気、予定も表示できる
「InkCase i7」で、もう1つ良かったのは、写真を表示できること。こちらはPCは不要でサクッと変えられるので簡単です。
まずはアプリ「InCase」で「写真」を選択します。iPhone内のカメラロールが表示されるので、ケースに表示させたい写真を選びます。選択したら、ケースのディスプレイに合わせてトリミングします。あとは「保存」して「InCaseに送信」します。
「InkCase i7」ケース側で操作すれば、簡単に画像を変更できます。表示された画像は、よくよく見ればガビガビと解像度の粗さが分かってしまいますが、ケースの柄として表示させるのには十分です。
外観は真っ黒で無味乾燥なケースですが、写真を表示させると途端にオリジナリティが感じられるようになります。操作も簡単なので、気分に応じて図柄を変えるのもいいでしょう。
■操作性への完成度は今後に期待
電子書籍として使える点と、ディスプレイに写真を表示させてオリジナリティのあるケースにできる点とに注目して使ってみました。その他にも、時刻や天気、カレンダーやリマインダーを表示させれば、もっと実用的に使うこともできます。
ただし、様々な機能を使うことを想定すると、ケースの操作性をもっともっと高めて欲しいというのが正直なところ。iPhoneのサクサク操作に慣れているユーザーとしては、もう少し反応が早ければ……、という印象でした。
元々がクラウドファンディングで脚光を浴びた製品なので、その当たりの不満を解消する今後のアップデートにも期待したいところです。
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(取材・文/河原塚英信)