世界のアートを旅するアプリ「Google Arts & Culture」がスゴい!

■Google Arts & Cultureとは?

Google Arts & Cultureは、世界中の芸術作品を検索・閲覧ができるGoogleのアプリです。

キーワード検索のほかにも、作品に使われる素材や技法、歴史上の出来事などからも作品を検索できるので、自分の興味がある入り口から探せる楽しさがあります。

ストリートビューを使って美術館や博物館だけでなく、ストーンヘンジなどの自然の中にある作品を立体的に見られるのもGoogleのアプリならではの魅力です。

 

■さまざまな検索方法に対応

Googleといえば検索。筆者も何か知りたいことがあればすぐにググっています。そんな検索の強みを生かした検索機能がこのアプリの楽しさのひとつです。

 

(1) キーワード検索

まずは基本的な「キーワード検索」を使って「ゴッホ」を検索してみました。

右上にある虫メガネアイコンをタップして「ゴッホ」と入力すると、ゴッホの作品一覧が表示されます。作品だけでなくアーティストについての説明もあるので、人物像を知りながら閲覧できて一石二鳥です。

 

(2) 素材や技法で検索

アート作品を美術館で見るにしても、特定の素材や技法に限定して作品を観ることは難しいでしょう。しかしこのアプリではインク、布、金属、油絵など素材や技法で絞って検索できます。

アート自体に興味がなくても、好きな素材からお気に入りの作品を見つけるきっかけになりそうです。

 

(3) 色で検索

そして最後の検索方法はなんと「色」。無数にある作品を色で分けて検索しようとは驚きです。

色別に見たら「この国のこの年代はこの色が多く使われている!」なんて発見もありそうです。

 

■作品の隅々までズームできる

美術館で作品を間近で見たいと思っても、近づける距離が決まっていたり、ガラスケースに入っていたりして、詳細をじっくり見ることがなかなかできません。しかし、アプリを使えば、作品を最大100%ズームができ、細部を隅々まで見られるんです。

普段なら絶対に見ることができない、年月を経た作品のしわや油絵具のひとつひとつの筆の動きが観察できます。

モネの作品「ジヴェルニーの積みわら、夕日」をズームしてみました。まずはズーム50%。油絵の筆致が見て取れます。

次にズーム100%。絵に刻まれたひとつひとつのしわを見るなんて、アプリでなければできません。また、人が多く描写されている絵なら、ひとりひとりの表情を詳しく見ることもできます。

 

【次ページ】「Google Cardboard」で360度アートを体感できる

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