PLCE対応のものはサイドに大型のジッパーが付いていますが、30リッターにはありません。リュックの厚みを調整するためのテンションストラップとモールが多数装備されています。PLCEほどの大容量の増設はできませんが、単純にサイドにポーチ等の装備品を増やしたいのであれば、ここに装着可能です。
サイドの底部にあるポケットは深く、ストックや水筒はもちろん、円筒形であればサバイバルストーブなども入りそうな収納スペースを持ちます。
ヒップベルトのパッドは薄め。30リッターなのでこんなものかと。腰ベルトは例によって普通のザックに比べると、とても長めに確保されています。各種装備品を装着した状態で背負うことを想定されているからだそう。ただ、余ったベルトは折りたたんでスッキリと留めることができるので、さほど気にはなりません。
ヒップベルトの外側にもポーチは装着可能。ここにポーチを付けると何かと便利です。ザックを背負ったまま頻繁に出し入れしたいものや、行動食などを入れたものを付けると良いでしょう。
メッシュ加工された背中部。縦に通気構造を持ち、長時間の使用でも汗を効率的に逃がします。ショルダーハーネスにもモールが付いているので、必要に応じてポーチやハイドレーションホースを這わすこともできます。
ザックの開口部は上蓋を開けて巾着状の入り口を広げて使用します。巾着部分も防水加工された生地で作られています。ジッパーでの開閉ではないので素早い展開はできませんが、シンプルにして確実な開口部です。
ザック内側にはハイドレーションシステム用のポケットがあり、ハイドレーションホースをショルダーストラップに引くことができる穴が開いています(ハイドレーションは付属しません)。
また、背中部にはクッションのほかにウレタンフォームが入っています。このウレタンフォームはクッションの役割を担うほか、ザックが空の状態でも立て易く、荷物の出し入れを簡便にするためのアイテムです。
シリーズ最小のバックパックは日常使いに使えるサイズが魅力です。実際にスケールを引っ張ってみると分かると思いますが、縦55×横30×マチ20cmとさほど大きくはありません。使い方次第ですが、日常使用はもちろん、日帰り、一泊二日程度のトレッキングにも適しています。
三面に設けられたモールを駆使し、オリジナルのバックパックに仕上げていく楽しみがあります。生地の丈夫さ、防水性、そして四種類のカラーバリエーションを持つプレデター30は非常に汎用性のあるお買い得なザックです。
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(文・写真/アカリセンター・HATTA)
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