■Bee Eco Wrapって何?
「Bee Eco Wrap」は、オーストラリアのデヴァイン家が一枚一枚手作りする、エコでおしゃれなフードラップです。GOTSオーガニック認証を受けたコットン生地に、ミツロウとコールドプレス製法のホホバ油、木の樹脂をブレンドした液を染み込ませ製造されています。
使うときは、普段ラップを使う場合と同じように、皿を覆ったりパンや野菜をくるめばOK。材料に含まれるミツロウの効果で、さまざまな形にフィットします。
プラスチック製のラップには無機質なイメージがあり、それで保存する食べ物はどうしても"残り物"のイメージがありますよね。しかし、おしゃれな柄、デザインの「Bee Eco Wrap」で包めば、食べるときのテンションも上がるのでは。
なお、使い始めはミツロウとホホバ油のペタペタした感触が気になるかもしれませんが、何度か洗う内に落ち着いてきます。
■形状に合わせて使える
「Bee Eco Wrap」はさまざまな形状にもフィットさせられます。やさしく包みこむように使うと、手の温かみでミツロウが柔らかくなり、野菜や果物、サンドイッチやおにぎりのような柔らかい食材も保存できます。
柔らかいものを保存するときは、少しきっちりめに包むと、形状が崩れにくくて良さそうです。冷蔵庫に保存するとミツロウの効果で固くなり、形状のキープに役立ちます。
■小さいケースとしてもGOOD!
折り紙のように折りたたみ、ナッツやドライフルーツのように細かいものを一時的に保存するときも役立ちます。「Bee Eco Wrap」を折っていくと、接地面がペタッペタッとくっつくので、簡易的なケースができあがります。
食べるときは、「Bee Eco Wrap」をいわゆる“パーティー開け”にすれば、器に移し替えずに使えます。これは、ほかの食材を包んでいるときも同じ。器をわざわざ出す必要がないので、洗い物が減りますよ。
■生肉NG お手入れは少量の食器用洗剤で
食材の保存が楽しくなってしまいそうな「Bee Eco Wrap」。しかし、脂っぽい物や生肉、魚への直接使用はおすすすめできません。これは、熱湯洗浄ができないという「Bee Eco Wrap」の特性があるから。レモンやライム、パイナップルなど、酸性の強い食材も、酸がミツロウを溶かしてしまうためにNGです。
お手入れのときは、環境にやさしい洗剤を少量使って水洗いしましょう。食洗機では洗えませんが、丁寧に手入れすることで次第に愛着が湧いてくるはず。ほかにも、直射日光や熱に当てない、電子レンジで使用しない、といった注意が必要です。
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サイズはS/M/L/XLの4サイズがあり、それぞれ864円、1296円、2160円、2700円で販売されています。少し高めですが、エコ活動の第一歩としては使いやすいグッズです。ほかに、ヘンプタイプやセット販売されているものもあります。毎日使う食材を、天然素材でやさしく包んでみてはいかがでしょう。
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(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。
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