■コーヒーグラインダーはじわじわ人気のアイテム
デロンギの中でも全自動コーヒーマシンに比べると、コーヒーグラインダーの出荷状況の伸び率は、昨年に比べてゆるやかな伸び率。とはいえ、インターネットでの検索件数は過去5年間で約60%アップしており、その数字からもじわじわとブームになりつつあるとのこと。
これまでも、デロンギは1万5000円以下の価格帯の各種コーヒーグラインダーを発売していましたが、今回はより高価格帯の製品がラインナップに加わりました。
新モデルでは「コーン式」を採用しており、低速回転で豆に熱が入りにくくなり、香りの高いコーヒーが楽しめます。さらに、刃の形が円錐状になっており、挽いた豆の均一性が担保されるんです。
■極細挽きから粗挽きまでに全対応
「KG521J-M」最大の特徴は、極細挽きから粗挽きまでのワイドレンジに対応している点。粒度は18段階の中から好みの挽き具合を設定できます。ただし、18段階という数字ではなく、ワイドレンジ対応というのが重要なんです。
コーヒーには抽出方法によって適した挽き方や粒度があります。同社ではこれまでもカッター式、うす式、コーン式のモデルを発売していましたが、1台ですべてをこなすものは今回が初となっています。
さらに、新モデルでは、従来品よりも豆の均一性が高められています。粒の大きさにばらつきがあると、それが雑味につながるため、できるだけ均一性の高い豆が挽けることが重要です。
実際に均一性の低いコーヒーと、新モデルで挽いた豆のコーヒーを飲み比べてみたのですが、味の違いは歴然! 普段あまりコーヒーを飲まない筆者でも、前者はマズいと感じるレベルです。同じ豆でもここまで違いが出てしまうので、やはりグラインダー選びは非常に重要なんですね。