【AMG GLC43 クーペ試乗】これぞ賢者の選択!?王者ベンツのスペシャルなクーペSUV

北米市場に端を発したSUVが、百花繚乱“我が世の春”を謳歌しています。ビッグサイズからコンパクトモデルまで。高級路線から比較的、手の届きやすい価格帯まで。そして、3列シートのピープルキャリアーからスタイリッシュなクーペまで…。

そんな中、「人とは違うSUVに乗りたいけれど、あまり冒険するのも…」と考える貴方にオススメの1台がメルセデス・ベンツ「GLCクーペ」。同社の量販セダンたる「Cクラス」を堅実にSUV化した「GLC」…に、流麗なルーフラインを与えたスペシャルボディのSUVです。

日本でのGLCクーペのラインナップは、ベースとなるGLCに準じたもの。2リッターターボ(184馬力/30.6kg-m)、2.2リッターディーゼルターボ(170馬力/40.8kg-m)、2リッターターボにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド、そして、強心臓のAMGバージョンがカタログに載ります。

今回紹介するのは、最もスポーティなAMGバージョン、メルセデスAMG「GLC43 4マチック クーペ」。AMGの文法に則って、前後左右に空力パーツ“AMGスタイリングパッケージ”が装着されます。いわゆる“AMGルック”たるノーマルモデルのスポーツグレードとは異なり、フロントグリル、フロントスポイラー、ドアミラー、ウインドウモールなどがブラックアウトされます(“ナイトパッケージ”)。スタイリングがググッと引き締められますね!

SUV全盛というトレンドの波に乗りつつ、他人とは差別化でき、しかも実用面でも妥協しない。これぞ賢者の選択!? さすがはスリーポインテッドスターのクーペ、です。

【次ページ】やる気モード全開の“AMGエグゾーストシステム”

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