■目がチカチカしないラインマーカー
多くのライフハック系ブログやSNSで取り上げられ、すでに愛用している人もいるかもしれませんが、改めてゼブラの「マイルドライナー」について紹介します。
現在、「マイルドライナー」は「ほんのり蛍光色」5色(写真左)と「渋マイルド色」5色(写真中央)、「和みマイルド色」5色(写真右)の15色で展開されています。
ペン先の太さは、両端に太芯(4mm)と細芯(1.0~1.4mm)がついていて、インクは中綿式の水性顔料。
「ほんのり蛍光色」は。蛍光ペンでお馴染みな色の“マイルドバージョン”になっています。スケジュール管理や書類チェックの際に、クライアントや案件ごと、重要度などによって蛍光ペンの色を使い分けたりする方法をとっている人もいるかもしれませんが、すでに既存の蛍光ペンでこうした色分けを行っている場合に便利。蛍光ピンクをマイルドピンクに、蛍光オレンジをマイルドオレンジに…と置き換えて使うようにすれば、違和感なくそのまま移行できます。
「渋マイルド色」は、マイルドグリーン、マイルドダークブルー、マイルドグレー、マイルドバイオレット、マイルドレッドの5色で、ビジネス用途にも使いやすそうな落ち着いた寒色系が多くすっきりした色合いです。
ユーザーのリクエストで追加されたという「和みマイルド色」は、マイルドスモークブルー、マイルドマゼンタ、マイルドゴールド、マイルドバーミリオン、マイルドブラウンで、「渋マイルド」に比べ、暖色系が多いのが特徴。こちらも目がチカチカしない落ち着いた色味がそろっています。
■「マイルドライナー」の使い方を考える
実際に、「マイルドライナー」はどんな用途で活用できるか、利用シーンをいくつか想定して使ってみました。
①普通にマーカーとして使う
ごくごく普通に、ラインマーカーとして使ってみます。気になるところや覚えておきたいところに「マイルドライナー」で線を引くだけ。写真では分かりにくいかもしれませんが、肉眼で見比べると確かに目にやさしくチカチカしません。
②スケジュール帳で使う
スケジュール帳の予定をカテゴリごとに色分けするときも「マイルドライナー」は便利です。今回、使ったスケジュール帳は土日に色がつけられていないタイプだったので、まずは土日の日付を〇で囲ってみました。土曜日の日付にはマイルドダークブルー、日曜日はマイルドレッドで色付け。打ち合わせの席でスケジュール帳を開くときも、「マイルドライナー」なら休日を激しく心待ちにしている本心をそっと包み込んでくれます。
各日の予定を黒ボールペンで書き込んだらカテゴリごとに色分けします。忘れてはいけない仕事の予定は朱色ベースのマイルドバーミリオンで、子どもの習いごと送迎や参観日はマイルドグリーンで、家族の記念日や旅行はマイルドゴールドで色付けしました。また、左端のフリースペースには、マイルドグレーでチェックボックスを作り、その月にやっておきたいことをリストアップ。作業が完了したらチェックボックスに「レ」を付けるようにしました。
ここで注意したいのは、だんだん色付けが楽しくなってきても夢中になりすぎないこと。「マイルドライナー」の魅力にどっぷり浸かった筆者は、家族の記念日や旅行の予定に心が高揚し、ひと際目を引くゴールドで表してしまったことで、結果的にクライアントとの打ち合わせでは開けない仕上がりに……。
③To Doリストの消し込みで使う
ビジネスシーンで登場回数が多そうな「To Doリストの消し込み」には、マイルドグレーが大活躍します。横線で消すと下の文字が見えにくくなってしまいますが、これならそんな心配はなし。何の作業が終わったのかが一目で分かりやすくなります。「ほぼ終わったもの」はマイルドグレー、「完全に終わったもの」はさらに横線を入れるなどとしてもよさそうです。
④グラフィックレコーディングで使う
ゼブラのサイトを見ると、イラスト描きにも便利だと紹介されていますが、絵心のない人にはなかなか高いハードルです。でも、アーティスティックに使いこなせなくても、議論や対話をリアルタイムで絵にしていくグラフィックレコーディング(グラレコ)だったら少しハードルが下がるような気がしませんか? というわけで、グラレコ×「マイルドライナー」を試してみました。
今回はA4サイズの紙に描いてみました。「マイルドライナー」の色がはしゃぎすぎずきちんと主張してくれて絶妙なアクセントになりました。「マイルドライナー」の太芯が4mmということを考えると、壁一面に貼った大判の紙で描くグラレコよりも、会議室などでテーブルを囲んで行うブレストなど小規模な場でのグラレコで活躍しそうです。