■作業完了の連絡が!ワクワクしながら受け取りに向かう
後日、カスタムされたスニーカーを受け取りに店舗に伺いました。
谷澤「お待たせいたしました。かっこ良く仕上がっていますよ!」
仕上がりを見て驚きました! 後から付けたとは思えない、自然な仕上がりです。横から見たとき、ブーツのようなゴツゴツしたソールがチラッと見えるのがたまらなくカッコイイ。
谷澤「せっかくソールが丈夫でも、上の部分がボロボロで汚れていてはもったいないので、履いた後は必ずスニーカー表面をブラッシング、防水スプレーを吹きかけてください。これだけでも、大分汚れが付きづらくなりますよ」
店内はシューケア製品も取り扱っており、靴のお手入れのアドバイスをしてくれる
谷澤「当店ではソール交換や修理だけでなく、大きすぎる靴のサイズ調整や、厚底のサンダルソールを低く加工する現代風リメイクなどもおこなっており、個人のお悩みに細かく対応しています。お持ちの靴でお困りごとがございましたら、まずはご相談ください!」
■最強のスリッポンが誕生した
さっそく街に出て、カスタムしたスリッポンを履いてみました。ゴツめのソールを装着したため重くなり少し歩きづらくなるかと思いましたが、スニーカーにソールがガチッとフィットしているため、そんなに重さは気になりませんでした。
しばらく歩いてみて気が付いたのが、グリップ力が高まったことで感じる、歩き心地の良さ。スリッポンはスケーターにも愛されているスニーカーなので、決してグリップ力が弱いわけではないのですが、雨の日の坂道では滑りやすくなることも。しかしこのビブラムソールにしたスリッポンは次元が違います。
雨の日でも、しっかり地面にソールが密着して、滑らず歩くことができました。また「自分は今、ビブラムソールを装着した、最強のスリッポンを履いているんだ」というような、所有する喜びを感じることもできます。
ソール以外は普通のスニーカーなので、実際に登山で使用するのは厳しいとは思いますが、街歩きスニーカーとしては最強のグリップ力を誇ると思います(ややオーバースペック?)。
今回掛かった工賃はソール込みで1万800円(税込み)。スリッポンが2足買えてしまいそうな値段ですが、「この世に1足しかないオリジナルスニーカー」を作ったという満足感からか、そんなに高いようには感じませんでした。こだわりのカスタマイズスニーカーは、愛着満点。自分だけのオリジナルカスタムをいろいろ試してみてはいかがでしょうか?
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(取材・文/一戸隆平「メディアム」)